力強いロックサウンドと繊細な感性が溶け合う、ガールズバンドの切ない曲の世界。
BAND-MAIDの鋭いギターリフから、CHATMONCHYの優しいメロディー、Hump Backの真っ直ぐな歌声まで、それぞれのバンドが紡ぎ出す音色は、まるで心の奥底から溢れ出る感情のよう。
激しさの中にある儚さ、強さの中にある脆さ。
相反する魅力が織りなす音楽は、聴く人の心に確かな感動を刻み込んでいきます。
ガールズバンドの切ない曲。おすすめの名曲、人気曲(1〜20)
君の恋人になれますようにNEW!カネヨリマサル

日常の一瞬を切り取った等身大の歌詞で共感を呼ぶカネヨリマサル。
彼女たちが2025年1月に発表したミニアルバム『昨日を生きない私達へ』に収録されているのが、こちらの叶わぬ恋への願いをストレートに歌ったナンバーです。
映画『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』の主題歌としても話題になりましたよね。
比較的シンプルな構成なので、バンドで挑戦しやすい一曲ですよ。
ギターはコードストローク中心にアレンジしても良いですし、ドラムはスネアの転がるようなニュアンスを大切に、ベースとしっかりグルーヴを合わせれば、本作の切なくも前向きな世界観を表現できるでしょう。
サビ前のベースの目立つフレーズはやや難しいかもしれませんが、サビにつながる前の重要な部分ですからしっかり練習しておきましょう!
言葉に恋する君がNEW!UNFAIR RULE

岡山県を拠点に活動するUNFAIR RULEは、ボーカル山本珠羽さんの実体験を基にした赤裸々な歌詞と、メロディック・パンクの熱量を宿したギターロックで多くのファンの心を掴んでいますよね。
今回紹介するナンバーは、言葉の表面だけでは見えない相手の真意を見抜こうとする、主人公の強い決意が込められた一曲です。
バンドで再現するなら、山本珠羽さんの伸びやかな歌声を中心に、ギターは夜空に瞬く星屑のような煌びやかな音色で、ドラムは楽曲全体を引っ張る疾走感あふれるビートを刻むと、より世界観が際立つでしょう。
2025年4月にデジタルシングルとして発表された本作は、先にリリースされた『ずるい約束』とも物語的な繋がりを持つ作品です。
文化祭やライブで、ドラマティックな展開をバンドで表現したいという皆さんにぴったりの挑戦曲ではないでしょうか。
mild days羊文学

日常の中にある穏やかな幸せを優しく表現した楽曲が、羊文学から2025年5月に公開となりました。
塩塚モエカさんの繊細な歌声とバンドの紡ぐ柔らかなサウンドが、リスナーの心をそっと包み込むように響きます。
本作は、TVアニメ『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』のエンディング主題歌として起用されています。
2025年4月に行われたアメリカ西海岸ツアーの映像を収めたMVからは、旅の途中で感じた温かな瞬間が伝わってきますよ。
アルバム『our hope』『12 hugs (like butterflies)』などのリリースを重ねてきた彼らの音楽的な成熟が感じられる一曲です。
友人との語らいや、ゆったりとした時間を過ごしたい気分の時にぴったりの楽曲となっています。
リボルバーyonige

恋愛の悲しみと心の変化を優しく描いた楽曲は、切なさと諦めが絶妙なバランスで表現されています。
親密な関係だった2人が徐々に距離を置いていく様子を、プロレスやラーメンといった日常の風景を通して繊細に描写しています。
auの三太郎シリーズのCMソングとしても起用され、2018年にアルバム『HOUSE』に収録された本作。
MVでは俳優の若葉竜也さんが出演し、まるで映画のような雰囲気のある映像が楽曲の世界観を見事に表現しています。
失恋の痛みを抱えながらも前を向こうとする人の心に寄り添う、yonigeならではの青春ソングとして共感を呼んでいます。
カロンねごと

幻想的な透明感のあるサウンドと文学的な歌詞で心を揺さぶる青春の1曲。
タイトルの『カロン』は冥王星の衛生の名前で、遠く離れた誰かへの思いを、カロンのように冥王星に寄り添いながらも交わることのない姿に投影した物語が展開されます。
本作は2011年3月2日に公開され、auの音楽配信サービス「LISMO!」のキャンペーンCMソングとして起用されました。
アルバム『ex Negoto』にも収録された本作は、会いたくても会えない思いを描いた珠玉の1曲。
夜明け前の静寂の中で、遠く離れた大切な人を思う瞬間に聴きたい楽曲です。