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【初心者向け】ガムランの名曲まとめ【入門編】

インドネシアの伝統楽器による壮大なアンサンブル、ガムラン音楽。

その神秘的な響きは、多くの作曲家や音楽家を魅了してきました。

青銅の打楽器を中心とした独特の音色と、複雑なリズムが織りなす音の世界は、聴く人を異次元の空間へと誘います。

この記事では、古くから伝わる伝統的な名曲から、現代の作曲家による革新的な作品、さらにはジャズやポップスなど、ガムランから影響を受けた様々なジャンルの楽曲まで、幅広くご紹介していきます。

まだガムラン音楽に触れたことがない方も、ぜひこの機会に魅惑的な音の世界への旅をお楽しみください!

【初心者向け】ガムランの名曲まとめ【入門編】(1〜10)

Not Great MenSEKAR-MELATI

岐阜のジャワガムランアンサンブルグループ、スカルムラティです。

この曲はイギリスのパンクバンドgang of fourの楽曲をガムランアレンジでカヴァーしております。

原曲と聴き比べると、とてもおもしろいので、ぜひ原曲も聴いてみてください。

Sekar GinotanI Wayan Sarga

Gender Wayang “Sekar Ginotan” by I Wayan Sarga at Sukawati
Sekar GinotanI Wayan Sarga

影絵芝居劇で演奏されるグンデル・ワヤンというタイプのガムランは、バリのガムラン演奏の中でも最も習得が難しい楽器だと言われています。

イ・ワヤン・サルガは、その名手であり、先生でもあります。

グンデル・ワヤンは地域によりスタイルがわかれていて、1番激しくメジャーなのがこのスカワティ村のスタイルです。

Udan Mas

「黄金の雨」という美しい名前を持つ、ジャワの伝統的な楽曲です。

その華やかな名前とは対照的に、どこか物悲しく心に染み入るメロディが印象的ですよね。

儀式や舞踊の終わりを告げるフィナーレ曲として演奏されることが多く、賑やかな宴の後の静けさや、過ぎ去った時間への郷愁を感じさせます。

青銅の打楽器が織りなす神秘的な響きは、聴く人をまるで別世界へといざなってくれるようです。

学者のロバート・E・ブラウンが編纂し、1971年に録音された名盤『Javanese Court Gamelan』に収められた演奏は、本作の代表的な録音として知られています。

ガムラン音楽の幽玄な世界への扉を開くのにぴったりな一曲ではないでしょうか。

静かな空間でじっくりとその音に浸ってみるのがオススメです。

Kosalia AriniI Wayan Beratha

伝統と革新を繋いだインドネシアの巨匠、イ・ワヤン・ブラタさんによる1969年のゴン・クビャール様式の楽曲です。

本作の魅力はなんといっても劇的な楽曲展開にあって、静かな導入から突如として放たれる打楽器群の轟音、そして竹笛の柔らかな独奏へと移り変わる対比が鮮やかですよね。

わずかにピッチをずらした楽器が奏でる独特の音の「うなり」が、全体をきらびやかな響きで包み込みます。

アルバム『Explorer Series: Bali – Gamelan & Kecak』に収録されているほか、1998年に録音された演奏が世界的な音楽教材にもなっています。

異次元の音響空間に没入したい時にぴったりのナンバーです。

GeneticDewa Alit & Gamelan Salukat

伝統に根差しつつ革新的な探求を続けるインドネシアの作曲家、デワ・アリットさんが率いるガムラン・サルカットの代表的な一曲。

2020年5月に国外で初めて紹介された本作は、青銅の打楽器がまるで電子音楽のように響く質感が秀逸ですよね。

静寂を破る複雑なリズムの応酬から、アンサンブル全体がひとつの巨大な琴のように鳴り響く展開は圧巻です。

本作が持つ遺伝子というテーマは、伝統を受け継ぎながら新たな音楽を創造する意志を物語っています。

2022年4月にはオランダの音楽祭で欧州初演されるなど、世界で注目を集めるナンバーです。

伝統の枠を超えた、スリリングな音楽体験を求める方にこそ聴いてほしいですね。