かっこいいジャズピアノ。定番の人気曲から隠れた名曲まで
ジャズと一口に言っても無数のサブジャンルが存在しますし、どの楽器が主役となるかでサウンド自体が変わるのもおもしろいですよね。
文字通りピアノが主体となる「ジャズピアノ」は、日本でも特に人気の高いジャズミュージックです。
誰でも一度は耳にしたことがある名曲も多いですし、ジャズ初心者で最初にピアノトリオのアルバムから聴き始めたという方も多いのではないでしょうか。
今回の記事ではそんなジャズピアノの中でも、アップテンポでクールかつかっこいいピアノが楽しめる名曲を中心として、近年のジャズも含めて時代を問わず集めてみました。
日ごろは叙情的でスローなジャズピアノばかり聴いている、という方もこの機会に要チェック!
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かっこいいジャズピアノ。定番の人気曲から隠れた名曲まで(1〜20)
Peaceful WarriorAaron Parks

16才でデビューした天才ピアニスト、アーロン・パークスさん。
彼の『Peaceful Warrior』は、速いフレーズをほとんど使わないのにかっこいい不思議な曲です。
その一番の魅力は独特の音楽性。
調性を感じさせない浮遊感のあるフレージングは、クラッシックのドビュッシーのような洗練された雰囲気を感じさせてくれます。
国内では、上原ひろみさんなどのモダンジャズが好きな人はきっと彼の曲も気にいるはずですよ!
YesterdaysArt Tatum

アメリカのジャズピアニストのアート・テイタムさんは、目に障がいがあったものの、それをもろともしないエモーショナルな演奏で聴く人を魅了します。
特にアメリカの有名な作曲家、ジェローム・カーンさんが作曲した『Yesterdays』を、鍵盤上を広く使った大胆なフレージングでアレンジした同曲は、アート・テイタムさんの中でもイチオシのナンバー。
20世紀前半に活躍したピアニストの巨匠、ファッツ・ウォーラーさんにも「神」と称されたアートさんのプレイをぜひ聴いてみてくださいね!
FiveBill Evans Trio

1971年にリリースされたアルバム『Waltz for Debby』が、日本でも高い知名度をほこるビル・エヴァンスさん。
1959年の『Portrait in Jazz』に収録の『Autumn Leaves』もよく耳にするナンバーですよね。
そんな彼の名演の中でも忘れてはいけないのが『Five』なんです。
3連符を多用したこの曲は、複数のリズムが混在するポリリズムのような独特のフレーズにしびれちゃいます。
複雑なリズムながらも印象に残るフレーズが多いので、ぜひあなたのお気に入りを探してみてくださいね!
New RagKeith Jarrett

『New Rag』は、アメリカのジャズピアニスト、キース・ジャレットさんが1968年に発表した『Somewhere Before』収録の1曲。
この歌は、キース・ジャレット・トリオ名義で発表しており、3人のアンサンブルがとってもかっこいいんです。
特にキース・ジャレットさんのピアノは、音の空白を存分に活かしたフレーズが印象的。
音数を詰め込みすぎない、曲全体の雰囲気にとけこむような旋律は体にすっと溶け込んできますよ!
8つの演奏会用練習曲より 第5曲「冗談」Nikolai Kapustin

クラシックとジャズが融合した躍動感があふれる楽曲です。
1984年に発表されたアルバム『8つの演奏会用練習曲 Op.40』に収録された本作は、軽快でユーモアもたっぷりな性格を持ち、聴く人の心をくすぐります。
スウィングやブギウギなどジャズの要素を巧みに取り入れながら、クラシックの形式美も大切にした魅力的な一曲。
リズミカルで躍動感のあるフレーズが次々と展開され、会場全体を楽しい雰囲気で包み込みます。
ニコライ・ペトロフやマルク=アンドレ・アムランなど、世界的なピアニストたちも演奏するこの作品は、技術と表現力を存分に披露したい方にぴったり。
観客を魅了する素晴らしいステージを作り上げられることでしょう。
MatrixChick Corea Trio

アメリカ出身のジャズピアニスト、チック・コリアさん。
彼は1972年のアルバム『Return to Forever』を始め、フュージョンよりの前衛的な楽曲でよく知られています。
その一方で、初期のジャズ要素が強いアルバムも実は見逃せません。
その中でも1968年のアルバム『Now He Sings, Now He Sobs』収録の『Matrix』は必聴の1曲。
ドライブ感あふれるドラムとベースの上を縦横無尽にかけまわるピアノがたまりません!
あえてアボイドノートをちりばめたフレーズも面白いですよ。