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【2025】音楽の歴史を変えた世界の有名ドラマーまとめ

バンドの屋台骨としてはもちろん、時に主役級の活躍で楽曲のグルーヴを作り上げるドラム。

ロックやメタル、プログレにジャズなどさまざまなジャンルにおいて卓越したテクニックや革新的なプレイで音楽史の歴史にその名を残すドラマーたちを、あなたはどれくらいご存じでしょうか。

こちらの記事ではそんな海外の有名ドラマーを、時代やジャンルを問わず紹介しています。

伝説的なドラマーのみならず現役で活躍するプレイヤーも取り上げていますから、ドラムに興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。

もくじ

【2025】音楽の歴史を変えた世界の有名ドラマーまとめ(1〜20)

The Rolling Stones

Jumpin’ Jack FlashCharlie Watts

The Rolling Stones – Jumpin’ Jack Flash – Charlie Watts Drum Cam (Shine a Light / 2008)
Jumpin’ Jack FlashCharlie Watts

1962年に結成された伝説のロックバンド、ローリング・ストーンズのリズム隊を支え続けたドラマー、チャーリー・ワッツさん。

その落ち着いたプレイスタイルと確かなグルーヴ感で、バンドのサウンドを支える屋台骨として長年活躍しました。

1963年1月にストーンズに加入して以来、2021年8月に亡くなるまでの58年間、一度も抜けることなくバンドを支え続けたその姿勢は、多くのミュージシャンから尊敬を集めています。

ジャズドラマーとしてのキャリアもあり、そのスイング感溢れるプレイは『Paint It Black』や『Honky Tonk Women』といったヒット曲の数々を彩りました。

2004年にはローリング・ストーンズの一員として、ロックの殿堂入りを果たしています。

Sing, Sing, SingGene Krupa

Gene Krupa “Sing, Sing, Sing” on The Ed Sullivan Show
Sing, Sing, SingGene Krupa

スウィング時代を代表するジャズドラマーとして、音楽史に輝かしい足跡を残したジーン・クルーパさん。

1909年生まれのクルーパさんは、若くして打楽器の道を選び、ベニー・グッドマン楽団での活躍を経て、1938年のカーネギーホールでの演奏で一躍注目を集めます。

特に『シング・シング・シング』でのドラミングは、パーカッションの位置づけを変革し、ドラムを単なる伴奏楽器からフロントマンへと引き上げました。

クルーパさんの華やかなルックスと革新的なスタイルは、観客を魅了し、映画やテレビへの出演でも人気を博しました。

モダン・ドラムの父と称されるクルーパさんの影響は、今なお多くのドラマーたちに受け継がれています。

ドラムの魅力に触れたい方は、ぜひクルーパさんの演奏をチェックしてみてくださいね。

The Band

The WeightLevon Helm

アメリカン・ロックの先駆者として知られるリヴォン・ヘルムさんは、ザ・バンドのドラマーとして1968年にデビューしました。

『The Weight』などの名曲で有名なザ・バンドは、ボブ・ディランさんとの共演でも注目を集めましたね。

ヘルムさんはドラムとボーカルを担当し、その歌声は高く評価されています。

1994年にはザ・バンドとしてロックの殿堂入りを果たし、2007年には『Dirt Farmer』でグラミー賞を受賞。

喉頭癌を克服し、晩年に再び音楽キャリアが盛り上がったのは感動的です。

アメリカーナやフォーク、ブルースなど多様なジャンルに影響を与えた彼の音楽は、ルーツミュージックに興味のある方にぜひ聴いていただきたいですね。

Cream, Blind Faith

White RoomGinger Baker

Cream – White Room ( Farewell Concert 1968)
White RoomGinger Baker

イギリス出身のドラマー、ジンジャー・ベイカーさんは、ロック史に燦然と輝く伝説的な存在です。

1960年代、クリームのメンバーとしてデビューを飾り、『Wheels of Fire』などの名盤で商業的成功を収めました。

ジャズ、ロック、アフリカ音楽のリズムを融合させた革新的なプレイスタイルは、多くのドラマーに影響を与え、「ロックドラマーの神」と称されるほどの評価を受けています。

ローリングストーン誌による「最も偉大なドラマー100人」で3位にランクインするなど、その実力は折り紙つき。

1939年8月19日生まれの彼は、クリームのほか、ブラインド・フェイスなど数々のバンドで活躍しました。

ロックやジャズが好きな方はもちろん、ドラムに興味のある方にもおすすめの偉大なアーティストですよ。

U.K., Missing Persons

Djon DonTerry Bozzio

Terry Bozzio – Djon Don (Drum Solo 2001)
Djon DonTerry Bozzio

卓越したテクニックと革新的なプレイスタイルで、ドラムの世界に新たな地平を切り開いたパイオニアです。

1970年代にフランク・ザッパのバンドでキャリアをスタートさせ、その後ミッシング・パーソンズでも活躍。

1997年にはモダン・ドラマー・ホール・オブ・フェイムに選出され、2007年にはハリウッドのロックウォークに殿堂入りを果たしています。

プログレッシブ・ロックやジャズ・ロックを中心に、フリー・ジャズやエクスペリメンタルな要素も取り入れた独自のスタイルは、多くのドラマーたちに影響を与え続けています。

ボジオさんの魅力を知るには、ザッパとの共演作や、オスティナートを駆使したソロ作品がおすすめです。

Miles Davis Quintet, The Tony Williams Lifetime

EmergencyTony Williams

The Tony Williams Lifetime / Emergency
EmergencyTony Williams

ジャズの革命児として知られるトニー・ウィリアムスさん。

わずか17歳でマイルス・デイヴィスのバンドに加入し、その若さにもかかわらず卓越したテクニックで音楽界に衝撃を与えました。

1965年にリリースされたアルバム『Spring』は、ウィリアムスさんがリーダーとして発表した2作目の作品で、アヴァンギャルドジャズの傑作として高く評価されています。

ジャズフュージョンの開拓者としても知られ、1969年には自身のバンド「ライフタイム」を結成。

エレクトリックな要素を取り入れた革新的なサウンドで、ロックとジャズの融合に大きな影響を与えました。

ジャズの枠にとどまらない彼の多彩な音楽性は、ジャンルを超えて多くのミュージシャンに影響を与え続けています。