【高齢者向け】いつもの口腔体操をアレンジ!パタカラ体操や早口言葉
高齢者の方が生活されている施設では、食事の時間を楽しみにされている方が多いですよね。
今回は、おいしく食事を食べるために、噛む力や飲み込む力を高められる口腔体操をご紹介します。
すでに取り入れている施設では、いつもの体操に加えてアレンジすると楽しく続けられますね。
まだおこなっていない施設では、ゆっくりしたリズムのものからチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
唾液がよく出るようになることで誤嚥を防ぎ、消化機能の向上、食欲が増進の効果に期待できますよ!
【高齢者向け】いつもの口腔体操をアレンジ!パタカラ体操や早口言葉(1〜20)
パタカラ体操 笑点のテーマ

ご年配の方にはおなじみのテレビ番組「笑点」この笑点のテーマソングを使って、楽しくパタカラ体操をおこなうアイディアをご紹介いたします。
することはとっても簡単!
「パ」「タ」「カ」「ラ」の、4つの発音を音楽に合わせて行うだけです。
たったこれだけのことですが食べる、飲み込む機能の維持向上に加え、息を吸って吐き出すという行為によって呼吸器にも効果が期待できます。
余裕がある方は手をグーパーと繰り返し動かしてみてください。
複数の活動を同時に行う「デュアルタスク」になり、認知機能の低下予防効果も期待できますよ。
楽しく、簡単におこなえるのでオススメです。
手足パタカラ体操

椅子に座ってお口のケアと運動ができる、パタカラ体操のアイデアをご紹介いたします。
全身運動をおこないながら「パ」「タ」「カ」「ラ」の発音をすることで、運動機能への効果のほか、口腔機能の維持向上にも効果が得られるとっても効率的な運動です。
また、運動と発音、という2つの動作を同時におこなうことから、脳への良い刺激が増え、認知機能の低下予防にも効果が期待できます。
はじめは複雑に感じるかもしれませんが、ゆっくりと、自分のペースでおこなってみてくださいね。
パタカラ口腔体操 青い山脈

ご年配の方にはおなじみの「青い山脈」の歌を使っておこなうパタカラ体操をご紹介します。
パタカラ体操とは、誤嚥を防ぐための代表的な訓練方法の1つで、口や舌を鍛えることで食べる、飲み込む、といった口腔機能の維持向上を目的としています。
やりかたも簡単で、音楽に合わせて「パ」「タ」「カ」「ラ」の発音をするだけです。
ご飯前、音楽に合わせておこなうだけで、美味しく食事をいただけ、健康的に暮らすことに役立ちますよ。
高齢者施設の口腔体操としてもオススメです。
パタカラ体操 早口言葉

早口言葉にパタカラと加えることで、楽しみながらおこなう方法をご紹介します。
はじめはゆっくりおこない、慣れてきたら早めていくと、幅広い方にも楽しみながら参加していただけますよ。
この体操では食べ物の消化の手助けや誤嚥による肺炎の防止、唾液分泌による殺菌消毒、感染予防などの効果が得られます。
また、口腔機能が低下すると、認知症の発症リスクが高まると言われていることから、認知症予防にも効果的です。
高齢者施設などでは体操の前に効果をお伝えすることで、より意欲的に参加していただけるとことでしょう。
パタカラ交互指数え体操

とてもシンプルかつ、脳トレ効果も併せ持つ、パタカラ交互指数え体操をご紹介いたします。
おこなうことはとってもシンプル!
左指の人差し指を立て、右手は握った状態でパと発音します。
続いてタと発音したら右手は指を二本立て、左手を握ります。
カと発音したら左手は三本指を立て、右手を握ります。
このように、左右の手を交互に、数を数えながらおこなう内容となっています。
話すことと、指を数えることを脳が同時に処理することにより、多くの刺激が脳に送られるため、認知機能の低下予防にも効果が期待できますよ。
ぜひ試してみてくださいね。