【ピアノ楽譜】憧れのクラシック|著作権フリーの作品を一挙紹介
バロック、古典、ロマン、近現代、そして現代……時代の流れとともにクラシック音楽も変化を遂げましたが、各時代の背景や思想が反映された名曲たちは、時を越えて多くの人々に愛され続けています。
今回は、そんな歴史の深いクラシック音楽の中から、「演奏してみたい曲」「憧れの曲」として挙げられることの多いピアノの名曲を集めました。
本記事でご紹介している曲はすべて著作権フリーのため、無料で楽譜をダウンロードできるのも魅力的!
さっそくご自宅でダウンロード&プリントアウトして、練習を始めてみませんか?
- 【ピアノ無料楽譜】初心者向け!今すぐダウンロード可能な作品を厳選
- 【上級者向け】ピアノ発表会で挑戦すべきクラシックの名曲を厳選
- 美しすぎるクラシックピアノの名曲。心洗われる繊細な音色の集い
- ピアノで弾けたらかっこいい!魅力抜群の名曲たちをピックアップ
- 【クラシックピアノ名曲】涙なしでは聴けない感動する曲を厳選
- ピアノ初心者必見!一度は弾いておきたい定番クラシック作品を厳選
- 【ピアノ曲】子供でも弾きやすい!簡単なクラシック作品を一挙紹介
- 【ピアノ名曲】難しそうで意外と簡単!?発表会にもオススメの作品を厳選
- 【クラシック】有名ピアノ作品|一生に一度は弾きたい珠玉の名曲たち
- 【クラシック音楽】全曲3分以内!短くてかっこいいピアノ曲まとめ
- バレエ音楽をピアノで弾こう!名シーンを彩る珠玉の名曲を厳選
- 【現代曲】ピアノの不思議な響きに惹かれるクラシック作品を厳選!
- 【ピアノ楽譜】無料ダウンロードも可能!簡単に弾ける作品を一挙紹介
【ピアノ楽譜】憧れのクラシック|著作権フリーの作品を一挙紹介(1〜10)
ソナタ 第14番「月光」嬰ハ短調 Op.27-2 第1楽章Ludwig van Beethoven

三連符で繰り返される右手のパートとゆっくり変化していく和声、深い悲しみをたたえたメロディが印象的な、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『ソナタ 第14番「月光」嬰ハ短調 Op.27-2』。
インパクトの強い第1楽章は特に知名度、人気ともに高く、ピアノ学習者の憧れの曲として広く親しまれています。
第1楽章に関しては、演奏の難易度はそれほど高くありませんが、波風を立てないようすべての音の粒をそろえテンポを安定させて弾くためには、高い集中力が必要です!
すべての音に気持ちを込めるつもりで丁寧に弾きましょう。
子供の情景 Op.15 第7曲「トロイメライ」Robert Schumann

夢見心地な美しい旋律に思わずうっとりしてしまう、ロベルト・シューマンの名曲。
19世紀ドイツを代表するロマン派の作曲家シューマンが、1838年に作曲した曲集『子供の情景 Op.15』の一曲として知られています。
ピアノで奏でられる柔らかな音色は、子供の純粋な心や夢を描き出し、聴く人の心に深い感動を与えます。
本作は、その美しさゆえに映画のテーマ曲としても使用され、1947年のハリウッド映画「愛の歌」でも印象的に用いられました。
シンプルながら心に響く旋律は、音楽を愛するすべての人におすすめの一曲です。
24の前奏曲 Op.28 第15番 変ニ長調「雨だれ」Frederic Chopin

非常に短い24の小品が集められたフレデリック・ショパンの『24の前奏曲 Op.28』。
なかでもテレビや映画の挿入曲として耳にする機会が多くピアノ学習者からも人気が高い作品が、第15番、通称『雨だれの前奏曲』です。
長雨が続く様子を表すかのような穏やかで少しもの悲しい雰囲気は、ただ静かに平たんに演奏するだけでは表現できません。
和声の変化や音の上行下行など、楽譜から読み取れる細かなニュアンスを意識しつつ、しとしと雨が降り続く様子をイメージしながら演奏してみてください。
【ピアノ楽譜】憧れのクラシック|著作権フリーの作品を一挙紹介(11〜20)
即興曲 変ホ長調 Op.90-2Franz Schubert

シューベルトが晩年に残した『4つの即興曲 Op.90』。
第2曲目のOp.90-2は、この中でも特にピアノ発表会やコンクールで取り上げられる機会の多い作品です。
波のように上下する三連符の右手は、まるでツェルニーのような練習曲のよう!
正確な指のコントロールや腕の脱力など、基礎的な技術が求められます。
音楽的にも美しい作品ですが、ピアノを弾いていくうえで身に付けておくべき要素が詰まっている曲なので、これからステップアップして上級の難曲にも挑戦していきたいという方は、その過程でぜひチャレンジしてみてくださいね!
2つのアラベスク 第1番Claude Debussy

アラベスクとは「アラビア風の」を意味する言葉。
フランス印象派の作曲家クロード・ドビュッシーが1888年頃に作曲した初期の作品『2つのアラベスク』は、まさに曲線が絡み合う模様の美しさを音楽で表現した名曲です。
特に第1番は、左手の上下するアルペジオと、リズムの異なる右手のメロディーが自然に絡み合い、癒やしの音楽を紡いでいます。
輪郭のない水彩画のようなふんわりとした雰囲気を味わいながら、心癒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
大人になってピアノを習い始める方からも人気の高い1曲です。
「四季」-12の性格的描写 Op.37bis 6月「舟歌」Pyotr Tchaikovsky

ロシアの1年を12の小曲で描いた、ピョートル・チャイコフスキー作曲『「四季」-12の性格的描写 Op.37bis』。
その中でも特に親しまれているのが、6月の『舟歌』です。
曲名に「舟歌」とつく作品は多数存在しますが、チャイコフスキーの舟歌はもの悲しい寂しい雰囲気が特徴的!
心に響くメロディからは、心を静めるために無心で船をこいでいるかのような、訳ありの雰囲気がただよっています。
横の流れを意識しつつ、緩急や強弱をうまく使って揺れ動く感情を表現できるとよいでしょう。
フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)Wolfgang Amadeus Mozart

確かにシンプルな旋律で知られる子供の歌ですが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの手にかかると、中級者にも難しいテクニックが詰め込まれた作品に変身します。
1781年から1782年にかけて作曲されたこの変奏曲は、フランスの恋愛詩をモチーフにしており、テーマから始まり12の変奏へと展開していきます。
親しみのある旋律が、高度な表現力を要するアレンジへと変化する様子を楽しみながら演奏してみてくださいね。
発表会では、弾きやすい変奏のみを抜粋で演奏するのもおすすめですよ!





