【2025】注目を集める国内フィメールラッパーまとめ
ヒップホップという枠内をこえて、音楽フェスティバルのメインステージでの登場や日本武道館公演など、日本の音楽シーンやカルチャーに多大な影響を及ぼすフィーメールラッパーの存在感はこれまでにないほどに高まっています。
2024年には現代ヒップホップの女王、Awichさんが米版『GQ』にて特集を組まれたことも記憶に新しいですが、20年代の現在はZ世代の才能あふれるフィーメールラッパーも続々と登場しているのですね。
こちらの記事では、期待の若手からベテラン勢まで国内フィーメールラッパーをまとめて紹介しています。
もっと日本のヒップホップを掘り下げたいという方はもちろん、初心者の方もぜひチェックしてみてください!
【2025】注目を集める国内フィメールラッパーまとめ(11〜20)
Need To Be Me feat. JESSE (RIZE/The BONEZ)大門弥生

大阪を代表するフィメールラッパーの1人、大門弥生さん。
フェミニストとしても知られており、女性のあり方や強さを描いた作品を多くリリースしています。
Elle Teresaさんとは真逆のスタイルですね。
そんな彼女の魅力は主にリリックとボーカルにあると思います。
彼女は別のアーティストと共演する際は、ボーカルを担当することが多く、高いボーカル能力を持っていることで知られています。
ゴリゴリのヒップホップというよりは、メロディアスなスタイルに近いため、ラップに抵抗のある方でも聴きやすいでしょう。
三億円chelmico

独特の音楽性が印象的なデュオ、chelmico。
ラッパーというほどラッパーではありませんが、多くの楽曲でラップを披露しているので、今回はフィメールラッパーのくくりとして紹介いたします。
彼女たちの楽曲はメッセージ性が強いことで知られています。
印象的なリリックにロックやハウスなど、さまざまなジャンルをミックスさせたトラックは圧巻ですよね。
ラップがうまいわけではありませんが、全体の完成度や音楽性の高さはフィメールラッパーのなかでもすさまじいので、ぜひチェックしてみてください。
Special (Prod by DJ RYOW & SPACE DUST CLUB)HITOMIN

SNSを中心に人気を集めるようになったフィメールラッパー、HITOMINさん。
トレンドのトラップミュージックをベースにポップスの要素をミックスさせたキャッチーなジャンルを得意としており、整ったルックスも相まって女性のヘッズからは憧れの存在として人気を集めています。
そんな彼女の魅力は、なんといっても聴きやすい音楽性にあるでしょう。
ファストラップやステルスで韻を踏むなど、玄人が好むスキルではなく、誰でも親しみやすいメロディーラインやフロウを重視したラップを主体としています。
どの曲も聴きやすいので、フィメールラッパーをこれから聴き始める初心者のヘッズは、彼女を入り口にしてみても良いかもしれませんね。
トメ・ラレ・ナイ(Prod. DJ UPPERCUT)Reichi

高校生ラップ選手権で名を上げたフィメールラッパー、Reichiさん。
ちゃんみなさんと同世代で、当時の10代のフィメール・シーンを大いに盛り上げました。
高校生ラップ選手権の彼女しか知らない方は、なんでもお構いなしの攻撃的なスタイルをイメージすると思います。
音源での彼女はそういったイメージとは真逆で、リアルな女性の心情を歌った、キャッチーでキュートなラップを多くリリースしています。
バトルMCとしての彼女しか知らない方は、音源に触れてみて彼女のキュートなラップを味わってみてはいかがでしょうか?
余裕あっこゴリラ

バトルシーンでも活躍しているフィメールラッパー、あっこゴリラさん。
ちゃんみなさんとあっこゴリラさんはMCバトルをキッカケに最も名を上げたフィメールラッパーのツー・トップではないでしょうか?
現在の彼女しか知らない方は、彼女に対して高い音楽性やハイレベルなフロウを持つ実力派のラッパーというイメージだと思います。
もちろん、素質は初期から見えかくれしていたのですが、バトルシーンに出始めたときの彼女は、今ほどのスキルは持っていませんでした。
ここ3~4年の実力の上がり方がすさまじく、現在に関してはフィメールラップでもトップクラスのスキルを持つ彼女。
昔の曲から順を追って聴いていくと、彼女の進化の軌跡を楽しめるので、ぜひバトルMC時代の彼女もチェックしてみてください。
DiaryMIRI

MCバトルで人気を集めるフィメールラッパー、MIRIさん。
いわゆるアイドル・ラッパーというポジションで、キャリアの初期ではそういった売れ方に疑問符を浮かべるラッパーやヘッズも少なくありませんでした。
しかし、そこから徐々にスキルを身に着けていき、現在はフィメールラッパーのなかでもスキルフルな部類に入るほどの技術を身に着けています。
楽曲は背中を押してくれるようなキャッチーな楽曲が多いため、アングラが苦手なヘッズの方には非常に親しみやすいでしょう。
【2025】注目を集める国内フィメールラッパーまとめ(21〜30)
Bad City ~Yokohama~MARIA

国際色豊かな環境で育ち、幼少期からR&Bやヒップホップとともに成長してきたMARIAさん。
日本人の母とアメリカ人の父を持つバイリンガルラッパーとして、クルー「SIMI LAB」の紅一点でもあります。
2011年にはSIMI LABのアルバム『Page1:ANATOMY OF INSANE』に参加し、2013年にはソロアルバム『Detox』でデビュー。
R&B、アフロビーツ、ラテンミュージックなど多彩な音楽性を取り入れた独自のスタイルで、リスナーを魅了し続けています。
高校生ラップ選手権の審査員を務めるなど若手育成にも貢献し、2023年には母となってからもEP『True Color』を発表するなど、精力的に活動。
日本語と英語を自在に操るスキルと、実体験に基づくリアルなリリックで、ジャンルの垣根を超えた音楽表現を求める方にお勧めです。