【美術技法】卒業制作に活かせるアイデア集
このページを開いていらっしゃるということは、美術系の学校に通っている方でしょうか。
「卒業制作」は習ったこと、自分が表現したいことのすべてをぶつける、学生生活の最後を飾る大イベント。
しかしアイデアがなかなか思い浮かばず、困っている方は多いのではないでしょうか?
この記事では、美術の技法を中心とした創作アイデアをご紹介していきます!
思い悩むのはいったん置いといて、息抜きがてらぜひインプットしていってください!
見終わったころには、やりたいことが見つかっているかも?
【美術技法】卒業制作に活かせるアイデア集(1〜20)
キネティックアート

キネティックアートは「動き」が大きなポイントの美術作品、実際に動くものと動いているように見せるもののふたつのパターンがあります。
動きを見せる場合は自然の風やモーターを使う、動くようにみせる場合は錯視を利用することが多い印象です。
どのように動かすのかが重要なポイントで、立体物の場合でも、まるで錯覚のような不思議な見た目を見せています。
映画やアニメーションとは違う、独特な動きを演出していうようなアート作品ですね。
コラージュ

コラージュはフランス語でのりづけを意味する言葉、さまざまな素材を貼り付けて絵を作り上げていく技法ですね。
まずは輪郭を描いて、そこに色を塗るようにして細かくちぎった紙を貼っていく流れが定番で、素材が重なった独特の見た目が生まれますよ。
絵になるように色や形もしっかりと意識しつつ、やわらかさも出していくのがオススメですよ。
新聞や雑誌のページを使えば、絵の中に文字が取り入れられるので、その組み合わせに意味を込めてみるのもおもしろそうですね。
書道アート

書道アートは、さまざまな表現方法があります。
文字の形や大きさ、配置を自由に変化させたり、墨の濃淡やにじみなどを表現したりすることで、文字の持つ美しさを際立たせられます。
また、絵画を一つの物語をつづった文字列で表現したり、変形させた文字を組み合わせてイラストレーションのように仕上げたりすれば、よりメッセージ性の強い作品ができあがるでしょう。
卒業の思い出を題材に、卒業制作で書道アートを取り入れてはいかがでしょうか。
点描

フランスの画家であるスーラが確立した、点描主義から広まった絵画技法が「点描」です。
印象派の作品に多く見られる技法で、ゴッホやピサロなどおなじみの画家たちも点描で描いた作品を残していますね。
線ではなく点をひたすら描くことで描きたいものを表現。
線にはない味わい深さと、さまざまな色が点で重なり合った色の混ざりも楽しめます!
点描はリアルな表現から抽象的な表現まで、自由自在なところもおもしろい表現技法の一つではないでしょうか。
コツコツ自分のペースで作業したいという方には向いている技法だと思いますよ!
ガラスエッチング

ガラス素材に直接彫刻を施すのが「ガラスエッチング」です。
通常はフッ酸を用いてガラスを腐食させながら彫刻をしていくのですが、最近では薬品を使わない専用のエッチングクリームを使ったり、ダイヤモンドで削る方法もあるそうです。
透過性が高く、美しい仕上がりになりますよね!
ガラス素材に興味がある方や、繊細で美しい作品を仕上げたいなんて思っている方にオススメの技法ですね。
ガラスを組み合わせたり、大型の作品に挑戦するなど、卒業制作にふさわしい作品の参考にしてみてください。