【上級ギタリストのための】5音まとまりのポリリズムフレーズ
今回は僕のオリジナル曲「Daybreak」より、クリーントーンで弾くポリリズムフレーズをご紹介します。
今回は、僕自身もかなり難しいと感じる難易度が高めのフレーズですが、アイデアの一つとして参考になれば幸いです。
今回のお題
こちらの動画の0:56からのフレーズです。
TAB譜はこちらです。
1〜2小節目
5音でひとまとまりのフレーズを繰り返しており、2小節目の最後に2音弾くことでつじつまを合わせています。
しかしながら、ドラムのスネアが5音目に合わせて鳴っているので、一聴すると変拍子のように聴こえる仕組みです。
ピッキングパターンは変則的で、5弦7フレット・4弦9フレットを連続ダウン、3弦8フレットは中指ピッキング、続いて4弦9フレットをダウン、3弦11フレットを中指ピッキングしています。
以降はこのパターンの繰り返しです。
2小節目最後の2音は5弦7フレットをダウン、4弦9フレットを中指でピッキングします。
ただでさえ、ポリリズムで拍が取りづらい上に、連続ダウンピッキングの部分はリズムがヨレやすいので、何度も繰り返し練習して感覚を掴んでください。
初めから原曲に合わせると、ドラムにつられて5連譜を弾く感覚になってしまうと思うので、まずはメトロノームに合わせて弾くことをおすすめします。
3〜4小節目
ここはピッキングパターンは1〜2小節目と全く一緒ですが、ポジションが6フレット・9フレット・11フレットと、かなりストレッチ気味になるので難易度はアップします。
4弦9フレットを押さえる指の選択を悩むところですが、僕は1〜2小節目の流れから、中指で押さえています。
薬指で押さえると薬指・小指のストレッチに良いエクササイズになるかもしれませんね。
とにかく手首を痛めないよう弾きすぎには注意してください。
7〜8小節目
5〜6小節目は、1〜2小節目と同じなので割愛します。
最後の2小節部分は、1小節ごとにポジション移動しています。
8小節目はハイポジションにいくので、今までより弾きやすく感じるかもしれません。
加えて、ドラムもフィルが入るので4拍子を感じやすいと思います。
最後に
今回のフレーズが難しいもう一つのポイントは、クリーントーンで弾いていることです。
歪ませた音よりもごまかしがきかない上に、ピックと中指ピッキングとの音量差もモロに出てしまうので、奇麗に弾くことができれば相当両手の上達につながっているはずです。
最初はコンプレッサーなどのエフェクターを使って音量差をなくして弾くのもアリだと思います。