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【高齢者向け】人気の春の歌。音楽療法にもオススメの童謡と歌謡曲まとめ

春は寒い冬を越え、新しい生活がはじまる季節です。

気候が暖かくなるため、外に出たり、屋内でも積極的に動きはじめる高齢者の方も増えてくるのではないでしょうか。

今回は、高齢者の方向けの春の人気の歌を、童謡と歌謡曲に分けてご紹介します。

春の歌は、しっとりとしたものから、明るい曲まで数多くあります。

音楽療法として、高齢者の方々と手拍子をとりながら歌ったり、体操に使ってみたりしても良いですね。

高齢者の方にもなじみのある曲ばかりですので、ぜひデイサービスなどの高齢者施設でも活用してみてください!

童謡、唱歌(31〜40)

春の日の花と輝く

愛する人の若さや美しさは、時とともに移ろいゆくものです。

でも本作は、そんな変化を優しく受け入れながら、心の深い絆は永遠に変わらないと歌い上げる珠玉のラブソングです。

アイルランドの伝統的な旋律に乗せて、穏やかで温かい愛の誓いが胸に染みわたります。

1807年に発表された本作は、ハーバード大学の校歌や讃美歌としても親しまれています。

日本では堀内敬三さんの美しい訳詞により、由紀さおりさんと安田祥子さん姉妹のアルバムに収録されるなど、多くの人々に愛されています。

結婚式や卒業式といった人生の節目に、変わらぬ愛の証として歌われることの多い作品です。

春の夜

春の夜 -宮城道雄 / Haru no Yo – Miyagi Michio
春の夜

静寂に包まれた春の宵に、箏の清らかな音色が響き渡る情景を見事に表現した楽曲です。

大正3年に発表された本作は、宮城道雄さんが20歳という若さで作曲した邦楽の名作として知られています。

白梅の香り漂う夜に、一人の男性が箏の音に導かれ、美しい女性とのはかない出会いを経験する様子を繊細に描写しています。

宮城道雄さんが失明を乗り越えて紡ぎだした旋律は、春の夜の静けさと人々の心の機微を優美に表現し、邦楽の新境地を切り開きました。

本作は、日本の四季の移ろいや心情の機微に触れたい方にオススメの一曲です。

穏やかな春の夜に、箏と尺八の調べに身を委ねてみてはいかがでしょうか。

早春賦

早春賦|歌詞付き|日本の歌百選|春は名のみの 風の寒さや
早春賦

日本の歌百選にも選ばれている『早春賦』。

こちらは、春になり何か新しいことにチャレンジしようとする人のワクワクする気持ちや、不安にさいなまれる気持ちを歌った曲です。

そもそも『早春賦』とは、春に書いた詩という意味の言葉。

そのタイトル通り、この曲は作詞家の吉丸一昌さんが春に美しい風景を見たときに、思い付いたそうですよ。

そんな、この曲の魅力といえば、低音高音にわかれての美しいコーラスです。

ぜひ練習してみてくださいね。

うれしいひなまつり

タイトルからは想像がつかないような、物悲しい雰囲気が印象的な『うれしいひなまつり』。

詩人で童謡作家でもあるサトウハチローさんが、娘さんにひな人形を贈ったのをきっかけに作詞されたと言われています。

春の訪れを感じさせる、ひなまつりやひな人形の様子を描いた歌詞にも注目!

ひなまつりのイベントを高齢者施設で開催する時には、この曲を取り入れてみてはいかがでしょうか。

昔を思い出しながら高齢者の方も喜んで歌ってくれるでしょう!

「春が来た」でリズム体操

【高齢者向け 介護体操】歌体操編1「春が来た」【座ったままできる歌体操♪デイサービスなど介護施設での体操やご自宅での介護予防にぜひ by ふくくる】
「春が来た」でリズム体操

春を感じながら体を動かすのにピッタリな体操です。

童謡『春が来た』の歌詞に合った動きをしていきます。

歌詞をイメージして動きを考えることで、脳が活性化し認知症予防につながりますよ。

『春が来た』の歌を一度は歌ったり、聞いたことがある高齢者の方が多いですよね。

なじみのある歌なら寒くて体を動かすことが少なくなった高齢者の方も、挑戦しやすいかもしれませんよ。

ワクワクとした気持ちになるような歌詞や曲調で、高齢者の方もイキイキとした気持ちになるかもしれませんね。

体操を通して、春の訪れを感じ、ストレスの解消にも役立ちますよ。

歌謡曲(1〜10)

ひなげしの花アグネス・チャン

ひなげしの花 / アグネス・チャン(Agnes Chan/陳美齡)
ひなげしの花アグネス・チャン

丘の上に咲く一輪の花を使って、恋占いをする若い女性の切ない恋心を描いた名曲です。

香港出身のアグネス・チャンさんの澄んだ歌声と、清純なイメージが相まって多くの人々の心をとらえました。

1972年11月に発売され、オリコンチャートで5位を記録した本作は、海外出身アーティストの売上記録を40年間維持する大ヒットとなりました。

思い出の曲を皆さんで歌うと、若かった頃の楽しい思い出がよみがえってきます。

懐かしい気持ちに浸りながら、高齢者の方々と一緒に楽しく歌える優しい春の歌として、デイサービスや施設での音楽レクリエーションにオススメします。

あゝ上野駅井沢八郎

『あゝ上野駅』井沢八郎 上野は俺いらの 心の駅だ・・・
あゝ上野駅井沢八郎

昭和39年に発表された井沢八郎さんの代表曲は、故郷を離れて東京で新生活を始める若者の心情を描いた名曲です。

故郷の香りを運んでくる列車や、背伸びして見上げる東京の空を情感豊かに表現した歌詞は、高齢者の方の心に深く響くことでしょう。

井沢八郎さんも青森県出身で、地方から上京する若者の気持ちをリアルに表現できたのかもしれませんね。

本作は日本の高度経済成長期を生きた人々の希望と郷愁を映し出し、2013年からは上野駅の発車メロディとしても採用されています。

デイサービスなどでの音楽レクリエーションにピッタリな1曲です。

昔を懐かしみながら、当時の思い出話に花を咲かせてみませんか。