盛り上がるネタで楽しい!高齢者の方との会話
高齢者の方と会話する中で、その日の体の調子や気分を知れますよね。
今回は、会話を増やす手助けになるような、昭和の懐かしい思い出について質問できるネタを紹介します。
写真や動画があると分かりやすくなり、さらに会話が広がりますね。
高齢者の方同士でも、懐かしい話に花が咲くきっかけになるのでオススメですよ。
他にも、意欲がわくような声かけの方法も紹介しているので、食事や入浴などの場面でぜひ取り入れてみてくださいね!
盛り上がるネタで楽しい!高齢者の方との会話(1〜10)
家庭にあった懐かしい物の話

自宅にあった物で過去を思い出していただき、会話の糸口にしてみましょう。
現在ではあまり見かけなくなった「足踏みミシン」や「黒電話」ですが、高齢者の方にとっては生活に欠かせないアイテムでした。
日常でよく使うアイテムだったからこそ、深い思い入れがあるのかもしれませんよ。
懐かしい物を思い出し、周囲の方と会話をしたり相手の話を聞いたりすることは、脳の活性化につながります。
思い出に浸っていただく楽しい会話を通して、精神的な安定にもなりますよ。
ぜひ「家庭にあった懐しいもの」を取り入れた会話で、楽しい時間をお過ごしくださいね。
相撲の話

相撲が好きな高齢者の方は多いようです。
実際に国技館で相撲の観戦をする方も、いらっしゃるかもしれませんね。
高齢者の方が幼少の頃、テレビなどで多く中継されていたのが「相撲と野球」だったそうです。
そういった経緯から、高齢者の方に相撲ファンが多いという見解もあります。
自分の好きな話題が出ると誰でも嬉しいですし、会話も盛り上がりますよね。
事前に相撲のニュースをチェックして、高齢者の方から相撲の話を引き出してみましょう。
そこから、いろいろな会話が広がることもあるかもしれませんよ。
戦中戦後の食事の話

高齢者の方の中には、戦争を経験された方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、当時の様子をうかがってみましょう。
戦争中や戦後の食事のネタなら、現在の食事と比較をした会話もできるのでオススメですよ。
食事のメニューなどをクイズ形式にしてみるなど試してみてくださいね。
食事の会話から、大変なことや苦労したエピソードも、会話が広がるかもしれません。
長年社会に貢献してきてくださった高齢者の方々のおかげで、現在の日本があります。
お話を通して敬意を示すことも重要です。
懐かしい文化の話

認知症の特徴の一つに「過去の記憶は忘れない」ことが挙げられます。
そこで、高齢者の方との会話に、懐かしく思えるような物や文化を取り入れてみてはいかがでしょうか?
認知症の方への治療法の「回想法」と呼ばれるもので、懐かしい写真や、過去に目にしたことがある品物を見たり触れたりすることで自分を見つめ直すきっかけになるそうです。
過去を振り返り、他の方と思い出話をすると、コミュニケーションの促進にもつながりますよ。
過去と現在の時間の流れがつながり、自分にも自信や希望も持て、心の安定にも効果が期待できます。
懐かしい写真や動画などを見ながらでもいいので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
やる気を引きだす言葉

高齢者施設では、身体を維持する機能の向上などの理由で、体操をおこなっているところは多いですよね。
無理のない範囲で取り組んでいただきたいものですが、「参加しない」高齢者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときに、高齢者の方に信用していただける名称を加えると、スムーズに参加していただける場合もあります。
例えば、体操の前に「NHKの番組でやっていた」や「お医者様が考案した」という情報を伝えてみましょう。
この2つを信用している高齢者の方は多いそうです。
ぜひ、取り入れてみてくださいね。
オノマトペを取り入れた会話

自然の音や、生き物の声や状態を言語化したことを「オノマトペ」と言います。
オノマトペを説明に取り入れると、人の動きを引き出しスムーズにできるようになるそうです。
例えば、体操で「つま先をピーンと立てましょう」と説明すると、力が入るそうですよ。
してほしい動作をイメージして、「肩をグーッと上げて」や「足をグッグッと持ち上げて足踏みしましょう」など声かけをしてみてくださいね。
動きがイメージしやすいので、体を動かしやすくなりそうですよね。
また、オノマトペは力が出る言葉だそうです。
ぜひ、体操やレクで「オノマトペ」を加えてみてくださいね。
懐かしい遊びの話

高齢者の方が幼い頃に遊んだおもちゃには、楽しいエピソードや家族との思い出が詰まっているかもしれません。
当時を思い出すような懐かしい遊びや遊具のネタを会話に盛り込んでみましょう。
楽しい時間のことなら、会話も盛り上がりそうですよね。
過去を振り返る「思い出す」ことは、脳の活性化にも効果が期待できますよ。
「おはじき」や「缶蹴り」など、当時を思い出すような遊びを取り入れたゲームやレクリエーションもオススメです。
ぜひ「懐かしい遊び」のネタをご活用くださいね。