【ギロックのピアノ曲】子供たちから大人気のユニークな名曲を厳選!
発表会プログラムに必ずと言ってよいほど掲載されている「ギロック」の文字。
1917年に生まれ、音楽教育分野の第一人者として活躍したアメリカの作曲家、ウィリアム・ギロックさんは、数多くのピアノ教則本や子供向けのピアノ作品集を遺した人物として知られています。
また、「教育音楽作曲界のシューベルト」と称される彼が生み出す美しいメロディは、世代を問わず多くの音楽愛好家の心をとらえています。
本記事では、そんなギロックさんの作品のなかから、発表会でもおなじみの人気曲をピックアップ!
曲の特徴や演奏のポイントとともにご紹介していきます。
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【ギロックのピアノ曲】子供たちから大人気のユニークな名曲を厳選!(11〜20)
真夜中のふくろうWilliam Gillock

音楽教育の第一人者、ウィリアム・ギロックが作曲した、少々ミステリアスな作品はいかがでしょうか。
真夜中の森でふくろうが目を光らせ、静かに羽ばたく…そんな情景が目に浮かぶような、かっこいい雰囲気を持った一曲です。
この楽曲は、物語を想像しやすいため、弾く人の表現力を豊かに引き出してくれることでしょう。
だんだん音が大きくなる部分や、スタッカートとレガートの対比が、聴く人をドキドキさせる魅力的な効果を生み出します。
本作はピティナ・ピアノステップでも定番の作品で、物語の主人公になってみたい4歳のお子さまにぴったりです。
叙情小曲集 第12曲「秋のスケッチ」William Gillock

アメリカの作曲家ウィリアム・ギロックさんは、教育的な側面を持つ作品を数多く手掛けたことで知られています。
『叙情小曲集』の第12曲『秋のスケッチ』は、ロマン派音楽の影響を受けた美しいメロディと豊かな表現力が魅力。
穏やかで詩的なこの曲は、秋の情景を音で描写し、聴く人の心に響きます。
難易度も無理なく弾ける範囲なので、発表会曲にもオススメです!
ギロックさんが音でつむぐ秋の情景を楽しみながら、演奏してみてはいかがでしょうか?
インディアンの踊りWilliam Gillock

アメリカ先住民の文化やリズムをモチーフにしたこの楽曲は、シンプルながらも力強いリズムと独特の旋律が魅力です。
太鼓のような左手の伴奏が印象的で、右手の旋律がそれに呼応するように展開されていきます。
一定のビートと三連符の組み合わせが用いられた本作は、男の子が憧れる力強さと躍動感にあふれています。
アルバム『Two Indian Dances』に収録された作品で、楽曲の背景にある文化や物語を想像しながら表現力を養える点も見どころ。
Gメジャーの調性で書かれた明るく活発な曲調は、発表会やコンクールでも映えることが間違いなしです。
カーニバルの舞踏会William Gillock

ブラジルのカーニバルをイメージした華やかでリズミカルな楽曲で、サンバのリズムとメロディーが印象的な作品です。
左手のシンコペーションと右手の軽快なフレーズが魅力的で、ラテン音楽の躍動感が見事に表現されています。
1969年に出版された本作は、シンプルながらも情熱的な雰囲気を醸し出し、演奏する人も聴く人も思わず体が揺れだすような中毒性があります。
男の子にぴったりの元気がいっぱいでかっこいい曲調で、ピアノ発表会で演奏すれば会場を盛り上げることが間違いなしです。
演奏の難しさを感じさせない自然な流れと、聴衆を魅了する舞台映えの良さを兼ね備えた、素晴らしい1曲です。
ソナチネ 第3楽章William Gillock

古典的なソナタ形式に基づきながら、明るく快活な雰囲気が魅力の本作。
現代的な感覚も取り入れた親しみやすいメロディーと構造で、ピアノ発表会での演奏に花を添えます。
アルバム『Accent on Analytical Sonatinas』に収録され、ロサンゼルス音楽教師協会のソナタ・コンテストでも課題曲として採用されています。
技術的な要素と音楽的表現のバランスが絶妙で、華やかな演奏効果も期待できます。
小学校高学年の生徒さんの実力を存分に引き出せる本作は、ピアノ発表会で聴衆を魅了するのに最適な1曲です。
ワルツ エチュードWilliam Gillock

美しい3拍子のリズムが魅力的なクラシック曲で、活発で華やかなワルツのリズムの冒頭から観客を魅了します。
ト長調で始まり変ホ長調に転調する中間部では、テンポがゆったりと落ち着き、曲全体に深みのある表情を与えています。
繊細なタッチと力強い表現力が求められる本作は、1972年に公開された作品で、ピアノの表現力を存分に引き出すことが可能です。
美しい旋律と華やかさを兼ね備えた構成により、発表会での演奏に最適な1曲といえるでしょう。
技巧面での工夫が随所にちりばめられており、練習を重ねることで音楽性も高められる優れた作品です。
ワルツのリズムや転調による色彩の変化を体験できる、小学校高学年の発表会にぴったりの曲となっています。
おわりに
演奏者も聴衆も楽しめるユーモアたっぷりのピアノ曲を遺した音楽教育界の偉人、ウィリアム・ギロックさん。
タイトルと曲調がリンクし、耳にするだけで楽し気な情景が目の前に浮かび上がる彼の作品は、今後も多くのリトルピアニストらによって受け継がれていくことでしょう。
まだギロックさんの作品に触れたことがない方は、これを機にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?