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【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】

多くのサブジャンルが存在するジャズの中でも、フュージョンはその言葉の持つ意味の通り、ジャズを基調としてロックやラテン音楽、はては電子音楽にいたるまで、さまざまなジャンルを融合させたクロスオーバーなサウンドを特徴としています。

日本においても、非常に人気の高いジャンルですよね。

今回は、そんなフュージョンに興味を持たれた方々に向けて、ぜひ聴いて頂きたいフュージョンの名盤をご紹介します!

歴史的な名盤はもちろん、幅広い意味でのジャズフュージョンの要素を持つ近年の傑作も含めて紹介しています。

ジャズの枠内をこえて、現代のポピュラーミュージックへ多大なる影響を与えたフュージョンの奥深いサウンドに、あなたも触れてみませんか?

【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】(1〜20)

Light As A Feather

SpainChick Corea

色々な形態のバンドで活躍するピアニストのチック・コリアさんは、ベーシストのスタンリー・クラークさんとともにリターン・トゥ・フォーエヴァーを結成しました。

そう、ジャズ・フュージョンの歴史に残る名曲『スペイン』で知られるバンドです。

その『スペイン』を収録した2ndアルバム『ライト・アズ・ア・フェザー』は1972年にリリースされ、ラテン音楽とフュージョンが見事に組み合わせられた名盤として長きに渡り愛され続けています。

Fearless Movement

Dream State (feat. André 3000)Kamasi Washington

Kamasi Washington – Dream State (feat. André 3000) (Official Visual)
Dream State (feat. André 3000)Kamasi Washington

1981年生まれ、アメリカ・ロサンゼルス出身のジャズ・サックス奏者カマシ・ワシントンさん。

音楽一家で育ったカマシさんは、2015年の大作『The Epic』で世界的な注目を集めて以降、現代ジャズ界において最も革新的なアーティストの1人として君臨しています。

2024年5月にリリースされた『Fearless Movement』は、前作から6年ぶりとなる待望の新作。

全12曲・約86分の壮大なスケールで、ジャズを基盤としながらもファンクやヒップホップ、ソウルなどの要素を巧みに融合させた意欲作となっています。

ジョージ・クリントンさんやアンドレ3000さんといった豪華ゲストも参加し、カマシさん自身が「ダンス・アルバム」と称する躍動感あふれるサウンドが展開されます。

現代ジャズの新たな地平を体感したい方に強く推薦したい名盤です!

Dance of Magic

Dance of Magicnorman connors

アメリカはフィラデルフィア出身のドラマー、ノーマン・コナーズさんが1972年にリリースしたデビュー・アルバム『Dance of Magic』は、スピリチュアル・ジャズとフュージョンの融合を試みた意欲作です。

A面全体を占める21分に及ぶタイトル曲では、ハービー・ハンコックさん、スタンリー・クラークさん、ゲイリー・バーツさんといった豪華メンバーが参加し、自由な即興演奏と緻密な構成が見事に融合しています。

当時25歳だったコナーズさんの激しいドラムプレイが楽曲全体を統率し、ラテンリズムや宇宙的な神秘性を取り入れた深遠なサウンドを創出していますね。

商業的成功には至らなかったものの、後のジャズ・フュージョンの発展に大きな影響を与えた重要な作品です。

Bitches Brew

Pharaoh’s DanceMiles Davis

ジャズを語るうえで、欠かせない存在なのがマイルス・デイヴィスさん。

彼の名盤は数多くありますが、中でも初心者の方に聴いてほしいのが、『Bitches Brew』です。

このアルバムが今なの支持されているのは、初めてジャズにロックの要素を持ち込んだ作品だからです。

ただし、ロックといわれて多くの方が想像する疾走感のあるサウンドではなく、なんともいいがたい不気味な雰囲気に仕上がっています。

まずは、ご自身でどんな曲なのか聴いてみてくださいね。

In These Times

In These TimesMakaya McCraven

ジャズという枠内を飛びこえて、現代音楽シーンに革新をもたらし続けるアメリカのドラマー、マカヤ・マクレイヴンさん。

「ビート・サイエンティスト」とも称される彼が、7年以上の歳月をかけて完成させた2022年の傑作『In These Times』は、ライブ演奏の即興性とスタジオ編集の精緻さを融合させた、まさにフュージョンの新境地を切り開いた記念碑的なアルバムです。

ジャズを基盤としながらも、ヒップホップやエレクトロニカ、ワールドミュージックといった多彩な要素を巧みに織り交ぜ、ジャンルの境界線を自在に行き来する革新的なサウンドが炸裂しています。

従来のフュージョン・ファンはもちろん、現代的な音楽表現に興味を持つリスナーにとって必聴の1枚でしょう。