洋楽エレクトロポップ~シンセポップおすすめの名曲・人気曲
エレクトロポップやシンセポップといった音楽は、40年以上の歴史を持ったジャンルです。
いわゆるテクノ、ダンスミュージックとのつながりや、そもそもエレクトロポップとシンセポップとの違いなどを突き詰めていくとキリがありません。
今回はそういった歴史的な経緯はさておき、ポップなメロディを軸とした洋楽のエレクトロポップ、シンセポップの名曲たちを新旧問わずリサーチ、バラエティ豊かに集めてみました!
時代をこえたジャンルの結びつきにも気付けるかも?
興味を持たれた音楽ファンの皆さま、ぜひご一読を。
洋楽エレクトロポップ~シンセポップおすすめの名曲・人気曲(1〜10)
Computer LoveKraftwerk

60年代から70年代にかけて、主に西ドイツで誕生した実験的な音楽ジャンル、クラウトロックの代表的なグループであり、テクノの元祖であり始祖がクラフトワークです。
彼らが残した功績は短い文章で語れるものではなく、音楽に限らずさまざまな芸術へ多大なる影響を与えた偉大なグループです。
そんなクラフトワークが1981年に発表した名曲『Computer Love』は、テクノポップやエレクトロポップの走りといえるサウンドを展開。
いつの時代に聴いても、まったく古びていないと感じるのがすごいですね。
後にColdplayが2005年にリリースした楽曲『Talk』において、この楽曲の印象的なフレーズが引用されています。
Blue Monday 88New Order

前身バンドのジョイ・ディヴィジョンも含めて、ニュー・オーダーが歩んできたキャリアはイギリスの音楽史において最も重要なものの1つであり、エレポップ~シンセポップの歴史を語る上でも欠かせないものです。
欧米のみならず、日本のアーティストにも多大なる影響を与えた彼らの革新的なサウンドは、時代性を感じさせながらも聴くたびに新鮮な発見がありますよね。
そんな彼らの代表曲の1つであり、大ヒットを記録した名曲が『ブルー・マンデー』です。
オリジナル・バージョンは1983年にリリースされ、後に巨匠クインシー・ジョーンズさんがリミックスを手がけたバージョンが1988年に再リリースされています。
テクノとロックの融合という意味でも、歴史的な名曲と言えましょう。
FirefliesOwl City

2000年代のエレクトロポップ~シンセポップの代表的なヒット曲といえば、アダム・ヤングさんの1人ユニットであるアウル・シティーの名曲『Fireflies』でしょう。
2009年にリリースされ、本国アメリカはもとより日本を含む世界中で大ヒットを記録したことを覚えている方も多いのではないでしょうか。
もともとはネット上で音楽活動を行っており、熱心な音楽ファンの中では周知の存在であったアウル・シティーの名前をお茶の間にまで浸透させたきっかけとなった曲でもあります。
カラフルでキラキラした音色がちりばめられ、ポップソングとして一級品であることはもちろんのこと、アダムさん特有の内省的な世界が描かれた歌詞にも注目してみてくださいね。
West End GirlsPet Shop Boys

1981年の結成以来、不動の2人組デュオとして活動を続け、世界中で大きな成功を収めたペット・ショップ・ボーイズ。
ニール・テナントさんの持つ澄んだ歌声、耳になじみやすいシンセポップ~エレクトロポップを軸として、多くの名曲を生み出し続けてきました。
そんな彼らにとって記念すべきデビュー曲となったのが、この『West End Girls』です。
日本においては、スズキ・カルタスGT-iのCMソングとして記憶している方は多いのでは?
実はこの曲、リリース当初はまったく売れず、バージョンを変えて再リリース後に大ヒットを記録したという経緯があるのです。
それぞれのバージョンを聴き比べてみるのもおもしろいですよ!
Take Yourself HomeTroye Sivan

南アフリカ出身のオーストラリア育ち、シンガーソングライターとしての実力もさることながら、端正な顔立ちと抜群のスタイルで俳優としても活動、ファッション業界からも熱い視線を浴びる新世代のポップ・スター、トロイ・シヴァンさん。
2020年4月に公開された楽曲『Take Yourself Home』は、そんな彼にとってはもともと2020年代後半にリリースが予定されている曲でした。
昨今の混乱した社会情勢において、急遽リリースが決まった楽曲なのです。
柔らかいアコースティック・ギターの音色と現代的なエレクトロポップ~シンセポップの要素がバランス良く融合した美しい名曲となっており、本人も「僕がこれまで書いてきた曲の中で、お気に入りの曲の1つ」と述べています。
トロイさんの思いが込められた歌詞にも、ぜひ注目してみてください。
Take a WalkPassion Pit

2000年代後半にデビュー、シンセポップ~エレクトポップの代表的なバンドとして名高いパッション・ピット。
2020年現在は、中心人物のマイケル・アンジェラコスさんによるソロ・プロジェクトとして活動中です。
今回紹介している『Take a Walk』は、2012年にリリースされ本国アメリカでゴールドディスクを獲得したヒット・シングルです。
カラフルなサウンドに彩られ、せつないメロディに満ちた彼ららしい名曲ですが、歌詞はとてもシリアスなものです。
ぜひ、歌詞に込められた深い意味を読み取ってみてください。
Personal JesusDepeche Mode

70年代後半に勃発したニューウェーブ・シーンにおいて、大きな商業的成功を収めた代表的なバンドとして真っ先に名前が挙げられる筆頭といえば、デペッシュ・モードですよね。
1980年の結成以来、多くのトラブルに見舞われながらも、長きに渡り音楽シーンの第一線で活躍し続ける存在です。
そんな彼らが1989年にリリース、ヒットを記録した『Personal Jesus』は、奔放な電子音とブルースロック風のリフが巧みに融合しており、ストレートなエレクトロポップとは違った独自のセンスに思わずうなってしまう名曲。
後に、あのマリリン・マンソンが原曲にほぼ忠実なカバーを披露しています。
ぜひ、聴き比べてみてください!