【演歌】音痴の方でも歌いやすい曲【女性歌手編】
演歌は当然ながらどの曲であっても高い歌唱力や表現力が求められるものですから、特に音痴という自覚のある方は「私には無理……」と歌う前から断念されている方も多いかもしれません。
とはいえ演歌にも比較的歌いやすい曲や、うまく歌えなかったとしてもノリで押し切れる曲も少なからず存在します。
そこで今回は音痴の方でも歌いやすい、もしくは完ぺきに歌えなかったとしても楽しめてカラオケの場を盛り上げてくれる曲をご紹介。
歌いやすさだけではなく、歌謡曲テイストが色濃く先述したようにノリで勝負できそうな曲も含めて選曲していますから、たとえば有名なコーラス部分だけ歌ってみたり、友だちとデュエットするなどして工夫しながら楽しんでみてください!
【演歌】音痴の方でも歌いやすい曲【女性歌手編】(11〜20)
河内おとこ節中村美律子

熱い魂と情熱が込められた、中村美律子さんの大ヒット曲ですね。
河内の男の生き様を歌い上げたこの楽曲は、1989年6月にリリースされ、徐々に人気を博していきました。
地域色豊かな歌詞と力強い歌唱で、関西だけで半年間で8万枚を売り上げるほどの大ヒットとなりました。
関西地方の夏祭りや盆踊りでも定番の曲として親しまれ、老若男女問わず楽しめる一曲です。
音痴の方でも、サビの部分だけを友達と一緒に歌うなど工夫すれば、十分に楽しめる曲だと思います。
カラオケで盛り上がりたい時や、元気をもらいたい時にぜひ歌ってみてはいかがでしょうか。
花わずらい市川由紀乃

色気と情熱を感じさせるメロディーが印象的な作品『花わずらい』。
演歌特有の艶やかさを感じる本作ですが、実は昭和歌謡のエッセンスも多分に含まれています。
実際、こぶしをはじめとした演歌の要素がボーカルラインではあまり登場せず、あくまで演歌らしさは雰囲気にとどまっているという印象です。
昭和歌謡がベースにあるため、ボーカルラインの難易度も必然的に下がっているので、しっかりと抑揚を意識しながら歌えば、プロっぽく聞こえるでしょう。
石狩挽歌田中あいみ

歌謡曲のイメージが強い田中あいみさんですが、細川たかしさんの弟子ということもあって、演歌の実力もピカイチです。
そんな田中あいみさんの演歌調の楽曲のなかでも、特にオススメしたいのが、こちらの『石狩挽歌』。
本格的な演歌ですが、こぶしのような細かい技術というよりは、倍音や抑揚をはじめとした基礎歌唱力で魅せるタイプの楽曲なので、ボーカルライン自体の難易度は低めです。
ヒーカップ唱法にやや近い裏返った発声が何度か登場するので、そこは意識して歌ってみましょう。
うたかたの女市川由紀乃

アルバム『市川由紀乃リサイタル2023 ソノサキノハジ真利』に収録されている市川由紀乃さんの名曲『うたかたの女』。
ポップス調の楽曲を歌うことも多い市川由紀乃さんですが、本作は本格的な演歌に仕上げられています。
それでいて、難易度が低く、彼女の楽曲でよく見られる複雑な音程の上下を繰り返すハイレベルなこぶしはほとんど登場しません。
1~3音の上下にとどまったこぶしが主体で、音域も狭い部類なので、演歌に慣れた女性であれば問題なく歌いこなせるでしょう。
なごり歌市川由紀乃

涙を誘う名曲として多くのファンから愛されている市川由紀乃さんの名曲『なごり歌』。
哀愁を感じさせる演歌調の楽曲ですが、細かいところに注意を向けると実は演歌よりも昭和歌謡に近いことがわかると思います。
実際、こぶしをはじめとした演歌の技術みたいな部分はあまり使用されておらず、演歌らしさはあくまでメロディーだけにとどまっています。
音域も広い方ではないので、誰でも気軽に取り組める作品と言えるでしょう。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
夕化粧市川由紀乃

全体を通して聴くと非常に感情的な曲です。
そのためこちらの曲は一定にならないように抑揚に気を付けたいので、フレーズフレーズの最初の言葉はしっかり入りましょう。
曲全体の音域はC#3~B4でAメロBメロは低く、サビで一気に高音域になります。
AメロBメロは張り切りすぎず丁寧に語るように歌ってください。
サビは高い音ですべて「な」から入るのですが、な行は鼻にかかる発音で音程がとりづらいです。
こちらは思っているよりもアクセントでしっかり出しましょう!
その「な」の次の音がこの曲の最高音です。
「な」で助走をつけてから一気に次の音を吐き出しましょう!
少し難易度が高い曲ですが、練習してみてください。
【演歌】音痴の方でも歌いやすい曲【女性歌手編】(21〜30)
京都から博多まで田中あいみ

哀愁のただよう本格的な演歌調が印象的な作品『京都から博多まで』。
本作は田中あいみさんの楽曲のなかでも、特に低音が強調された作品で、Aメロは倍音を活かした低音が続きます。
音域自体はそこまで広くないので、決して難しい楽曲ではありませんが、魅力を最大限まで引き出したいなら、サビではなくこのAメロを中心にキーを合わせましょう。
肺が絞れるほどに息を混ぜながら発声すると倍音を習得しやすいので、こちらの練習をしつつ、本作に取り組んでみてはいかがでしょうか?