【ピアノ楽譜】憧れのクラシック|著作権フリーの作品を一挙紹介
バロック、古典、ロマン、近現代、そして現代……時代の流れとともにクラシック音楽も変化を遂げましたが、各時代の背景や思想が反映された名曲たちは、時を越えて多くの人々に愛され続けています。
今回は、そんな歴史の深いクラシック音楽の中から、「演奏してみたい曲」「憧れの曲」として挙げられることの多いピアノの名曲を集めました。
本記事でご紹介している曲はすべて著作権フリーのため、無料で楽譜をダウンロードできるのも魅力的!
さっそくご自宅でダウンロード&プリントアウトして、練習を始めてみませんか?
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【ピアノ楽譜】憧れのクラシック|著作権フリーの作品を一挙紹介(1〜10)
カノンJohann Pachelbel

バロック時代を代表する作曲家、ヨハン・パッヘルベルの名作といえば、この曲です。
1653年生まれのパッヘルベルは、ドイツのオルガン奏者として活躍し、多くの教会音楽を残しました。
本作は、3つのヴァイオリンと通奏低音のために書かれた器楽曲。
歌詞はありませんが、穏やかで美しいメロディーが心に染み渡ります。
繰り返される和音進行は「カノン進行」として知られ、現代の音楽にも影響を与えています。
ピアノ初心者の方でも、シンプルなアレンジなら無理なく挑戦できるでしょう。
結婚式やセレモニーでよく使われる曲なので、弾けるようになれば喜ばれること間違いなしですよ!
ソナタ 第14番「月光」嬰ハ短調 Op.27-2 第1楽章Ludwig van Beethoven

三連符で繰り返される右手のパートとゆっくり変化していく和声、深い悲しみをたたえたメロディが印象的な、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの『ソナタ 第14番「月光」嬰ハ短調 Op.27-2』。
インパクトの強い第1楽章は特に知名度、人気ともに高く、ピアノ学習者の憧れの曲として広く親しまれています。
第1楽章に関しては、演奏の難易度はそれほど高くありませんが、波風を立てないようすべての音の粒をそろえテンポを安定させて弾くためには、高い集中力が必要です!
すべての音に気持ちを込めるつもりで丁寧に弾きましょう。
子供の情景 Op.15 第7曲「トロイメライ」Robert Schumann

夢見心地な美しい旋律に思わずうっとりしてしまう、ロベルト・シューマンの名曲。
19世紀ドイツを代表するロマン派の作曲家シューマンが、1838年に作曲した曲集『子供の情景 Op.15』の一曲として知られています。
ピアノで奏でられる柔らかな音色は、子供の純粋な心や夢を描き出し、聴く人の心に深い感動を与えます。
本作は、その美しさゆえに映画のテーマ曲としても使用され、1947年のハリウッド映画「愛の歌」でも印象的に用いられました。
シンプルながら心に響く旋律は、音楽を愛するすべての人におすすめの一曲です。
【ピアノ楽譜】憧れのクラシック|著作権フリーの作品を一挙紹介(11〜20)
2つのアラベスク 第1番Claude Debussy

アラベスクとは「アラビア風の」を意味する言葉。
フランス印象派の作曲家クロード・ドビュッシーが1888年頃に作曲した初期の作品『2つのアラベスク』は、まさに曲線が絡み合う模様の美しさを音楽で表現した名曲です。
特に第1番は、左手の上下するアルペジオと、リズムの異なる右手のメロディーが自然に絡み合い、癒やしの音楽を紡いでいます。
輪郭のない水彩画のようなふんわりとした雰囲気を味わいながら、心癒されるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
大人になってピアノを習い始める方からも人気の高い1曲です。
即興曲 変ホ長調 Op.90-2Franz Schubert

シューベルトが晩年に残した『4つの即興曲 Op.90』。
第2曲目のOp.90-2は、この中でも特にピアノ発表会やコンクールで取り上げられる機会の多い作品です。
波のように上下する三連符の右手は、まるでツェルニーのような練習曲のよう!
正確な指のコントロールや腕の脱力など、基礎的な技術が求められます。
音楽的にも美しい作品ですが、ピアノを弾いていくうえで身に付けておくべき要素が詰まっている曲なので、これからステップアップして上級の難曲にも挑戦していきたいという方は、その過程でぜひチャレンジしてみてくださいね!
平均律クラヴィーア曲集 第1巻 第1番 BWV 846 プレリュードJ.S.Bach

ヨハン・セバスティアン・バッハ作曲の鍵盤楽器のための作品集『平均律クラヴィーア曲集』。
24のすべての調によるプレリュードとフーガで構成された全2巻の曲集の中で最も耳にする機会が多い作品といえるのが、第1巻に収録された『第1番 BWV 846 プレリュード』です。
この曲は、フランスの作曲家シャルル・グノー作曲の『アヴェ・マリア』の伴奏としても知られていますよね。
譜読みも演奏もそれほど難しくありませんが、美しい演奏に仕上げるためには、指の確かなコントロールが非常に重要!
弾く側にとっては、緊張感をともなう作品といえるかもしれません。
「四季」-12の性格的描写 Op.37bis 6月「舟歌」Pyotr Tchaikovsky

ロシアの1年を12の小曲で描いた、ピョートル・チャイコフスキー作曲『「四季」-12の性格的描写 Op.37bis』。
その中でも特に親しまれているのが、6月の『舟歌』です。
曲名に「舟歌」とつく作品は多数存在しますが、チャイコフスキーの舟歌はもの悲しい寂しい雰囲気が特徴的!
心に響くメロディからは、心を静めるために無心で船をこいでいるかのような、訳ありの雰囲気がただよっています。
横の流れを意識しつつ、緩急や強弱をうまく使って揺れ動く感情を表現できるとよいでしょう。