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【2025】音楽の歴史を変えた世界の有名ドラマーまとめ

バンドの屋台骨としてはもちろん、時に主役級の活躍で楽曲のグルーヴを作り上げるドラム。

ロックやメタル、プログレにジャズなどさまざまなジャンルにおいて卓越したテクニックや革新的なプレイで音楽史の歴史にその名を残すドラマーたちを、あなたはどれくらいご存じでしょうか。

こちらの記事ではそんな海外の有名ドラマーを、時代やジャンルを問わず紹介しています。

伝説的なドラマーのみならず現役で活躍するプレイヤーも取り上げていますから、ドラムに興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。

【2025】音楽の歴史を変えた世界の有名ドラマーまとめ(1〜20)

U.K., Missing Persons

Djon DonTerry Bozzio

Terry Bozzio – Djon Don (Drum Solo 2001)
Djon DonTerry Bozzio

卓越したテクニックと革新的なプレイスタイルで、ドラムの世界に新たな地平を切り開いたパイオニアです。

1970年代にフランク・ザッパのバンドでキャリアをスタートさせ、その後ミッシング・パーソンズでも活躍。

1997年にはモダン・ドラマー・ホール・オブ・フェイムに選出され、2007年にはハリウッドのロックウォークに殿堂入りを果たしています。

プログレッシブ・ロックやジャズ・ロックを中心に、フリー・ジャズやエクスペリメンタルな要素も取り入れた独自のスタイルは、多くのドラマーたちに影響を与え続けています。

ボジオさんの魅力を知るには、ザッパとの共演作や、オスティナートを駆使したソロ作品がおすすめです。

Cream, Blind Faith

White RoomGinger Baker

Cream – White Room ( Farewell Concert 1968)
White RoomGinger Baker

イギリス出身のドラマー、ジンジャー・ベイカーさんは、ロック史に燦然と輝く伝説的な存在です。

1960年代、クリームのメンバーとしてデビューを飾り、『Wheels of Fire』などの名盤で商業的成功を収めました。

ジャズ、ロック、アフリカ音楽のリズムを融合させた革新的なプレイスタイルは、多くのドラマーに影響を与え、「ロックドラマーの神」と称されるほどの評価を受けています。

ローリングストーン誌による「最も偉大なドラマー100人」で3位にランクインするなど、その実力は折り紙つき。

1939年8月19日生まれの彼は、クリームのほか、ブラインド・フェイスなど数々のバンドで活躍しました。

ロックやジャズが好きな方はもちろん、ドラムに興味のある方にもおすすめの偉大なアーティストですよ。

Miles Davis Quintet, The Tony Williams Lifetime

EmergencyTony Williams

The Tony Williams Lifetime / Emergency
EmergencyTony Williams

ジャズの革命児として知られるトニー・ウィリアムスさん。

わずか17歳でマイルス・デイヴィスのバンドに加入し、その若さにもかかわらず卓越したテクニックで音楽界に衝撃を与えました。

1965年にリリースされたアルバム『Spring』は、ウィリアムスさんがリーダーとして発表した2作目の作品で、アヴァンギャルドジャズの傑作として高く評価されています。

ジャズフュージョンの開拓者としても知られ、1969年には自身のバンド「ライフタイム」を結成。

エレクトリックな要素を取り入れた革新的なサウンドで、ロックとジャズの融合に大きな影響を与えました。

ジャズの枠にとどまらない彼の多彩な音楽性は、ジャンルを超えて多くのミュージシャンに影響を与え続けています。

Slayer, Grip Inc., Dead Cross, Mr. Bungle

War EnsembleDave Lombardo

Dave Lombardo — War Ensemble — Yankee Stadium
War EnsembleDave Lombardo

スラッシュメタルの重鎮として知られるスレイヤーの創設メンバーにして、その強烈なダブルバスドラムのテクニックで多くのドラマーに影響を与え続けるデイヴ・ロンバードさん。

1965年生まれのキューバ出身ながら、幼少期にアメリカへ移住し音楽キャリアをスタート。

スレイヤーでは1986年の『Reign in Blood』や1990年の『Seasons in the Abyss』といった名盤で、その圧倒的なドラミングを披露しています。

2度のグラミー賞受賞歴を持つロンバードさんですが、スレイヤー以外にもファントマスやミスターバングルなど、ジャンルを超えた活動でも高い評価を得ているんです。

現在もデッドクロスなど様々なバンドで活躍する一方、ドラムパフォーマンスをキャンバスに映し出す「Rhythm Mysterium」というアートプロジェクトも手掛けていますよ。

I’m in Love With My CarRoger Taylor(ロジャー・テイラー/クイーン)

クイーンのドラマー、ロジャー・テイラー。

ドラマーであるとともに、優秀なソングライターであり、ボーカリストでもありました。

「オペラ座の夜」に収録されているこの曲は、そんなロジャーの代名詞とも言えるもので、普段より手数の多いドラミングが魅力です。