【美術技法】卒業制作に活かせるアイデア集
このページを開いていらっしゃるということは、美術系の学校に通っている方でしょうか。
「卒業制作」は習ったこと、自分が表現したいことのすべてをぶつける、学生生活の最後を飾る大イベント。
しかしアイデアがなかなか思い浮かばず、困っている方は多いのではないでしょうか?
この記事では、美術の技法を中心とした創作アイデアをご紹介していきます!
思い悩むのはいったん置いといて、息抜きがてらぜひインプットしていってください!
見終わったころには、やりたいことが見つかっているかも?
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【美術技法】卒業制作に活かせるアイデア集(21〜30)
スクラッチアート

表面の黒を削ることで絵をだしていき、その裏に隠されたグラデーションを見せていくというアート作品です。
土台のグラデーションをどのようにするのか、どの絵柄を削ってそれを見せるのかが重要なポイントですよ。
作り方としては、台紙にパステルの粉を広げてグラデーションを作り、そこに黒いパステルを重ねて隠してから、絵を削っていきます。
色のバランスや削り方の違いで、同じ道具を使っていてもそれぞれの個性が出てくるような内容ですね。
3Dアニメーション

ディズニー作品などでも使われている3Dアニメーションは、2Dとは違った迫力がありますよね!
美しいグラフィックも特徴的なので、一度は制作してみたいなんて思ったことがあるのではないでしょうか。
3Dアニメを作る際には、アニメーション用のソフトが必須!
無料ソフトから有料のプロ仕様まで、さまざまなソフトがあるので、自分の制作したいレベルに合わせてチョイスしてみてもよいかもしれません。
卒業制作に3Dアニメの大作を作りたいなんて思っているあなたは、常日頃から情報収集を欠かさず、最新ソフトの情報をキャッチできるようにしておいた方がいいですよ!
バチック

バチックはクレヨンの油分と水彩絵の具の性質を利用した技法、油が水をはじく性質を使うことからはじき絵とも呼ばれています。
クレヨンで絵を描いた後に水彩絵の具を塗っていくシンプルな工程で、どのように弾くのかを見極めることが重要なポイントですね。
普段は色のクレヨンを使うことが多いかと思いますが、はじく性質を利用するので、白を使って輪郭を残すパターンもオススメですよクレヨンと水彩の色合いのバランス、道具の違いによる独特な風合いをしっかりといかしていきましょう。
ロストワックス

アクセサリーやジュエリーを制作する際に用いられるのが「ロストワックス」技法です。
彫金技法で直接加工する方法が一般的かもしれませんが、ロストワックスを用いてワックスで原型を作ることで、効率的に作品を生み出せるようになります。
一つひとつ彫金していくのも、手作業の味が出てよいかもしれませんが、量産したい、効率的に作業したいと考えている方はロストワックスをオススメします!
厚みのあるフォルムなどのさまざまな形が制作できるほか、素材のロスを最小限に抑えられるのもメリットではないでしょうか。
没骨法

浮世絵に代表されるように、東洋画は独特な画法を用います。
こちらの没骨法は、そんな東洋画を代表する伝統的な画法です。
簡単に言ってしまうと輪郭を描かずにぶっつけ本番でいきなり色を乗せていくという画法なのですが、このことからもわかるように相当な画力を必要とする画法なんですよね。
とくに三点透視図法が必要な絵に関しては圧倒的な難易度をほこります。
製作期間自体は短い部類なので、卒業制作に向けて作品を量産してみるのも良いかもしれません。
サンキャッチャー

窓辺につるして太陽光による透過や屈折を楽しむインテリアアイテムが「サンキャッチャー」です。
北欧など日照時間の少ない地域で、少しでも太陽の光を取り込みたいと作られたのが始まりだそうです。
クリスタルガラスや水晶、ビーズなどのパーツを、テグスに通していく作り方なので、それほど難しい工程はありません。
卒業制作に使いたいなんて方は、ビーズやガラスを自分で作るところからはじめてサンキャッチャーを作品にするなど、工夫してみてもよいかもしれませんね!
デカルコマニー

デカルコマニーとは、フランス語で転写を意味します。
シュルレアリスムの表現技法の一つで、紙に絵の具などを垂らして、乾かない間に別の紙を押し付けることで、想定していなかったユニークな模様を楽しめます。
保育の材料としても人気なので、作り方自体はとても簡単ですね。
対称的な抽象絵画や、挿し絵の一部で使ったり、立体作品に応用したりと、いろいろな使い方があるので、卒業制作のアイディアとして参考になさってみてください!






