【高齢者向け】いつものパタカラ体操をアレンジしてみよう!
食事の前などに「パタカラ体操」を取り入れている高齢者施設は多いようです。
「パ、タ、カ、ラ」と、発声しながらおこなう口と舌を使った、高齢者の方にとって大切な口腔体操です。
「パタカラ体操」はお口周りのトレーニングによって誤嚥を防止したり、会話を楽しむことにつながります。
ですが、いつもと同じ体操の繰り返しだと、マンネリ感を感じてしまいますよね。
そこで、アレンジを加えた「パタカラ体操」に挑戦してみましょう!
今回は、手拍子を加えたり替え歌風にするなど、工夫を凝らしたものを集めました!
高齢者の方に口腔体操の時間も、楽しんでいただきたいですね。
【高齢者向け】いつものパタカラ体操をアレンジしてみよう!(41〜50)
富士山の歌で体操

『ふじの山』は明治時代の小学校の、音楽の教科書にも掲載されています。
高齢者の方も耳にしたり、一度は歌ったことがある方が多いのではないでしょうか?
高齢者の方になじみのある『ふじの山』のメロディーにのせて、パタカラ口腔体操をしてみましょう。
歌詞をパタカラに変換して、さらにパ行やタ行なども加えてみてくださいね。
口や舌の筋肉を使うので、食べたり飲み込んだりする機能が鍛えられますよ。
歌詞をパタカラに変えて歌うことに慣れてきたら、曲のスピードを上げて挑戦してみてくださいね。
手振りをつけて体操

パタカラ口腔体操に、手の動きをプラスしてみましょう。
手の動きはパタカラの口の動きに合わせた動きになっています。
例えば「パ」は発音する時に唇を閉じないと発音できません。
この口を閉じる力を、パの口の動きをイメージした手ぶりを加えて鍛えていきましょう。
パなら手をじゃんけんのグーのようにして、発声と同時に手をじゃんけんのパーの様に開きます。
手の動きを付けることで、高齢者の方にも口の動きを意識していただけますよ。
パタカラ口腔体操は、食べる筋肉をトレーニングする以外にも、顔の表情を豊かにし、他の方との会話を楽しむことにもつながります。
手の動きを加えて連続して発声するなど、アレンジも可能ですよ。
パタカラの文章で体操をしよう

口をしっかりと動かせる文章を作って、それを読み上げながら体を動かしていく内容です。
「パタカラ」を文章の頭文字にするだけではなく、それぞれの文字を文章の中にもしっかりと取り入れることで発音にもっと意識を向けてもらいましょう。
文章にあわせてどのような動きをするかも重要なポイントで、横の動きとたての動きをしっかりと切り替えることで、全身を動かしつつ文章のつながりを感じてもらえますね。
上半身が中心のシンプルな動きだからこそ、言葉を大切にしてしっかりと発音してもらえるのではないでしょうか。
パタカラ指体操

食事の際は口の動きだけでなく、お箸を持ったり食べ物を口に運んだりなどの指の動きも重要ですよね。
そんな口と指の動きを連動させるような、パタカラ体操に指の動きを加えていくアレンジです。
内容はシンプルで、それぞれの文字を発音していくと同時に、指を折ってカウントしてみましょう。
動きに慣れてきたら指の動きを変えたりと徐々に複雑にしていけば、脳トレの効果も期待できます。
指の動きに注目することも大切ですが、口の動きが小さくならないような意識も重要なポイントです。
パタカラカードゲーム

ランダムにならんだ言葉を発音していき、発音だけでなく言葉のならびにも意識を向けていくアレンジです。
「パパ」や「タカ」などの「パタカラ」の文字が使われた言葉が書かれたカードを使って進行していきます。
カードを場に出して発音するという流れを順番に繰り返していき、カードがならんでいくことで発音する言葉も徐々に長くなっていく内容ですね。
カードのならびをしっかりと見つつ、スムーズな発音を目指していきましょう。
中には発音が難しいならびもあるかもしれないので、その部分で駆け引きを楽しんでみるのも盛り上がりそうですね。
おわりに
バラエティー豊かなパタカラ体操のアレンジでした!
口を動かす言葉でのコミュニケーションは、人や社会と交流を持つことにもつながります。
口腔機能の向上は、心身ともに自立した生活を送るための重要な要素です。
ぜひいつもの口腔体操に加え、アレンジを加えたパタカラ体操も楽しんでくださいね。