演歌は日本人の心ともいわれる音楽であり、桜もまた日本の春の風物詩として親しまれていますよね。
そして演歌の中には、桜を歌った楽曲がたくさんあって、そのどれもが心に染み入るすばらしい曲なんです。
この記事では、そうした桜を歌った演歌の名曲を一挙に紹介していきますね!
誰もが聴いたことがあるであろう有名な曲はもちろん、演歌に詳しくない方はご存じないかもしれない隠れた名曲まで、幅広く選びました。
ぜひこの機会にたくさんの楽曲に耳を傾けていただき、あなたの心を震わせる1曲を見つけてみてくださいね。
桜を歌った演歌の名曲。春に聴きたい桜ソングまとめ(1〜10)
おしろい花NEW!水森かおり

「ご当地ソングの女王」として愛される水森かおりさんの、輝かしいキャリアの原点となったデビュー曲です。
1995年9月に発売されたこの楽曲は、オリコン演歌・歌謡ランキングで初登場3位を記録しました。
愛する人のそばで美しく咲き誇りたいと願う、いちずな女性の心情が夕暮れに咲く花に重ねて歌われています。
ストリングスが彩る軽快なメロディに乗せた、情感たっぷりの歌声が胸に響きますよね。
本作を聴けば、かつての純粋な恋の記憶がよみがえり、思わず胸が熱くなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
ひたむきな恋心に、そっと寄り添ってくれるような優しい1曲です。
おんなの一生~汗の花~NEW!川中美幸

ひたむきに生きる母への感謝と、娘からの深い愛情を歌い上げた、心温まる人生応援歌です。
作詞家・吉岡治氏が描く、日々の暮らしの中で汗を流し、どんな苦労も笑顔で乗り越えてきた母の姿。
その情景が川中美幸さんの慈愛に満ちた歌声と重なり、聴く人の胸に深く染み渡りますよね。
この楽曲は2003年5月、母の日シーズンに合わせて発売されたシングルです。
後に名盤『川中美幸大全集』といったベスト盤にも収められ、今も多くの人に愛されています。
懸命に生きる人の美しさに、明日を生きる力をもらえるような気がしませんか?
大切な人へ、普段は言えない感謝の気持ちを伝えるきっかけにしてみてくださいね。
冬恋花NEW!花咲ゆき美

凍てつく冬の北国を舞台に、会えない恋人への切ない思いを情感豊かに歌い上げた、花咲ゆき美さんの4枚目のシングルです。
闇を走る列車や霧笛が響く港といった情景が目に浮かぶようで、悲恋のドラマ性をより一層際立たせています。
この楽曲は2009年12月に発売された作品で、オリコンチャートで19週にわたりランクインするロングヒットを記録しました。
のちに名盤『全曲集 冬恋花・冬の蛍』にも収録されています。
どんな過酷な状況でも咲こうとする花に自身を重ねる、主人公のひたむきな覚悟が花咲さんの力強い歌声を通して伝わってきますね。
やるせない恋心を抱え、物思いにふけりたい夜に聴くと、その世界に深く浸れるかもしれません。
ふたり花NEW!藤あや子

2000年8月に公開された、藤あや子さんのシングルです。
愛する人のために尽くし、つらい時でも笑顔で支えようとする女性のひたむきな姿に、心を打たれた方も多いのでは?
この楽曲は、作詞家の三浦康照さんと作曲家の水森英夫さんという、演歌界を代表するコンビが手がけた王道の1曲。
その年の第51回NHK紅白歌合戦では、紅組の8番手として山本譲二さんとのデュエットで歌唱し、華やかなステージを飾りました。
長年連れ添ったパートナーと、二人で歩んできた道のりを静かに振り返りながら聴くと、お互いへの感謝の気持ちがこみ上げてくるかもしれませんね。
日常に潜む幸福と、揺るぎない絆の温かさを再認識させてくれる名曲です。
風花NEW!大空亜由美

演歌の叙情的な世界観に、思わず体が揺れるロックサウンドを融合させた大空亜由美さんの楽曲です。
本作は、師匠である結城忍さんが作詞を手がけ、失った恋の痛みを抱えながらも、やがて来る春に花が凛と咲くように前を向く、その強い決意が歌われています。
大空さんの情感あふれる歌声が、主人公の切なさと再生への希望をドラマチックに表現。
悲しみを乗り越え、新たな一歩を踏み出したいあなたの背中を力強く押してくれるはずです!
わが町は緑なりき千昌夫

おだやかなメロディーが印象的な千昌夫さんの名曲『わが町は緑なりき』。
一応、ジャンルとしては演歌にあたる作品なのですが、ボーカルラインに関しては昭和歌謡のエッセンスが強く、演歌の特徴であるこぶしはほとんど登場しません。
少なからず登場するこぶしはほとんどが1音階の上下にとどまっているので、演歌の歌い回しが得意ではない方でも問題なく歌いこなせるでしょう。
昔ながらのムードのある楽曲が好きな方は、ぜひレパートリーに加えてみてください。
祇園闇桜三山ひろし

京都祇園を舞台にした悲恋作品です!
石原信一さんによる作詞、弦哲也さんによる作曲で、2025年6月にリリース。
花街の情緒とはかない恋の物語が重なり合う歌詞には、大正浪漫を思わせる美しい情景が落とし込まれています。
三山ひろしさんの温かみのある歌声で、切ない恋心をしっとりと歌い上げているんです。
古都に思いをはせたい方、和の情緒を味わいたい方にオススメですよ!