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【卒業式BGM】感動間違いなし!涙を誘う定番クラシックを一挙紹介!

感動の卒業式に華を添えるBGM。

卒業生を送り出す先生方にとって、子供たちの人生の節目となる卒業式を彩るための、音楽選びは悩ましいもの……。

そこで本記事では、卒業式のBGMにピッタリの定番クラシック作品を集めました!

入場シーンを華やかに演出してくれる楽曲や、静かな場面にふさわしい穏やかで切ないピアノ作品など、タイプの異なる曲を複数ピックアップしましたので、ぜひ選曲の参考にしてみてください。

子供たちにとっても保護者にとっても、また先生方にとっても、音楽とともに思い出に残る卒業式となりましたら幸いです。

【卒業式BGM】感動間違いなし!涙を誘う定番クラシックを一挙紹介!(1〜10)

カノンJohann Pachelbel

ヨハン・パッヘルベルの『カノン』は、バロック時代の美しいメロディラインと和声進行が織りなす、感動的な音楽の傑作。

クラシック音楽になじみのない方でも、『パッヘルベルのカノン』として知っている方も多いのではないでしょうか。

1680年頃に作曲された本作は、「カノン進行」とも呼ばれる規則的な和声進行が特徴的で、1974年にロンドン・レコードでの再発売をきっかけに大流行しました。

卒業や送別といった別れの場面でよく使われており、今日でも多くの人に愛され続けています。

「四季」より「春」第1楽章Antonio Vivaldi

Vivaldi, The Four Seasons, Spring (La Primavera), 1st movement
「四季」より「春」第1楽章Antonio Vivaldi

アントニオ・ヴィヴァルディが描く春の情景が、音楽を通じて鮮やかに蘇ります。

小鳥たちのさえずりや、そよ風、小川のせせらぎ、そして突然の雷雨。

自然の移ろいを巧みに表現した本作は、聴く人の心に春の訪れを感じさせてくれます。

1725年に出版された『和声と創意の試み』の一部として世に送り出された本作。

映画やCMなど、さまざまな場面で使用され、多くの人々に親しまれています。

卒業式のBGMとしても最適で、新たな門出を迎える子供たちの背中を優しく押してくれるような、希望に満ちた曲調が心に響きます。

「水上の音楽」より「アラ・ホーンパイプ」Georg Friedrich Händel

Handel / Water Music – Alla Hornpipe  ヘンデル:水上の音楽「アラ・ホーンパイプ」 (Harty)
「水上の音楽」より「アラ・ホーンパイプ」Georg Friedrich Händel

ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルが1717年に作曲した管弦楽組曲の中の1曲。

テムズ川での舟遊びのために書かれたとされるこの作品は、明るく華やかな旋律が特徴です。

トランペットやホルンが活躍する舞曲風の楽章で、軽快でリズミカルな曲調が印象的。

結婚式や祝典などの場面で頻繁に演奏されるほか、映画やテレビのBGMとしても広く使用されています。

卒業式のBGMとしても、華やかな雰囲気を演出したい入場シーンなどにピッタリ。

明るく前向きな気持ちで新たな門出を祝いたいと考えていらっしゃる方にオススメの1曲です。

【卒業式BGM】感動間違いなし!涙を誘う定番クラシックを一挙紹介!(11〜20)

子供の情景 第7曲「トロイメライ」Robert Schumann

Robert Schumann: Träumerei (Reverie) from Kinderszenen. Bernhard Ruchti, piano
子供の情景 第7曲「トロイメライ」Robert Schumann

穏やかな美しさと深い情感が溶け合う、ロベルト・シューマンの名作。

子供の純真な心を大人の視点から描いたピアノ小品集『子供の情景』の中で、『トロイメライ』はとくに有名な1曲です。

1838年に作曲され、翌年2月に出版されました。

シンプルな構成ながら、複雑な和声進行や繊細なタッチが求められる難曲でもあります。

映画『転校生』のオープニングとエンディングでオーケストラ編曲版が使用されるなど、その知名度は抜群。

幻想的な雰囲気や心安らぐひとときも感じられる本作は、新たな一歩を踏み出す子供たちをやさしく後押ししてくれますよ。

組曲「展覧会の絵」より「プロムナード」Modest Mussorgsky=Ravel

ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」:プロムナード1(ラヴェル編)[ナクソス・クラシック・キュレーション #ゴージャス]
組曲「展覧会の絵」より「プロムナード」Modest Mussorgsky=Ravel

モデスト・ムソルグスキーが友人の画家の遺作展からインスピレーションを受けて作曲した組曲の一部。

1922年に管弦楽版が完成して以来、世界中で演奏され続けており、この冒頭の旋律は聴いたことがある方も多いのではないでしょうか?

展覧会を歩く様子を表現した旋律は、トランペットのソロで始まり、オーケストラ全体へと広がっていきます。

モーリス・ラヴェルの見事な編曲により、原曲の魅力がより引き立てられていますね。

卒業式の入場シーンを華やかに彩るのにピッタリの1曲。

新たな門出を迎える卒業生を大きく後押ししてくれるような、勇気も感じられる曲です。

弦楽のためのアダージョSamuel Barber

Vienna Philharmonic & Gustavo Dudamel – Barber: Adagio for Strings, Op.11 (SNC 2019)
弦楽のためのアダージョSamuel Barber

サミュエル・バーバーが1936年に作曲し、1938年に初演された『弦楽のためのアダージョ』は、感動的なメロディと心のこもった演奏でリスナーの心をわしづかみにします。

この曲は、喪の時期や重要な場面でよく使われ、アメリカの音楽史上最も有名な作品の一つとしても知られています。

作曲家名や曲名でピンとこなくても、冒頭を耳にするだけで「あぁこの曲!」と思い当たる方も少なくないはず!

美しく、しっとりとした旋律は、卒業式のような特別な瞬間にピッタリです。

交響曲 第5番 嬰ハ短調 第4楽章「アダージェット」Gustav Mahler

グスタフ・マーラーの『交響曲 第5番 嬰ハ短調 』は、ウィーンの夏、ヴェルター湖畔で1901年にスケッチされた作品です。

とくに、ハープと弦楽器で演奏される第4楽章『アダージェット』は深い内省と温かみを持つ旋律の美しさから『愛の楽章』として親しまれており、1971年の映画『ベニスに死す』に使用されて以降、マーラーの代表的な作品として広く愛されています。

穏やかで切ない調べは、卒業という新たな門出に向けた感動的なシーンに、忘れがたい響きを提供してくれるでしょう!