【高齢者向け】脳の活性化につながる楽しいなぞなぞ
なぞなぞには不思議な魅力がありますよね。
正解が分かるまで考え続けたくなる、そんなワクワク感を高齢者の方と一緒に楽しんでみませんか?
今回は、日常生活の身近な言葉をテーマにした、ユーモアでいっぱいの簡単なぞなぞをご紹介します。
一緒に考えると自然に会話も弾んで、笑顔があふれる時間になりますよ。
答えが分かった時の「なるほど!」という発見の喜びを、ぜひ皆さんで共有してくださいね。
頭の体操なぞなぞ(11〜20)
畑に大根が全部で10本埋まっていました。6本大根を抜くと、あとは何本でしょうか?

答えを知っても、不思議な感じがしますよね。
「あとは何本」がポイントの、言葉の引っかけ問題です。
「あとは」が「残りの大根の数」を聞いているのではなく、大根を抜いた「跡」の数を質問しています。
つまり答えは、大根を抜いた跡の「6本」です。
引っかけと少し意地悪な要素もある問題ですね。
「県」の前に「都」を入れると買い物のときにうれしいのは何県でしょうか?

記憶の中にある知識をめぐる工程、言葉の響きを考えることが重要な問題ですね。
都道府県をきかれているクイズなので、どれだけ都道府県が思い浮かぶかによって、答えにたどり着くスピードも変わってきます。
県の前に都を入れるという問題の意味を理解することがなによりも重要です。
「〇〇都県」という言葉さえ思い浮かべば、そこに都道府県を当てはめて発音していくと、答えも導き出されますね。
お買いものに使える「ギフト券」と同じ音の「岐阜都県」ということで、答えは「岐阜県」です。
20個のキャンディーの箱から、5個取り出しました。何個持っているでしょうか?

20個のキャンディーの中から5個取り出したから「15個残っている」と思ってしまいますよね。
ですが、この問題は「残りのキャンディーの数」ではなく「キャンディーを持っている個数」を答える問題になっています。
手にしているキャンディーは5個です。
問題を冷静に考えることがポイントのようですね。
弟は二つ持っていますが、妹は一つしか持っていないものは何でしょうか?

兄弟がいる人は長く続く関係の中でさまざまな不公平を感じてきたかと思います。
そんな関係も思い浮かぶような、弟がふたつ、妹がひとつだけ持っているものとは何なのかを問う内容です。
とんちクイズなので、もちろん実際の兄弟間の不公平は特に関係なく、何を聞かれているのかを考えるのが大切です。
ヒントはそれぞれを文字で考えてみることで、漢字で出題されているところをひらがなになおすと答えが浮かび上がりますね。
答えはひらがなの「と」、「おとうと」と「いもうと」と表記すると一目瞭然ですね。
鬼退治で有名な桃太郎は、3匹の動物を連れて行きました。最初に出会ったのは、誰でしょうか?

大半の桃太郎のお話では、犬、猿、キジの順番にお供になっています。
問題を聞いて、ついつい「犬」と答えてしまいそうですが、それは間違いです。
桃から桃太郎が誕生したときに、おじいさんとおばあさんに一番初めに出会っていますよね。
なので答えはお供をした動物ではなく「おじいさんとおばあさん」です。
ちなみに3匹の動物は、鬼門の方角の反対にいる十二支からきているそうですよ。