【2025】注目を集める国内フィメールラッパーまとめ
ヒップホップという枠内をこえて、音楽フェスティバルのメインステージでの登場や日本武道館公演など、日本の音楽シーンやカルチャーに多大な影響を及ぼすフィーメールラッパーの存在感はこれまでにないほどに高まっています。
2024年には現代ヒップホップの女王、Awichさんが米版『GQ』にて特集を組まれたことも記憶に新しいですが、20年代の現在はZ世代の才能あふれるフィーメールラッパーも続々と登場しているのですね。
こちらの記事では、期待の若手からベテラン勢まで国内フィーメールラッパーをまとめて紹介しています。
もっと日本のヒップホップを掘り下げたいという方はもちろん、初心者の方もぜひチェックしてみてください!
【2025】注目を集める国内フィメールラッパーまとめ(21〜30)
UCHIRARei©hi

大阪府羽曳野市が生んだ実力派フィメールラッパー。
総合格闘技の経験を持ち、そのエネルギーと闘志溢れるパフォーマンスが魅力のRei©hiさんは、ヒップホップをベースにレゲエやR&B、アマピアノなど多彩なジャンルを取り入れた音楽性で独自の世界観を築いています。
2018年2月、エイベックスのレーベル「SONIC GROOVE」からミニアルバム『JKはブランド』でメジャーデビューを果たし、その後もTBS系『CDTVサタデー』のオープニングテーマに起用されるなど、着実にシーンでの存在感を高めています。
2022年からは自身のレーベル「KOYOMI」を立ち上げ、インディペンデントアーティストとして新たなステージへと進化。
SNSを中心に若い世代から絶大な支持を集めるRei©hiさんの楽曲は、リアルな言葉とエネルギッシュなサウンドで心を揺さぶります。
SWEETEST TABOO (feat.CASPER)Lipstorm

長崎県諫早市の出身で、東京を拠点に活動するバイリンガル・ラッパー。
ヒップホップやR&B、トラップなど様々なスタイルを取り入れた、個性光る音楽性を持つLipstormさんは、鋭い言葉選びとストリート感覚が光る表現力でリスナーの共感を呼び起こしています。
2013年にDJ ADDICTとのコラボレーションでミックステープに参加し、東京のJ-RAPシーンで存在感を放ち始めました。
Red Bull Musicの「64 Bars」プロジェクトへの参加や、ちゃんみなさん、KOWICHIさんとのコラボレーションでも高い評価を得ており、複雑な語彙とキャッチーなビートで魅せる彼女のサウンドは、クラシックなヒップホップと現代的な要素を巧みに融合させています。
ヒップホップの王道を守りながらも革新的なアプローチを好む音楽ファンにぜひ聴いてほしいアーティストです。
I Luv Mary JaneNOPPAL

2010年代初頭から音楽活動を開始したNOPPALさんは、チルアウト、ローファイ・ヒップホップ、R&Bなど多様なジャンルを軽やかに行き来する才能豊かなフィーメールラッパー/シンガーです。
音楽活動の出発点は富山発のWebマガジン「SQUIDS magazine」のクルーでした。
2013年のラップデビュー以降、彼女は日常の些細な感情や季節の移ろいを繊細に描写した楽曲を次々とリリース。
2014年にはEP『Crystal EP』を公開し、メロディアスでありながらリズミカルなラップスタイルと独自の世界観で注目を集めました。
2015年には女性ラッパーを特集したコンピレーションアルバム『G.I.R.L.S RAP』に参加。
鶴岡龍とマグネティックスのアルバム『LUVRAW』への客演など、着実にキャリアを重ねています。
繊細な感性と優しい歌声を持つNOPPALさんの音楽は、穏やかな時間を過ごしたい方におすすめです。
BOWMFS

1998年生まれ、東京出身で大阪を拠点に活動するMFSさんは、ヒップホップクルー「Tha Jointz」のメンバーとしても活躍する実力派アーティストです。
多文化的なバックグラウンドを活かした独自のスタイルで、トラップやR&Bなど多彩なジャンルを取り入れた楽曲を生み出しています。
2021年のEP『FREAKY』でデビューを飾り、2024年4月にリリースしたアルバム『COMBO』では、JJJやanddy toy storeなど豪華アーティストとのコラボレーションを実現。
Spotifyの「RADAR: Early Noise 2024」に選出されるなど、次世代の才能として高い評価を受けています。
ジャンルの垣根を超えた表現力と、聴き手の心に響くリリックで、音楽フェスティバルでも存在感を放つMFSさんの楽曲は、新しい音楽との出会いを求めているリスナーにぴったりです。
Blacklist姫

1979年生まれの女性ラッパーとして、深いスキルと影響力を誇る革新的なアーティストです。
10代半ばでダンスを通じてヒップホップと出会い、1998年にヒップホップグループNARSISTERを結成。
2001年よりソロ活動を開始し、八王子を中心に熱心なファンを獲得してきた姫さんは、2003年にアルバム『姫始』でソロデビューを果たしました。
当時、女性ラッパーのソロアルバムリリースが極めて稀少だった中、DABO、三善/善三、JUN-Gなど実力派アーティストを迎えた3枚のアルバムを制作。
低音のボイスと独特のフロウを武器に、従来の「かわいらしさ」という価値観を超えた強さと表現力で、後続の女性ラッパーたちに大きな道を切り開きました。
リアルなメッセージと圧倒的な存在感を求めるリスナーに向けた、パワフルな作品群をぜひ。
A.K.YRumi

東京は川崎で育ち、独自の存在感を放つフィーメールラッパー。
ヒップホップを軸に、ダンスホール、ロック・バラード、グライムなど、多彩なジャンルを縦横無尽に行き来するスタイルが持ち味です。
2004年に自身のレーベル「Sanagi Recordings」を設立し、アルバム『Hell Me TIGHT』でデビューしたRUMIさん。
感情剥き出しのヒステリックなスタイルと繊細な歌心を兼ね備え、従来の女性ラッパー像を覆しました。
インディペンデントなスタンスを貫きながら、THE HEAVYMANNERSやPRIMALなど、様々なアーティストとのコラボレーションを通じて音楽の可能性を広げ続けています。
ダンスミュージックとラップの境界線を打ち破るライブパフォーマンスでも高い評価を得ています。
強い意志と繊細な感性を持ち合わせた表現に共感できる方にぜひ聴いていただきたいアーティストです。
オコダワリHITOMIN

幼少期からディズニーチャンネルのドラマに影響を受け、音楽に魅了されたHITOMINさん。
親との衝突を経て16歳で音楽の道を志し、SNSに投稿した英語楽曲のリミックスがプロデューサーの目に留まり、2019年にBTB ENTからデビューを果たしました。
ヒップホップ、R&B、レゲエ、ロック、クラシックなど、ジャンルの枠にとらわれない自由な音楽性で、TikTokでバズった初期の楽曲が彼女の代表作となっています。
マネージャーを持たず、ツアーの企画やスケジュール管理、グッズの発注まで自身で行う自立した姿勢も魅力的。
2024年4月には東京・渋谷のSpotify O-EASTでワンマンライブを開催するなど、精力的に活動を展開。
マイリー・サイラスや宇多田ヒカルを影響源に挙げ、自身のスタイルを貫く姿勢は、ジャンルレスな音楽を求める方におすすめです。