【ギロックのピアノ曲】子供たちから大人気のユニークな名曲を厳選!
発表会プログラムに必ずと言ってよいほど掲載されている「ギロック」の文字。
1917年に生まれ、音楽教育分野の第一人者として活躍したアメリカの作曲家、ウィリアム・ギロックさんは、数多くのピアノ教則本や子供向けのピアノ作品集を遺した人物として知られています。
また、「教育音楽作曲界のシューベルト」と称される彼が生み出す美しいメロディは、世代を問わず多くの音楽愛好家の心をとらえています。
本記事では、そんなギロックさんの作品のなかから、発表会でもおなじみの人気曲をピックアップ!
曲の特徴や演奏のポイントとともにご紹介していきます。
【ギロックのピアノ曲】子供たちから大人気のユニークな名曲を厳選!(1〜10)
おばけの足あとNEW!William Gillock

抜き足差し足で忍び寄る、見えない誰かの気配。
そんなミステリアスで少しコミカルな情景が目に浮かぶ、William Gillockさんによるピアノ小品を紹介しましょう。
「教育音楽作曲界のシューベルト」と称された彼ならではの、物語性あふれる作品です。
スタッカートで表現される足音と、ドキリとさせる不協和音がハロウィンの不思議な雰囲気にぴったりですね。
この楽曲は1970年に公開され、日本ではアルバム『きらきらピアノ こどものピアノ名曲集 1』にも収録されていますよ。
ブルグミュラーコンクール2025年度の課題曲にもなっており、パーティーで披露すれば盛り上がること間違いなし。
演奏時間も短いので、足音が消える結末を想像して、物語を語るように弾いてみてくださいね。
こどものためのアルバム 第17曲「ワルツ・エチュード」William Gillock

ウィリアム・ギロックさん『ワルツ・エチュード』は、子供たちの心をつかむ明るくかわいらしい曲調で大人気の1曲!
この曲の魅力は、品のあるメロディと、演奏者が表現力を豊かに発揮しやすい点にあります。
そして、この曲の魅力を支える左手の刻みも、忘れてはいけません。
ワルツのリズムに慣れていないお子さんにとっては、3拍子の作品を弾きこなすためのよい練習になるでしょう。
親しみやすい曲調ながらも、演奏ではしっかりとしたテクニックが要求されますので、基礎的な練習を怠らず、丁寧に仕上げていきましょう。
はじめてのギロック 第10曲「ガラスのくつ」William Gillock

音楽教育界のシューベルトと称されるほど、美しいメロディセンスが印象的な作曲家、ウィリアム・ギロックさん。
彼の作風は、高度なテクニックを使用せず、豊かな表現で楽曲の魅力を引き出すといったものでした。
そのため、初心者の課題曲としてギロックの作品は頻繁に登場します。
そのなかでも『ガラスのくつ』は、3拍子のリズムになれるにはうってつけの作品!
本格的なワルツに取り組む前にこの楽曲を取り組んでみるとよいでしょう。
こどものためのアルバム 第18曲「雨の日のふんすい」William Gillock

アメリカの作曲家、ウィリアム・ギロックさんは、音楽教育の第一人者として活躍し、ピアノの教則本や子供向けの曲集を数多く手掛けました。
『雨の日のふんすい』は、彼の作品のなかでも特に人気の高い1曲。
情緒あふれるロマンティックなメロディが印象的なこの曲は、雨に打たれる噴水の美しさを表現しています。
演奏には繊細なタッチと豊かな感情表現が求められますが、美しい音の響きを楽しみながら弾けるピアノ曲です。
音楽の深みを感じたい方にピッタリの1曲ですよ。
カスタネットWilliam Gillock

音楽教育界に大きな影響を与えたアメリカの作曲家ウィリアム・ギロックさん。
「子供の作曲家のシューベルト」とも称えられる彼のピアノ曲は、メロディの美しさと演奏する楽しさを兼ね備えた魅力的な作品ばかりです。
『ピアノピース・コレクション1』に収められている本作は、スペインの打楽器をイメージさせるリズミカルな曲調が印象的。
左右の手に配された刻むような和音の連打は、演奏者の腕の見せどころです!
ギロックさんならではの表情豊かな旋律をのびのびと歌わせながら、情熱的な雰囲気を表現してみてください。
こどものためのアルバム 第22曲「クラシックカーニバル 3. カーニバルの舞踏会」William Gillock

「教育音楽作曲界のシューベルト」と称され、子供向けのピアノ教則本や作品集を多数遺したアメリカの作曲家ウィリアム・ギロックさん。
特に日本でも人気の高いアルバム『こどものためのアルバム』に収録されている『クラシックカーニバル』の最終曲『カーニバルの舞踏会』は、華やかでにぎやかなカーニバルの雰囲気をピアノ1台で見事に表現した作品。
親しみやすい曲調でありながらも、中級レベルの技術が求められる部分もあり、演奏者の感情表現力が試される作品です。
多彩な音楽スタイルに触れられるギロック作品の魅力を、存分に味わえるでしょう。
ピアノ小品集 第19曲「パリの休日」William Gillock

『パリの休日』は、アメリカの作曲家ウィリアム・ギロックさんが生み出した美しい旋律が魅力的な作品です。
ロマン派の影響を受けつつ、ジャズやバロック音楽の要素を取り入れた彼ならではのスタイルが感じられます。
本作は、まるでパリの街並みを散策しているかのような情景が浮かんでくる、絵画的な曲調が印象的。
穏やかでいて豊かな音楽的な世界観を持つ、教育的にも優れたピアノ曲といえるでしょう。
ギロックさんの作品に興味がある方や、発表会で個性的な曲を弾きたい方にオススメの1曲です。