【チェルニーのピアノ曲】練習曲の王様が遺した多彩なピアノ作品を厳選
ピアノ練習曲といえば『チェルニー』!
ピアノを学んだ経験がある方のなかで、これを否定する人はおそらくいないでしょう。
カール・チェルニーは、まさにこの王道練習曲の生みの親!
1791年にオーストリアで生まれ、黙々とピアノ演奏や作曲法を学んだ彼は、生涯で1,000曲以上もの作品を遺しています。
そのなかには、練習曲だけでなく、ピアノソナタやノクターン、ピアノ協奏曲など、さまざまな形式のピアノ作品が含まれています。
本記事では膨大な量のチェルニー作品のなかから、王道練習曲集以外のピアノ曲を厳選してご紹介します!
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【チェルニーのピアノ曲】練習曲の王様が遺した多彩なピアノ作品を厳選(1〜10)
6つの練習曲あるいはサロンの楽しみ Op.754 第5曲「ロマンス」Carl Czerny

ピアノ教育におけるパイオニアであり、作曲家としても非常に多作だったカール・チェルニー。
彼が遺した膨大な作品のなかの1曲『6つの練習曲あるいはサロンの楽しみ Op.754』は、練習曲でありながら演奏会でも楽しめるよう工夫された、非常にロマンティックな作品です。
なかでも第5曲の『ロマンス』は、ゆったりとした感情豊かな旋律が印象的な名曲。
技術的な練習と音楽的な表現力を同時に高められるこの曲は、発表会などでも人気の高いレパートリーです。
基礎をしっかり学びたい方はもちろん、豊かな音楽性を身につけたい方にもおすすめですよ。
性格的で華麗な序曲 Op.54Carl Czerny

ピアノ練習曲の王様と呼ばれるカール・チェルニー。
彼は、ベートーヴェンから直接指導を受け、その影響を強く受けながらも、独自の教育法を確立し、1日に12時間ものレッスンを行いながら、リストなど多くの著名な弟子を輩出しました。
『性格的で華麗な序曲 Op.54』は、そんなチェルニーの創作の多様性を示す作品です。
華やかさと技巧を兼ね備え、演奏会やサロンでの演奏を意識して作曲されたこの曲は、まさに純粋に演奏を楽しむための1曲!
ピアノ技術の向上を目指す方はもちろん、美しい音楽に浸りたいすべての方にオススメです。
ソナチネ Op.163 第1番 ハ長調Carl Czerny

19世紀初頭のウィーンで活躍した作曲家カール・チェルニー。
ベートーヴェンに才能を認められ弟子となり、後にはリストをはじめとする多くの優れたピアニストを育てました。
今なお世界中のピアノ学習者に愛され続けるチェルニーの教則本『ソナチネ Op.163』に収められた第1番は、初心者向けに書かれたとはいえ、シンプルななかにも奥深い魅力が詰まっています。
明るく軽快なハ長調の主題に、ロンド形式ならではの楽しさ。
基礎技術と音楽性の両方を養える本作は、演奏する喜びを感じられる1曲です。
【チェルニーのピアノ曲】練習曲の王様が遺した多彩なピアノ作品を厳選(11〜20)
華麗なるロンド Op.233Carl Czerny

19世紀ウィーンの作曲家カール・チェルニーが遺した『華麗なるロンド Op.233』は、ロマン派音楽の初期に位置づけられる傑作です。
チェルニーはベートーヴェンに師事し、リストなど多くの弟子を育てた教育者としても知られています。
本作は、当時の新しいピアノの技術的可能性を最大限に引き出した華麗な作品で、演奏者の技術力と表現力を飛躍的に高めることを目指しています。
ドラマチックなトーンと華麗なパッセージが織りなす音楽は、聴く者を魅了してやみません。
高度な技術を要するこの曲は、上級者向けの挑戦的なレパートリーであると同時に、聴衆を楽しませるコンサートピースとしても人気の高い1曲です。
48の前奏曲とフーガ Op.856 第35曲 嬰ハ短調Carl Czerny

ピアノ教育において欠かせない存在として君臨するカール・チェルニー。
彼は生涯で1,000曲以上もの作品を手掛け、バッハやベートーヴェンの影響を受けつつも、独自の練習曲を生み出しました。
代表的な『48の前奏曲とフーガ Op.856』は、バロックの対位法とロマン派の技法を融合させた大作。
特に第35曲は難易度が高く、深い音楽性も求められる名曲です。
純粋に技術と表現力を高めるための作品ですが、その音楽的な魅力にもひかれます。
上級者はもちろん、まだまだ修行中の方にもオススメしたい、チェルニーの真髄が詰まった1曲です!
幻想曲 Op.27Carl Czerny

ピアノ教育におけるパイオニアとして知られるカール・ツェルニーが生み出した『幻想曲 Op.27』。
この作品は、彼の音楽的才能と教育者としての側面を見事に融合させています。
変ロ長調で書かれたこの曲は、自由な形式を持ちながらも華麗な技巧と深い感情表現が求められる、まさにピアニストの腕の見せどころ。
ツェルニーが師事したベートーヴェンへの深い尊敬の念を感じさせつつ、古典的な美しさとロマン派の情熱が同居する珠玉の1曲です。
ピアノ上級者はもちろん、感性豊かな演奏を目指す中級者の方にもぜひ弾いていただきたい作品です。
華麗なる大ソナタ Op.10Carl Czerny

『華麗なる大ソナタ Op.10』は、19世紀初頭に活躍したオーストリアの作曲家カール・チェルニーの意欲作です。
ベートーヴェンの弟子であり、リストの師でもあったチェルニーは、その卓越した教育者としての側面だけでなく、作曲家としても高い評価を得ています。
本作は、彼のピアニストとしての技術と芸術性を余すところなく発揮した難易度の高い作品で、演奏には相当な練習が必要とされます。
しかし、華麗なパッセージや印象的なメロディ、ロマンティックな表現力など、聴く者の心を揺さぶる多彩な魅力に満ちた曲調は、挑戦する価値が十分にあるでしょう。
特に、自らの演奏技術に磨きをかけたいと思っているピアノ愛好家の方々にオススメしたい1曲です。