洋楽エレクトロポップ~シンセポップおすすめの名曲・人気曲
エレクトロポップやシンセポップといった音楽は、40年以上の歴史を持ったジャンルです。
いわゆるテクノ、ダンスミュージックとのつながりや、そもそもエレクトロポップとシンセポップとの違いなどを突き詰めていくとキリがありません。
今回はそういった歴史的な経緯はさておき、ポップなメロディを軸とした洋楽のエレクトロポップ、シンセポップの名曲たちを新旧問わずリサーチ、バラエティ豊かに集めてみました!
時代をこえたジャンルの結びつきにも気付けるかも?
興味を持たれた音楽ファンの皆さま、ぜひご一読を。
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洋楽エレクトロポップ~シンセポップおすすめの名曲・人気曲(1〜10)
Such Great HeightsThe Postal Service

今やアメリカを代表するロック・バンドにまで成長したデス・キャブ・フォー・キューティーのフロントマン、ベン・ギバードさんがエレクトロニカ・アーティストのDntelさんと組んだユニットのザ・ポスタル・サーヴィスをご存知ですか?
2003年に『Give Up』というたった1枚のアルバムを残して短い活動を終えた彼らですが、本国アメリカではロングセラーとなり、リリース元の名門インディーズ・レーベルであるサブ・ポップにとっても久々のヒット作となりました。
リード・シングル『Such Great Heights』は、先進的なエレクトロニカ・サウンドとベンさんらしいナイーブでせつないメロディが絶妙なバランスで融合した名曲となっていますよ。
KingYears & Years

2010年代後半以降のエレクトロポップ~シンセポップ界に彗星の如く登場、一躍人気者となった英国出身のトリオ、イヤーズ&イヤーズ。
鮮やかなシンセの音色で彩られた美麗なエレクトロポップ~シンセポップを軸として、現代的なR&Bから90年代のハウス、ポップスなどの要素をたくみに融合させたサウンドで、2015年にリリースしたデビュー・アルバムは見事全英チャート1位を記録しています。
俳優としても活躍する美形のシンガー、オリー・アレクサンダーさんの存在感も人気の1つですよね。
そんな彼らが2015年にリリース、大ヒットを記録した『King』は、バンドの基本的な魅力が詰まったキャッチーな楽曲となっておりますから、入門編としてもオススメの1曲ですよ。
Whip ItDevo

仮にディーヴォの音楽を聴いたことがなくても、黄色のつなぎとエナジードームと呼ばれる赤い帽子というお揃いの衣装のメンバーの姿は思い当たる方は結構いるのでは?
そんな特徴的な見た目でも知られる彼らは、アメリカが生んだニューウェーブ・バンドの代表的な存在。
海外はもとより日本でもデーヴォの影響を公言するアーティストは多く、YMOや電気グルーヴ、POLYSICSなどが有名です。
そんなディーヴォの代表曲にしてヒット・シングルが『Whip It』です。
1980年にリリースされたアルバム『欲望心理学』に収録されており、アルバム自体も高い評価を受けています。
エレクトロポップでありながらもギターがきっちり鳴り響き、シャープな音作りはポスト・パンクにも通じるものがありますね。
洋楽エレクトロポップ~シンセポップおすすめの名曲・人気曲(11〜20)
ViennaUltravox

ウルトラヴォックスは主に80年代のイギリスにおいて、大きな成功を収めたバンドです。
結成は1975年と古く、初期はグループの創設者ジョン・フォックスさんを中心とした、ポスト・パンクやニューウェーブの先駆け的なサウンドを展開していました。
後に、後任のボーカリストとしてミッジ・ユーロさんが加入、バンドのサウンドもより分かりやすくコマーシャルな方向へと変化していきました。
今回紹介している楽曲は、彼らが1981年にリリースして出世作となったアルバム『ヴィエナ』の表題曲です。
洗練されたサウンドの先鋭性と、美しいメロディが融合した見事な名曲であり、バンドの代表曲となりました。
Tainted LoveSoft Cell

イギリスはリーズのアートスクールで出会った2人が1978年に結成したソフト・セルは、80年代のニューウェーブ・シーンにおいて本国のみならずアメリカでも成功したエレクトポップ・デュオです。
残念ながら、日本における知名度は低いと言わざるを得ませんが、熱狂的なファンも多く、著名なアーティストがその影響を公言していることは強調しておきたいところです。
今回紹介している楽曲は、彼らの代表曲にしてアメリカでもヒットを記録した『Tainted Love』です。
『汚れなき愛』という邦題もあるこの曲、実は1964年にリリースされたグロリア・ジョーンズさんのカバー曲。
こういう曲を取り上げる嗅覚に、独自のセンスを感じさせますよね。
ちなみにこの曲も、後にニューウェーブ大好きなマリリン・マンソンがカバーしていますね……。
Love Action (I Believe In Love)The Human League

80年代のシンセポップ勢の中でも代表的なユニットであり、商業的にも成功を収めたのがヒューマン・リーグです。
いわゆるニューロマンティックとも称され、化粧を施した妖艶なルックスのフィリップ・オーキーさんをフロントマンとして、ここ日本においても人気を集めました。
『愛の残り火』という邦題でも知られる『Don’t You Want Me』が有名ですが、今回は1981年にリリースされたシングル曲『Love Action (I Believe in Love)』を紹介します。
MTVのブームに乗ったプロモーション・ビデオによるイメージ戦略で売れたことは事実ですが、アナログ・シンセの使い方など音楽的にも評価すべき点が多くあることにも留意しつつ聴いてみてくださいね。
CarsGary Numan

アンドロイドのような非人間的なルックスと先鋭的なエレクトロポップ・サウンドで一世を風靡したのが、イギリス出身のゲイリー・ニューマンさんです。
10代で結成したTubeway Armyというバンドでキャリアをスタートさせ、バンド解散後はソロへと転身。
1979年にリリースしたソロデビュー・シングル曲『Cars』はいきなり全英1位、全米でも3位という大ヒットを記録しています。
ループするシンセのフレーズ、無機質なビート、人間的な湿っぽさを一切排除したようなボーカル……彼が提示したサウンドは、後続のアーティストに大きな影響を与えました。
ゲイリーさん自身はウルトラヴォックス及びジョン・フォックスさんのファンを公言しておりますから、両者のサウンドを比べながら聴いてみるのもおもしろいですよ。