【美術技法】卒業制作に活かせるアイデア集
このページを開いていらっしゃるということは、美術系の学校に通っている方でしょうか。
「卒業制作」は習ったこと、自分が表現したいことのすべてをぶつける、学生生活の最後を飾る大イベント。
しかしアイデアがなかなか思い浮かばず、困っている方は多いのではないでしょうか?
この記事では、美術の技法を中心とした創作アイデアをご紹介していきます!
思い悩むのはいったん置いといて、息抜きがてらぜひインプットしていってください!
見終わったころには、やりたいことが見つかっているかも?
【美術技法】卒業制作に活かせるアイデア集(11〜20)
グリッチアート

画像や映像、音声に発生する誤作動による不具合のことをグリッチと言います。
それをアートとして表現したのが「グリッチアート」です。
ゲームや音楽との結びつきも強く、世界中のアート集団が実験的に作品を制作して注目されてきました。
グリッチをイラストで表現したいという方にオススメなのが、ペンを使った表現方法です。
黒、赤、青の3本のペンだけでOK!
まずはオリジナルのイラストを黒いペンで描いていき、次に向かって左側に赤いペンで同じようにイラストを描きます。
最後に右側に青いペンで同じイラストを描けばグリッチアートが完成!
目に不具合が起きたように見えませんか?
卒業制作に取り入れてみたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね!
切り絵

奈良時代前後の古くから日本で親しまれてきた「切り絵」。
ハサミやカッターで紙を切り抜いて台紙に貼る方法が一般的ですが、立体的にすることで平面とは違った華やかさが生まれますよね!
卒業制作であれば普通とは違った立体的な切り絵に挑戦してみるのもよいかもしれません。
いくつかパーツを作って、後から型に合わせて接着していくと立体的に美しく仕上がりますね。
動画では金魚を制作していますが、もっと大きな作品を考えてみたり、他の素材と組み合わせてみたりするのも楽しいと思います。
刺繍

刺繍絵画は、日本画家が描いた下絵をもとに、刺繍職人が針と糸で縫い上げた絵画を壁掛や衝立などに仕立てたもので、繊細な表現が魅力的です。
針と糸で描かれた絵は、まるで油絵や水彩画のように、細部まで精緻に描かれています。
また、刺繍の技法によってさまざまな表現が可能です。
たとえば、金糸や銀糸を用いることで華やかな雰囲気を演出したり、刺繍の密度を変えることで立体感を表現したりできます。
習得するには鍛錬が必要ですが、生かせられれば他にはない卒業制作が作れるはずです!
カリカチュア

カリカチュアは、人物や動物の特徴を誇張して描いた絵画やイラストレーションです。
カリカチュアでは、人物の性格や特徴を際立たせるために、顔や体の特徴を誇張して描くことで、ユーモアを生み出しています。
ユーモアたっぷりの似顔絵を書いてくれる絵描きの方もいらっしゃいますよね。
たとえば卒業制作が自由課題であれば、カリカチュア技法を使用して先生や仲間の顔を誇張してみてください。
印象に残る作品ができますよ!
決して相手のコンプレックスを刺激しないようにしてくださいね。
エンカウスティーク

蜜蝋を使った絵画技法、エンカウスティーク。
着色した蜜蝋を溶かして画材に焼き付ける絵画技法なのですが、単純に垂らすというわけではなく、ホットガンなどで焼き付けたり、使用する蜜蝋の水分量を変えたりすることで、幅広い表現が可能です。
さまざまな技法が存在する絵画ですが、エンカウスティークはまず画材である蜜蝋を作っていく必要があるため、上級者向けではあるものの個性的な画風を演出できます。
卒業制作などの力を入れたい作品にオススメです。