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【クリスマスソング】ピアノで弾けるクリスマスソング。おすすめ楽譜とともに一挙紹介!

【クリスマスソング】ピアノで弾けるクリスマスソング。おすすめ楽譜とともに一挙紹介!
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「今年ももうそんな時期かぁ……」毎年クリスマス、そして年末の訪れを知らせてくれるクリスマスソング。

耳にするだけで心が癒やされていく珠玉の名曲たちを、今年はピアノで楽しんでみませんか?

本記事では、クリスマスの王道ソングや人気曲を幅広いジャンルから厳選!

オススメのピアノ楽譜と演奏動画とともに、たっぷりご紹介します。

楽譜はすべてサイトで購入やダウンロードできる動画を紹介していますので、今すぐ練習を始められますよ。

お気に入りの1曲を見つけて、ぜひ挑戦してみてくださいね!

【クリスマスソング】ピアノで弾けるクリスマスソング。おすすめ楽譜とともに一挙紹介!(1〜10)

Christmas Time Is HereNEW!Vince Guaraldi

Christmas Time Is Here – kno Piano Music – Sheet music transcription
Christmas Time Is HereNEW!Vince Guaraldi

降り積もる雪景色と穏やかな祝祭の空気を、3拍子のワルツに乗せて描いた楽曲です。

1965年12月のテレビ・スペシャル『A Charlie Brown Christmas』のために書かれたこの作品は、児童合唱の透明なハーモニーとジャズの語法が織り成す独特の世界観で多くの人々を魅了してきました。

歌詞は子どもの視点でクリスマスの静けさや希望を綴り、過度な技巧を避けた素朴な言葉選びが聴く者の心に寄り添います。

ピアノの柔らかいアルペジオと余白を活かした響きが、冬の冷たさとぬくもりを同時に感じさせてくれるでしょう。

派手さよりも心の静寂を求める方、家族や大切な人とのひとときを音楽で彩りたい方にぴったりの1曲です。

牧人ひつじをNEW!John Gardner

The First Noel – kno Piano Music – Sheet music transcription
牧人ひつじをNEW!John Gardner

イエス・キリストの誕生を羊飼いたちに告げる天使と、星の導きで東方から旅をする博士たち—この聖書の物語を素朴なメロディで歌い継いできたイギリスの伝統キャロルを、20世紀英国合唱語法の清新な和声とオルガンの推進力で磨き上げた編曲版です。

1963年にノヴェロ社から出版された合唱曲集『Sing Nowell』に収録されたこの版は、SATB四声とオルガンの編成で礼拝実務にも演奏会にも適う均衡のとれた書法が魅力。

伝統旋律のコラール的提示を骨格に、祝祭性を高める和声進行が施されており、合唱団のレパートリーとして広く親しまれています。

ピアノで弾く場合も、シンプルなメロディの反復と掛け声部分の繰り返しが楽曲の核になっているため、クリスマスの礼拝や家庭でのひとときに演奏するのにオススメの1曲です。

くるみ割り人形「花のワルツ」NEW!Pyotr Tchaikovsky

『チャイコフスキー:くるみ割り人形 ~ 花のワルツ』(Tchaikovsky, The Nutcracker, Waltz of the flowers, Op.71a)(ピアノ楽譜)
くるみ割り人形「花のワルツ」NEW!Pyotr Tchaikovsky

3大バレエの1つである『くるみ割り人形』から、クリスマスの華やぎを象徴する円舞曲をご紹介します。

1892年3月に組曲版が初演されると、華麗なオーケストレーションと明快な旋律美で熱狂的な成功を収めました。

本作のポイントは、ホルンの呼びかけで始まる序奏とハープのカデンツァから、弦と木管が優雅に奏でる軽やかなワルツの3拍子!

