【高齢者向け】冬の俳句。盛り上がる脳トレ
寒さが厳しい冬に室内で楽しめる遊びに悩みますよね。
そんなとき、脳を活性化させながら楽しめる冬の俳句にチャレンジしてみませんか?
五感を使って季節の美しさを読む俳句は想像力や集中力を刺激し高齢者の方の脳トレになりますよ。
今回は、冬の風物詩をテーマにした俳句をご紹介したいと思います。
家族や友人と一緒に読めば、笑顔が広がるひとときを過ごせるでしょう!
冬の俳句で心も体も温めてみませんか。
筆を使って紙に直接書いてみるのも良さそうですね!
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【高齢者向け】冬の俳句。盛り上がる脳トレ(11〜15)
大晦日 定めなき世の さだめかな

「大晦日 定めなき世の さだめかな」。
江戸時代に俳諧師として人気を博した井原西鶴さんはこの俳句のなかで、「この世の中に守るべき秩序はなくなってしまい、何が起こるか分からない毎日でも、毎年大晦日だけはきっちりやってくるんだよ」と詠みました。
毎日を過ごすなかで、自分の思うようにいかないことは多くありますよね。
うまくいかない日々が続いても、良くも悪くも大晦日という日はやってきます。
今日という1日を、前向きに乗り越えていきたいものですね。
旅に病んで 夢は枯れ野を かけめぐる

松尾芭蕉は、江戸時代に活躍した俳諧師です。
現在でも松尾芭蕉が、日本各地で詠んだ俳句が残っていますよね。
「旅に病んで 夢は枯れ野を かけめぐる」は、松尾芭蕉が51歳のときに詠んだ、生前最後の俳句ですよ。
弟子たちの言い争いの仲裁のために向かう途中で、病に倒れて寝込んでいるときに詠みました。
辞世の句でもありますが、この俳句を詠んだ時点では、辞世の句と思っていなかったという説もあります。
この俳句以外でも高齢者の方と、俳句に込められた本当の意味を考えるのも楽しいかもしれませんね。
寒月や 門なき寺の 天高し

与謝蕪村は、江戸時代に活躍した俳人です。
与謝蕪村と松尾芭蕉と小林一茶の三人は、江戸時代で特に名高い俳諧人だそうですよ。
俳句がお好きな高齢者の方なら、与謝蕪村のことをご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
「寒月や 門なき寺の 天高し」は、絵師でもある与謝蕪村の、絵画のような写生のようにも感じられる一句です。
意味は、寒い夜に、小さな門もない寺の澄み切って高い空の上では、さえわたって月が輝くということです。
月と表現すると秋の穏やかな雰囲気を感じるかと思います。
寒月とすことで冷たい夜空にさえたひかりを放つ月の様子がでますね。
季語をじょうずに使って、季節を感じながら高齢者の方と俳句を作る参考にしてみてください。
おわりに
俳句を読むのは季節を感じられるすてきな趣味ですよね。
特に冬は寒さからネガティブなイメージが多いですが、静けさや寒さの中にある温かさなどの小さな喜びが感じられます。
ぜひ、家族や友人と一緒に俳句読みに挑戦し、楽しい時間をお過ごしください。