【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】
多くのサブジャンルが存在するジャズの中でも、フュージョンはその言葉の持つ意味の通り、ジャズを基調としてロックやラテン音楽、はては電子音楽にいたるまで、さまざまなジャンルを融合させたクロスオーバーなサウンドを特徴としています。
日本においても、非常に人気の高いジャンルですよね。
今回は、そんなフュージョンに興味を持たれた方々に向けて、ぜひ聴いて頂きたいフュージョンの名盤をご紹介します!
歴史的な名盤はもちろん、幅広い意味でのジャズフュージョンの要素を持つ近年の傑作も含めて紹介しています。
ジャズの枠内をこえて、現代のポピュラーミュージックへ多大なる影響を与えたフュージョンの奥深いサウンドに、あなたも触れてみませんか?
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【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】(41〜50)
Level OneThe Eleventh House

アメリカはテキサス出身のフュージョン系ギタリストにして、いち早くジャズとロック、更にはクラシックなどの音楽を融合させたスタイルを提示したラリー・コリエルさん率いるバンドです。
1973年に結成、1976年には解散という3年程度の短い活動歴ながら、フュージョンやジャズ・ロックの歴史を語る上で欠かすことのできない重要なグループとして認識されています。
1975年にリリースされたセカンド・アルバム『Level One』は、ウェザー・リポートの活動でも知られるアルフォンス・ムーゾンさんの力強いドラムスを軸に、各プレイヤーの熱演が光るクールなジャズ・ロックに仕上がっており、フュージョン好きにもオススメの1枚ですよ。
In A Silent WayJoe Zawinul

トランペット奏者のマイルス・デイヴィスさん。
彼はジャズに電子楽器を持ち込んだことでも知られているんです。
中でも、その挑戦の完成形といわれているのが『In A Silent Way』というアルバム。
こちらに収録されている曲の最大の特徴は、静かなことです。
ジャズにしても電子音楽にしても、複数の楽器の音が複雑に重なり合っているものですよね。
しかし、このアルバムに収録されている曲のほとんどは、恐ろしいほど静かであり、シンプルなんです。
それゆえに耳を澄まして聴きたくなるような作品に仕上がっていますよ。
EmergencyThe Tony Williams Lifetime

フュージョンミュージックを代表するアルバム、と音楽ファンから高い評価を得ているのが『Emergency!』です。
こちらは、ジャズグループ、トニー・ウィリアムズ・ライフタイムが手掛けたアルバム。
このアルバムがリリースされる1969年以前から、ロックの要素を取り入れたジャズは人気でした。
しかし、このアルバムでは、今までにないくらいロックの要素を濃くしたジャズが披露されているんです。
ぜひ、ロック好きの方にも聴いてみてくださいね。
Til The Sun ShinesThe Crusaders

ザ・クルセイダーズはジャズ・クルセイダーズを前身として1960年代から活動しており、フュージョンやクロスオーバーといった言葉が存在しない時代から、ジャンルにとらわれないサウンドを作り上げていたグループです。
フュージョン界を代表するギタリスト、ラリー・カールトンさんが準メンバーとして参加していたことでも知られていますね。
膨大な作品を残しているバンドですが、今回はバンドのリーダーにしてトロンボーン奏者のウェイン・ヘンダーソンさんが在籍していた時期のラスト・アルバム『南から来た十字軍』を紹介します。
商業的にも成功を収めた本作は、先述したラリー・カールトンさんも参加しており、テキサス出身のメンバーによるいなたいファンク・サウンドと、西海岸出身のカールトンさんによる洗練されたプレイが融合した、初期フュージョンを知る上で欠かせない名盤となっております!
Mondo GarajGaraj Mahal

ガラジ・マハールは、ジャズ・ロックやフュージョンといったジャンルに、インド音楽のテイストを加えた独自のスタイルを持つジャム・バンドです。
かのジョン・マクラフリン・トリオのベーシストだったメンバーも在籍しており、凄腕のメンバーが集まった技巧派のバンドでもあります。
そんな彼らにとってのデビュー・アルバムとなった『MONDO GARAJ』は、2000年から2001年にかけて録音され、2003年にリリースされました。
随所に導入されるインド音階のメロディと、うねるようなグルーブがクセになってしまう異国情緒あふれるジャズ・ファンクがとにかくカッコいいですよ。
Go Ahead JohnMiles Davis

ジャズという枠内を飛びこえて、世界の音楽シーンに多大なる影響を与え続ける巨人、マイルス・デイヴィスさん。
活動時期によってさまざまな音楽スタイルを取り入れたことでも知られているマイルスさんにとって、いわゆる「エレクトリック期」とも呼ばれる60年代末期から70年代の未発表音源集、1969年から1972年までに録音された音源を収めた『ビッグ・ファン』は、ジャズ・ファンクやフュージョンといったジャンルの要素も感じ取れる貴重なアーカイブ集となっています。
実験的なサウンドも多く含まれるマニアックな部類に入りますので、ある程度マイルスさんの音楽を聴いた方が手を出すべき作品でしょう。
おわりに
一口にフュージョンといっても、その音楽性はアーティストやバンドによってさまざまです。
今回の記事では、これぞフュージョンといった王道の名盤を中心として、ジャンルレスに展開していくクロスオーバーなサウンドを生み出した名作も紹介しました。
技巧派のプレイヤーたちによるテクニックを楽しむも良し、しゃれたサウンドをドライブのお供とするのも良し。
これからフュージョンの世界へ足を踏み入れようとしている方々は、ぜひ今回の記事を参考にしつつ、奥深いフュージョン・サウンドの魅力を味わってみてくださいね!