まずは、シンプルな伴奏の楽譜で、ワルツのリズムにのりながら弾けるようにしましょう。

クリスマスコンサートや発表会で演奏すれば、聴く人すべてを幻想的な夢の世界へと誘うことができますよ。

リズムをつかむ練習をていねいに重ねながら、花々が舞い踊るような華やかな円舞曲に仕上げていきましょう。

Let It Go~ありのままで~NEW!Robert Lopez,Kristen Anderson-Lopez

映画『アナと雪の女王』のもっとも心に残る劇中歌といえば、本作を思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。

2014年3月の日本公開から社会現象を巻き起こし、抑圧から解き放たれて自己を受け入れるエルサの心情を描いた歌詞と壮大なメロディが、今なお多くの人の記憶に刻まれています。

曲全体は変イ長調で構成され、F3からE5まで幅広い音域を駆け巡るパワフルな展開が魅力です。

右手のポジション移動が大きく感じられるかもしれませんが、まずは音数の少ないシンプルなアレンジから始めて、徐々に華やかな装飾を加えていくと演奏しやすくなります。

氷の城を築き上げる映像とともに心に残るこの名曲を、ぜひご自宅のピアノで再現してみてください!

The Christmas SongNEW!Mel Tormé&Robert Wells

The Christmas Song (kno Piano Music) – Sheet music transcription
The Christmas SongNEW!Mel Tormé&Robert Wells

焚き火で焼く栗、鼻先をかすめる冷気、エスキモーのような厚着の人々……。

冬の情景をそっと連ねながら「シンプルな言葉だけれど、心からのメリー・クリスマスを贈りたい」と語りかける、温もりに満ちたバラードです。

1946年にナット・キング・コールによって世に広まり、今なお世界中で愛され続けているスタンダード。

2023年には全米チャートで初のトップ10入りを果たし、時を超えて愛される名曲であることを証明しました。

穏やかなピアノの分散和音から始まり、やさしいストリングスが雪のように降り積もる音色は、過度な華やかさを避けた落ち着いた佇まいが魅力。

静かなクリスマスの夜にゆったりと耳を傾けたい方や、大切な人へ心を込めて演奏したい方にぴったりの一曲です。

荒野の果てにNEW!

[賛美] 荒野の果てに(Gloria~Angels We Have Heard on High)
荒野の果てにNEW!

天使が羊飼いに降誕を告げる喜びの場面を描いたこの讃美歌は、リフレイン部分で繰り返されるラテン語「Gloria in excelsis Deo(いと高きところには神に栄光)」の長く美しいメリスマが最大の聴きどころ。

波打つように伸びゆく旋律は祝祭感にあふれ、ピアノで奏でれば教会堂に響く合唱のような荘厳さを再現できます。

1862年に英語詞が定着して以来、ビング・クロスビーやアンドレア・ボチェッリ、ペンタトニックスといった多彩なアーティストが録音を重ね、礼拝やコンサートで愛され続けてきました。

シンプルな会衆賛美風のアレンジから、内声部の受け渡しやカデンツァ風の終止を盛り込んだ華やかな編曲まで幅広い楽譜が揃っているので、教会での奉仕やクリスマス会での演奏を予定している方はもちろん、荘厳で祝祭的なキャロルをじっくり練習したい方にもオススメです。

ママがサンタにキスをしたNEW!Tommie Conner

ママがサンタにキッスした(ピアノソロ中級)【楽譜公開中】 I Saw Mommy Kissing Santa Claus
ママがサンタにキスをしたNEW!Tommie Conner

クリスマスイヴの夜、階段を降りた子どもが目撃したのは、ヤドリギの下でママとサンタがキスをしている場面。

本作はその一瞬をユーモラスに歌い上げた、家族愛にあふれる一曲です。

もちろんサンタの正体はパパ。

子どもの無邪気な驚きと「パパに言ったらどうなるだろう」というドキドキ感が軽快なメロディに乗せられ、家庭の温かさと幸せな空気を見事に表現しています。

1952年にジミー・ボイドが歌って全米1位を記録し、その後もロネッツやジャクソン5など数多くのアーティストにカバーされてきました。

鈴の音やコーラスが彩るアレンジはピアノでも再現しやすく、お子さんのいるご家庭やクリスマス会で演奏すれば、聴く人みんなが笑顔になれる一曲です。