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洋楽ゴシックメタルの深遠なる世界~名曲・人気曲まとめ【2025】

美しくも重厚なサウンドで聴く者の心を魅了する、メタルのサブジャンルであるゴシックメタル。

クラシック音楽の荘厳さとメタルの力強さが融合したこのジャンルは、ダークで神秘的かつ時に退廃的な世界観を持ちながらも、メロディアスな魅力にあふれています。

しかし、どこから聴き始めればいいのかわからない……そんな方も多いのではないでしょうか?

この記事では、ゴシックメタルというジャンルの基本的な特徴や魅力を解説しながら、ぜひ押さえておきたい代表的な楽曲をご紹介します。

幻想的で美麗なサウンドの奥深さを、じっくりと味わってみてください。

洋楽ゴシックメタルの深遠なる世界~名曲・人気曲まとめ【2025】(1〜10)

My TwinKatatonia

重く沈み込むようなサウンドの中から、ふと顔をのぞかせる物悲しいメロディが印象的な、スウェーデンのバンド、カタトニアによる一曲です。

本作は、ゴシックメタルの枠を超え、独自の音楽性を確立した名盤『The Great Cold Distance』から、2006年2月に先行して公開されました。

まるで失われた自身の片割れ、あるいは内なるもう一人の自分へ呼びかけるような痛切な感情が、ヨナス・レンクセさんの感傷的な歌声を通して伝わってきますよね。

そのどうしようもない喪失感に苛まれる孤独な姿が目に浮かびます。

フィンランドのチャートで9位を記録した本作は、一人静かに物思いにふけりたい夜に聴きたくなるかもしれませんね。

LichtgestaltLacrimosa

Lacrimosa – Lichtgestalt (Official)
LichtgestaltLacrimosa

ドイツのゴシックメタルバンド、ラクリモーサが奏でる、絶望の闇の中で一条の光を求める魂の葛藤を描いた楽曲。

ティロ・ヴォルフさんの苦悩に満ちた歌声とアンネ・ヌルミさんの慈愛あふれる歌声の対比が、荘厳なオーケストラと融合し、聴く者の心を揺さぶります。

本作の、悲壮感と希望が交錯する劇的な世界観は、まさに圧巻ですよね。

この曲は、2005年5月に発売されたアルバム『Lichtgestalt』に収録されており、ドイツのチャートで30位を記録する評価を得ました。

人生の困難に直面し、心が折れそうなときに聴けば、深い悲しみの底から再び立ち上がる勇気をもらえるのではないでしょうか。

Sweet LeafGreen Carnation

ノルウェー出身のプログレッシブ・メタルバンド、グリーン・カーネーションが新境地を切り拓いた感動的な楽曲です。

2006年1月に発売された全編アコースティックの名盤『Acoustic Verses』に収録されています。

重厚なメタルサウンドから一転、温かなアコースティックギターの音色が印象的。

この曲で描かれているのは、新しい生命の誕生と、それを育む親の深い愛情ではないでしょうか。

未来への希望と責任を歌う穏やかなメロディは、聴く人の心を優しく包み込んでくれるようです。

人生の尊さを静かに噛みしめたい夜、本作に耳を傾けると、その温かさに心が満たされるような気がしてきませんか?

洋楽ゴシックメタルの深遠なる世界~名曲・人気曲まとめ【2025】(11〜20)

Der Letzte TagElis

エリスはErben der Schöpfungを前身とするリヒテンシュタイン公国のバンドです。

「Der Letzte Tag」は2004年にリリースされたアルバム「Dark Clouds in a perfect Sky」に収録されている楽曲です。

Killing Me Killing YouSENTENCED

SENTENCED – Killing Me Killing You (OFFICIAL VIDEO)
Killing Me Killing YouSENTENCED

深く沈み込むような悲哀に満ちた歌声に、胸が締め付けられる一曲です。

一度は楽園のようだった二人の関係に忍び寄る破滅の影。

互いを愛しながらも傷つけ合い、すべてが灰になっていく絶望的な状況が、痛々しいほど鮮烈に描かれています。

愛を取り戻したいと願う一方で、この苦しみからの解放を渇望する心の叫びが、聴く者に重く響きますよね。

フィンランドのバンド、センテンストが2000年1月に発表した名盤『Crimson』からの楽曲で、先行シングルは国内チャートで5位を記録。

どうしようもない喪失感にくれる夜に、静かに寄り添ってくれる深遠な魅力にあふれています。

Strange MachinesThe Gathering

荘厳なシンセサイザーとヘヴィなギターリフが、まるで時空を超える旅へと誘うかのよう!

オランダ出身のロックバンド、ザ・ギャザリングが1995年に生み出した、彼らの歴史の転換点とも言える作品です。

本作のテーマは「時間旅行」。

歴史上の出来事や遠い未来への憧れを歌った歌詞は、SF映画『タイム・マシン』の一節も交え、聴く者を壮大な物語の世界へと引き込みます。

名盤『Mandylion』に収録されたこの楽曲は、シングルとしてオランダのチャートで37位を記録し、バンドの知名度を大きく高めました。

日常を忘れ、幻想的な世界観にどっぷりと浸りたい夜に聴けば、気分はもうタイムトラベラーではないでしょうか。

Beyond The VeilTristania

美しさと激しさが劇的に交錯する世界観は、ゴシックメタルならではの魅力ではないでしょうか?

ノルウェー出身のバンド、トリスタニアの金字塔的アルバム『Beyond The Veil』に収められた本作は、まさにその象徴です。

天使のようなソプラノと獣のようなデスボイス、そして荘厳な男性クリーンボーカルの三声が織りなす音像は圧巻ですよね。

ヴェールの向こうに隠された真実を求め、もがき苦しむ魂の叫びが描かれているかのようです。

1999年9月に公開されたこの作品は、中心的メンバーであったモルテン・ヴェランドが在籍した最後のアルバムとしても知られています。

幻想的な物語の世界に浸りたい夜に、この深遠な音の海へ身を委ねてみてください。