かっこいいジャズピアノ。定番の人気曲から隠れた名曲まで
ジャズと一口に言っても無数のサブジャンルが存在しますし、どの楽器が主役となるかでサウンド自体が変わるのもおもしろいですよね。
文字通りピアノが主体となる「ジャズピアノ」は、日本でも特に人気の高いジャズミュージックです。
誰でも一度は耳にしたことがある名曲も多いですし、ジャズ初心者で最初にピアノトリオのアルバムから聴き始めたという方も多いのではないでしょうか。
今回の記事ではそんなジャズピアノの中でも、アップテンポでクールかつかっこいいピアノが楽しめる名曲を中心として、近年のジャズも含めて時代を問わず集めてみました。
日ごろは叙情的でスローなジャズピアノばかり聴いている、という方もこの機会に要チェック!
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かっこいいジャズピアノ。定番の人気曲から隠れた名曲まで(1〜10)
Tuesday WonderlandEsbjörn Svensson Trio

スウェーデン出身のジャズピアノトリオ、イー・エス・ティー。
正式名称は、Esbjörn Svensson Trioですが略して呼ぶことが多いですね。
そんな彼らが2006年にリリースしたアルバム、『Tuesday Wonderland』のタイトル曲は美しいピアノアレンジが聴きどころ。
特に後半に向けて電子音などが混ざってきて非常にカオスな雰囲気になりますが、その聴いたことのないようなサウンドがやみつきになりますよ!
Get HappyFREDDIE REDD

アメリカのピアニスト、フレディ・レッドさん。
彼の『Get Happy』は1958年にリリースされた同名アルバム収録のリードトラック。
この曲は、非常にピアノタッチがリアルに感じられるのが魅力なんです。
収録された音源を聴いていてもまるで目の前でライブ演奏されているかのような、なまなましいピアノの迫力がたまりません!
緩急のつけ方も非常にうまい彼の演奏は、最後までまったく飽きることなく聴けてしまいますよ。
Days Of Wine & RosesOscar Peterson

原曲は『酒とバラの日々』という邦題でも知られる、映画音楽界の巨匠ヘンリー・マンシーニさんが作曲した同名の映画のテーマ曲です。
グラミー賞を受賞するなど高い評価を受けた作品ですが、ジャズのスタンダードナンバーとしても有名なのですね。
中でも「鍵盤の皇帝」ことオスカー・ピーターソンさんのトリオによる演奏はジャズの歴史の残る名演として超有名。
卓越したテクニックに裏打ちされた華麗なプレイはもちろん、これぞジャズの「粋」としか言いようがない身も心も踊らせるグルーヴはかっこいいの一言!
ワイングラスを片手に、ちょっぴり気取って聴いてみてはいかがですか。
かっこいいジャズピアノ。定番の人気曲から隠れた名曲まで(11〜20)
Peaceful WarriorAaron Parks

16才でデビューした天才ピアニスト、アーロン・パークスさん。
彼の『Peaceful Warrior』は、速いフレーズをほとんど使わないのにかっこいい不思議な曲です。
その一番の魅力は独特の音楽性。
調性を感じさせない浮遊感のあるフレージングは、クラッシックのドビュッシーのような洗練された雰囲気を感じさせてくれます。
国内では、上原ひろみさんなどのモダンジャズが好きな人はきっと彼の曲も気にいるはずですよ!
YesterdaysArt Tatum

アメリカのジャズピアニストのアート・テイタムさんは、目に障がいがあったものの、それをもろともしないエモーショナルな演奏で聴く人を魅了します。
特にアメリカの有名な作曲家、ジェローム・カーンさんが作曲した『Yesterdays』を、鍵盤上を広く使った大胆なフレージングでアレンジした同曲は、アート・テイタムさんの中でもイチオシのナンバー。
20世紀前半に活躍したピアニストの巨匠、ファッツ・ウォーラーさんにも「神」と称されたアートさんのプレイをぜひ聴いてみてくださいね!
RainRed Garland Trio

1958年のアルバム『All Kinds of Weather』に収録の『Rain』は、レッド・ガーランドさんの流れるようなタッチが楽しめる1曲。
ウォーキングベースが軽快なポール・チェンバースさんと、スイング感あふれるドラムが心地よいアート・テイラーさんとのトリオ構成での演奏は、速いパッセージを使いながらも耳障りにならないのも魅力なんです。
途中にピアノはもちろん、ベースやドラムのソロパートもあって非常に聴きごたえのあるこの曲。
何度聴いても飽きない演奏をぜひチェックしてみてくださいね!
FiveBill Evans Trio

1971年にリリースされたアルバム『Waltz for Debby』が、日本でも高い知名度をほこるビル・エヴァンスさん。
1959年の『Portrait in Jazz』に収録の『Autumn Leaves』もよく耳にするナンバーですよね。
そんな彼の名演の中でも忘れてはいけないのが『Five』なんです。
3連符を多用したこの曲は、複数のリズムが混在するポリリズムのような独特のフレーズにしびれちゃいます。
複雑なリズムながらも印象に残るフレーズが多いので、ぜひあなたのお気に入りを探してみてくださいね!