【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】
多くのサブジャンルが存在するジャズの中でも、フュージョンはその言葉の持つ意味の通り、ジャズを基調としてロックやラテン音楽、はては電子音楽にいたるまで、さまざまなジャンルを融合させたクロスオーバーなサウンドを特徴としています。
日本においても、非常に人気の高いジャンルですよね。
今回は、そんなフュージョンに興味を持たれた方々に向けて、ぜひ聴いて頂きたいフュージョンの名盤をご紹介します!
歴史的な名盤はもちろん、幅広い意味でのジャズフュージョンの要素を持つ近年の傑作も含めて紹介しています。
ジャズの枠内をこえて、現代のポピュラーミュージックへ多大なる影響を与えたフュージョンの奥深いサウンドに、あなたも触れてみませんか?
【洋楽】ジャズフュージョンの名盤。一度は聴きたいおすすめのアルバム【2025】(1〜20)
Black MarketWeather Report
ジャズ・フュージョンの分野にエレクトリックピアノやシンセサイザーを導入した第一人者がジョー・ザヴィヌルさんです。
彼は1970年、サックス奏者であるウェイン・ショーターさんとともにウェザー・リポートを結成し、革新的な音楽性で人気となりましたが、その集大成として評価の高いアルバムが『ブラック・マーケット』です。
従来のエレクトリック・ジャズに民族音楽のリズムを持ち込んだそのサウンドはバンドを象徴する個性となり、唯一無二のオリジナリティを確立しました。
Bali RunFourplay

ボブ・ジェームスさん、リー・リトナーさん、ネイザン・イーストさん、ハービー・メイソンさんという、ジャズ~フュージョン界における名プレイヤーたちが一堂に会したスーパーグループ!
1990年に結成された彼らは、翌年にセルフタイトルのアルバムをリリースしてデビューを飾りました。
すでに十分なキャリアを誇り、卓越したテクニックを持った4人が火花を散らす……というわけではなく、それぞれが押し引きをわきまえたバンド・アンサンブルは聴いていて心地良く、スムース・ジャズとしてとても上品な味わいとなっております。
技術を誇示するのではなく、さりげなく高度なプレイを披露しているといった「粋」を感じさせます。
カフェで流れるラウンジ・ミュージックとしても、車内のBGMとしても、本作はステキな時間を提供してくれることでしょう。
Portrait of TracyJaco Pastorius

ジャズ、フュージョン界における代表的なベーシストというだけでなく、フレットレスベースを使った革新的なプレイで、ロックミュージシャンなど幅広いアーティストたちへ影響を与えた偉大なプレイヤー、ジャコ・パストリアスさん。
ジャンルを問わずベースという楽器が持つ可能性を押し広げた功績は、ギタリストでいえばあのジミ・ヘンドリックスさんと並び称されるほどに重要なものがありますよね。
多くの作品への客演やウェザー・リポートとしての活動など、素晴らしい仕事を残したジャコさんですが、今回はソロ・デビューとなった名盤『ジャコ・パストリアスの肖像』を取り上げます。
いつ聴いても新しい、当時20代半ばの才気あふれるジャコさんのプレイはもちろん、作曲家やプロデューサーとしての力量が存分に発揮された作品となっておりますよ。
SpectrumBilly Cobham

中にはジャズの中でもドラムが好き、という方もいますよね。
そこで紹介したいのが『Spectrum』です。
こちらは、伝説的なドラマー、ビリー・コブハムさんのアルバム。
彼はこのアルバムを通して、ロックとジャズの融合に挑戦しているんです。
そのため、ロックを思わせるようなテンポの速い曲が多数収録されています。
その一方でブルースの要素が強い、スローテンポな曲もあります。
なので、ビリー・コブハムさんのいろいろなテイストの曲を聴いてみたいという方にもオススメですよ。
Be HappyMahavishnu Orchestra

フュージョンの中でもロック寄りの音楽性を持つジャンルをジャズ・ロックと呼ぶことがありますが、ギタリストのジョン・マクラフリンさんが結成したマハヴィシュヌ・オーケストラはその代表格と言えるバンドです。
バンド名は、彼がヒンドゥー教に改宗して与えられた「マハヴィシュヌ」という名前に由来していますが、その最大の特徴は、ロックフィーリング溢れるギターとヴァイオリンの組み合わせによる斬新なサウンドです。
さらにこのアルバム『エメラルドの幻影』では、チェロまで加えた重厚なジャズロックを聴くことができます。