【高齢者向け】人気の春の歌。音楽療法にもオススメの童謡と歌謡曲まとめ
春は寒い冬を越え、新しい生活がはじまる季節です。
気候が暖かくなるため、外に出たり、屋内でも積極的に動きはじめる高齢者の方も増えてくるのではないでしょうか。
今回は、高齢者の方向けの春の人気の歌を、童謡と歌謡曲に分けてご紹介します。
春の歌は、しっとりとしたものから、明るい曲まで数多くあります。
音楽療法として、高齢者の方々と手拍子をとりながら歌ったり、体操に使ってみたりしても良いですね。
高齢者の方にもなじみのある曲ばかりですので、ぜひデイサービスなどの高齢者施設でも活用してみてください!
歌謡曲(21〜30)
蘇州夜曲山口淑子

映画『支那の夜』の劇中歌として制作された『蘇州夜曲』。
中国や日本の映画主題歌を歌うシンガー、山口淑子さんが歌唱を担当しました。
美空ひばりさんなど、数多くのアーティストによってカバーされた楽曲なので、ご存じの高齢者の方も多いでしょう。
温かみのあるメロディーにのせて、春の情景をテーマにした切ない場面が歌われています。
彼女のしなやかな歌唱とともに、はかなくも美しい風景が思い浮かぶ歌謡曲です。
中国の地名を取り入れた歌詞にも注目して聴いてみてくださいね。
花は咲く

仙台出身の映画監督、岩井俊二さんが作詞した「NHK東日本大震災プロジェクト」のテーマソングとして企画、制作された1曲。
震災を経験された方は苦しかった当時を思い出す、また復興の支えとなった曲ではないしょうか。
宮城県、福島県、岩手県にゆかりのある歌手、タレントやスポーツ選手で構成された「花は咲くプロジェクト」の動画も残っています。
分かりやすいメロディー、歌い易いサビですのでみんなで歌うのも一興。
催し物の合唱曲としてもオススメの1曲です。
いつでも夢を橋幸夫/吉永小百合

NHKの朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の挿入歌として、ソフトバンクのCMの曲として、その他いろいろ折に付け耳にしているので古い楽曲とは思えないほどです。
もちろんご高齢者の方には橋幸夫さんと吉永小百合さんのデュエット曲として有名ですよね。
レコード大賞にも輝き、紅白歌合戦でも歌唱され、この曲が元で映画も作られるなど、今でいうところの大バズリ曲!
イントロを聴くだけで懐かしい昔が思い出されることでしょう。
意中の方とのカラオケ曲としてもどうぞ!
春雷ふきのとう

春の訪れを感じるこの季節。
そんな季節感を優しく表現した北海道出身のユニット、ふきのとうが1979年2月に発売したシングルです。
はかない桜が散る様子と、人生における喪失感を重ね合わせた詩的な世界観が印象的です。
アコースティックギターの優しい音色と二人の息の合ったハーモニーが、心に深く染み入る味わいを生み出しています。
本作は、テレビ番組『夜のヒットスタジオ』で初披露され、のちにアルバム『人生・春・横断』にも収録されました。
故郷や若かりし日の思い出がよみがえってくるような叙情豊かな歌詞は、どこか懐かしさを感じさせます。
高齢者の方と一緒に口ずさんだり手拍子を取りながら、春の心地よい風を感じてみるのはいかがでしょうか?
僕の贈りものオフコース

穏やかな春の日差しのように優しい音色が心に響く名曲です。
オフコースの代表作で、1973年に発売されたシングルを収録したアルバム「オフ・コース1/僕の贈りもの」で小田和正さんの作詞作曲の才能が発揮されています。
春の訪れを感じながら、大切な人のことを思い出せる楽曲です。
心温まる詩とメロディーで、季節の変化に寄り添いながら愛する人に贈る思いが歌い上げられています。
後に小・中学校の音楽教科書にも採用され、幅広い年齢層に愛されてきました。
優しい歌声とコーラスワークが印象的で、穏やかなひとときに聴きたい1曲。
高齢者の方と一緒に故郷の思い出を語りながら楽しめる、春の彩りを感じられる名曲です。
心の旅チューリップ

旅立ちを前にした切ない思いを情感豊かに描いた名曲です。
愛する人と過ごす最後の夜、新しい人生に向かう期待と寂しさを美しく表現しています。
聴いていると当時の思い出が鮮やかによみがえってきますね。
チューリップが1973年4月に発売した作品で、オリコンチャートで1位を獲得しました。
フジテレビ系「人情一本こころの旅」のテーマソングや、トヨタ・カリーナ、JR西日本のCMにも起用されていますよ。
懐かしい汽車の旅のロマンを感じられる本作は、みんなで楽しく歌える親しみやすいメロディが魅力です。
高齢者の方と一緒に手拍子をしながら口ずさんでみるのはいかがでしょうか。
春の予感~I’ve been mellow~南沙織

優しさに満ちた透明感のある歌声が印象的な楽曲です。
大人の恋愛における微妙な心情を繊細に描写しており、ワインを傾けながらゆっくりと語り合う情景が目に浮かびます。
穏やかで落ち着いたメロディーが、聴く人の心を優しく包み込んでくれますよ。
1978年1月に発売されたこの曲は資生堂の春のキャンペーンソングとして起用され、多くの方に愛されました。
1990年代にDDI(現KDDI)のCMでも使用され、2006年公開の映画『虹の女神』のサウンドトラックにも収録されるなど、世代をこえて親しまれています。
座って歌えるメロディーラインで、ゆっくりとしたテンポの穏やかな曲なので、高齢者の方でも楽しくお聴きいただけます。
南沙織さんの優しい歌声に心を癒やされながら、昔を懐かしく思い出すひとときを過ごしていただけますよ。






