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【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】

多くのサブジャンルが存在するジャズの中でも、フュージョンはその言葉の持つ意味の通り、ジャズを基調としてロックやラテン音楽、はては電子音楽にいたるまで、さまざまなジャンルを融合させたクロスオーバーなサウンドを特徴としています。

日本においても、非常に人気の高いジャンルですよね。

今回は、そんなフュージョンに興味を持たれた方々に向けて、ぜひ聴いて頂きたいフュージョンの名盤をご紹介します!

歴史的な名盤はもちろん、幅広い意味でのジャズフュージョンの要素を持つ近年の傑作も含めて紹介しています。

ジャズの枠内をこえて、現代のポピュラーミュージックへ多大なる影響を与えたフュージョンの奥深いサウンドに、あなたも触れてみませんか?

【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】(31〜40)

The Skipper at Home

Soft SpiritHenry Franklin

70年代のウエストコースト・ジャズを語る上で欠かせない重要人物、ヘンリー・フランクリンさん。

アメリカはカリフォルニア州出身のベーシストとして、ヒュー・マセケラさんの大ヒット曲「Grazing in the Grass」への参加でも知られる名手ですね。

1974年にブラック・ジャズ・レコードからリリースされた『The Skipper at Home』は、彼のソロ第2作にして、ソウル・ジャズからジャズ・ファンクまで幅広いスタイルを融合させた意欲作です。

オスカー・ブレアシャーさんのトランペットやカーク・ライトシーさんのキーボードなど、豪華なメンバーによるアンサンブルが生み出すグルーブは圧巻!

後にA Tribe Called Questがサンプリングしたことでヒップホップ界でも注目を集めた隠れた名盤ですよ。

Sleeping Beauty

Sleeping BeautySun Ra and His Arkestra

自らを土星生まれと称する伝説的な音楽家サン・ラさんが、1979年にリリースした『Sleeping Beauty』は、宇宙的な音楽哲学と穏やかなメロディが融合した異色の名盤です。

アメリカを拠点に活動するサン・ラさん率いるアーケストラによる演奏は、エレクトリック・ピアノやオルガンの柔らかな音色と滑らかなホーンセクションが織りなす夢幻的なサウンドスケープが特徴的。

フリージャズから電子音楽まで幅広い要素を取り入れながらも、全体を通してリラックスした雰囲気に包まれています。

彼のディスコグラフィーの中でも特にアクセスしやすく、宇宙的な世界観に興味がある方や、ジャズフュージョンの新たな可能性を感じたい方にぜひ聴いてもらいたい作品です。

Face First

Face FirstTribal Tech

独特の音使いと、縦横無尽に指板を駆け巡るようなテクニックでその存在感を確立したアメリカのギタリスト、スコット・ヘンダーソンさん。

そんな彼が結成したバンドがトライバル・テックです。

ファンク的なリズムとテクニカルなギター、そしてゲイリー・ウィリスさんのフレットレスベースという組み合わせがその特異な音楽性を決定付けており、1993年のアルバム『Face First』ではさらにルーツミュージックであるブルース的な要素さえ感じられます。

あらゆる音楽的影響を1枚のアルバムにまとめ上げた、まさに文字通りの「フュージョン」と言えるでしょう。

Straight To The Heart

Straight To The HeartDavid Sanborn

艶っぽくロマンティックなアルト・サックスの音色をいつまでも聴いていたい……そんな気持ちにさせられてしまう、ジャズ史に残る傑作ライブ・アルバムを紹介します。

本作はフュージョン~スムース・ジャズ界の人気サックス奏者にして、まるで歌っているかのような響きを持ったプレイが「泣きのサンボーン」とも称される、デイヴィッド・サンボーンさんが1984年にリリースした作品。

絶頂期の熱演が余すことなく収められており、その完成度の高さも相まって、第28回グラミー賞「最優秀ジャズ・フュージョン・パフォーマンス」を受賞するほど高い評価を受けました。

脇を固める素晴らしいミュージシャンたちによるパフォーマンスも素晴らしく、ライブ盤を敬遠しがちな方であってもぜひオススメしたい逸品です!

The Aristocrats

Bad AsteroidThe Aristocrats

それぞれが華麗なキャリアと突出したテクニックを持つ3人のプレイヤーが集まった、スーパーグループです。

2011年にリリースされたセルフタイトルのデビュー・アルバムは、卓越した技術に裏打ちされた圧倒的なプレイはもちろんのこと、ジャズ、フュージョン、ロック、メタルといった多彩なバックグラウンドを感じさせる要素を巧みに融合させたバンド・アンサンブルを、心ゆくまで楽しめる名盤となっています。

フュージョン好きのみならず、プログレッシブ・ロックのリスナーや、インストゥルメンタルに抵抗のないヘビーメタル好きにも大推薦の作品です!

【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】(41〜50)

Those Southern Knights

Til The Sun ShinesThe Crusaders

ザ・クルセイダーズはジャズ・クルセイダーズを前身として1960年代から活動しており、フュージョンやクロスオーバーといった言葉が存在しない時代から、ジャンルにとらわれないサウンドを作り上げていたグループです。

フュージョン界を代表するギタリスト、ラリー・カールトンさんが準メンバーとして参加していたことでも知られていますね。

膨大な作品を残しているバンドですが、今回はバンドのリーダーにしてトロンボーン奏者のウェイン・ヘンダーソンさんが在籍していた時期のラスト・アルバム『南から来た十字軍』を紹介します。

商業的にも成功を収めた本作は、先述したラリー・カールトンさんも参加しており、テキサス出身のメンバーによるいなたいファンク・サウンドと、西海岸出身のカールトンさんによる洗練されたプレイが融合した、初期フュージョンを知る上で欠かせない名盤となっております!

Forward Motion

NightfallMezzoforte

70年代末から長いキャリアを誇る、アイスランドが生んだ人気フュージョン・バンドです。

現在もテレビ番組などでBGMとして起用される人気曲『ガーデン・パーティ』を聴けば、この曲を作ったバンドなのかと納得する方も多くいらっしゃるのでは?

そんなベテランならではの味わいが楽しめる、2004年にリリースされたアルバム『Forward Motion』を紹介します。

彼らの得意とする80年代的なしゃれたスムーズジャズ、ジャズ・ファンクの中にも、長いキャリアに裏打ちされた渋みを感じさせる円熟のサウンドに仕上がっていますよ。

ドライブのお供としても、日常のサウンドトラックとしても楽しめる1枚です。