【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】
多くのサブジャンルが存在するジャズの中でも、フュージョンはその言葉の持つ意味の通り、ジャズを基調としてロックやラテン音楽、はては電子音楽にいたるまで、さまざまなジャンルを融合させたクロスオーバーなサウンドを特徴としています。
日本においても、非常に人気の高いジャンルですよね。
今回は、そんなフュージョンに興味を持たれた方々に向けて、ぜひ聴いて頂きたいフュージョンの名盤をご紹介します!
歴史的な名盤はもちろん、幅広い意味でのジャズフュージョンの要素を持つ近年の傑作も含めて紹介しています。
ジャズの枠内をこえて、現代のポピュラーミュージックへ多大なる影響を与えたフュージョンの奥深いサウンドに、あなたも触れてみませんか?
【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】(41〜60)
Go Ahead JohnMiles Davis

ジャズという枠内を飛びこえて、世界の音楽シーンに多大なる影響を与え続ける巨人、マイルス・デイヴィスさん。
活動時期によってさまざまな音楽スタイルを取り入れたことでも知られているマイルスさんにとって、いわゆる「エレクトリック期」とも呼ばれる60年代末期から70年代の未発表音源集、1969年から1972年までに録音された音源を収めた『ビッグ・ファン』は、ジャズ・ファンクやフュージョンといったジャンルの要素も感じ取れる貴重なアーカイブ集となっています。
実験的なサウンドも多く含まれるマニアックな部類に入りますので、ある程度マイルスさんの音楽を聴いた方が手を出すべき作品でしょう。
Freedom at MidnightDavid Benoit

弾けるようなピアノから始まるイントロだけで、身も心も奪われてしまいますね!
アメリカの西海岸を代表するフュージョンピアニストにして、音楽プロデューサーやコンポーザーとしても活躍する、デイヴィッド・ベノワさんが1987年にリリースした『Freedom at Midnight』は、オープニングを飾る表題曲が大ヒットを記録した名盤です。
優れた作曲センスとアンサンブルの妙で、ジャンルレスに展開していくサウンドはまさにフュージョンという言葉がぴったりなのでは?
表題曲を含めて数曲参加しているTOTOのリーダーにしてドラマー、ジェフ・ポーカロさんによる圧巻の演奏も聴きどころですね。
ちなみにロマンティックなピアノの音色を全面に押し出した3曲目の『Key’s Song』は、日本人の奥さまに捧げられた曲です。
Til The Sun ShinesThe Crusaders

ザ・クルセイダーズはジャズ・クルセイダーズを前身として1960年代から活動しており、フュージョンやクロスオーバーといった言葉が存在しない時代から、ジャンルにとらわれないサウンドを作り上げていたグループです。
フュージョン界を代表するギタリスト、ラリー・カールトンさんが準メンバーとして参加していたことでも知られていますね。
膨大な作品を残しているバンドですが、今回はバンドのリーダーにしてトロンボーン奏者のウェイン・ヘンダーソンさんが在籍していた時期のラスト・アルバム『南から来た十字軍』を紹介します。
商業的にも成功を収めた本作は、先述したラリー・カールトンさんも参加しており、テキサス出身のメンバーによるいなたいファンク・サウンドと、西海岸出身のカールトンさんによる洗練されたプレイが融合した、初期フュージョンを知る上で欠かせない名盤となっております!
おわりに
一口にフュージョンといっても、その音楽性はアーティストやバンドによってさまざまです。
今回の記事では、これぞフュージョンといった王道の名盤を中心として、ジャンルレスに展開していくクロスオーバーなサウンドを生み出した名作も紹介しました。
技巧派のプレイヤーたちによるテクニックを楽しむも良し、しゃれたサウンドをドライブのお供とするのも良し。
これからフュージョンの世界へ足を踏み入れようとしている方々は、ぜひ今回の記事を参考にしつつ、奥深いフュージョン・サウンドの魅力を味わってみてくださいね!