【美術技法】卒業制作に活かせるアイデア集
このページを開いていらっしゃるということは、美術系の学校に通っている方でしょうか。
「卒業制作」は習ったこと、自分が表現したいことのすべてをぶつける、学生生活の最後を飾る大イベント。
しかしアイデアがなかなか思い浮かばず、困っている方は多いのではないでしょうか?
この記事では、美術の技法を中心とした創作アイデアをご紹介していきます!
思い悩むのはいったん置いといて、息抜きがてらぜひインプットしていってください!
見終わったころには、やりたいことが見つかっているかも?
【美術技法】卒業制作に活かせるアイデア集(1〜10)
ミクストメディア

現代美術作品でよく見られる技法が「ミクストメディア」です。
性質の異なる媒体や素材が用いられるため、異種混合アートなんて呼ばれることもあります。
自分のオリジナルな世界観を表現したい!いろいろな素材を利用してアート作品が作りたいなんて方にオススメの技法ですね!
平面だけではなく、立体やマルチメディア、メディアミックスなど、さまざまな媒体とコラボできるので、無限の表現方法があるのもメリットだと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
マーブリング

マーブリングは版画技法の一つで、みなさんも一度は見たこと、聴いたことがあるのではないでしょうか。
水溶液の表面に水分に反発する絵の具などの画材を落とすことで、水面に描かれる予測不能な模様や柄を、紙や立体に写し取る技法です。
動画では石やけん玉を溶液に浸して模様を写し取っていますが、卒業制作なのでもっと大きな立体物を使うなど、工夫してみてもよいかもしれませんね!
もちろん、作品の一部に使いたいなんて方も、比較的手軽にできる技法なのでオススメです。
フォトグラム

フォトグラムとは、カメラを使わずに光で反応する薬剤を塗った感光紙の上に直接物を置き、光を当てて撮影する技法のこと。
葉っぱや花を感光紙の上に置いて太陽の光を当てて撮影したのが、フォトグラムの始まりといわれています。
カメラで撮影する写真と異なり、輪郭がややぼやけた幻想的な雰囲気になるため、見る者の想像力をかき立てる作品に仕上がります。
卒業の思い出となるようなモチーフを使って撮影してみてはいかがでしょうか?
ステンドグラス

日本でもなじみ深い芸術、ステンドグラス。
窓から差し込む光があるからこそ成り立つ絵画は、いつ見ても幻想的ですよね。
そんな誰もが知るステンドグラスですが、作り方を知っている方は少ないと思います。
ステンドグラスはさまざまな作り方があるのですが、基本的にガラスとガラスの間に入る装飾は透過性の低い、メッキや金属を使います。
それを軸に色付きのガラスを組み合わせていくのですが、小さい規模であれば一日でも簡単に作れるでしょう。
卒業制作はある程度の期間を費やせるので、ぜひ等身大サイズの大きいステンドグラスを作ってみてはいかがでしょうか?
モザイクアート

モザイクアートとは、石やガラス、タイルなどの破片を並べて作るアートのこと。
モザイク画の歴史は古く、紀元前2,600年から紀元前2,400年頃のものとされる土器の表面にも、モザイクが施されていたのだそう。
現代ではタイルやガラスだけでなく、写真や新聞といったより身近なものを使って作られることも増えているため、卒業制作では使う素材にもこだわりたいところ。
ぜひ「こんなものでモザイクアートを作ったの?」と驚かれるような素材を発見してみてくださいね!