【弾き語り女子が教える】アコギで大きな音を出すには?
シンガーソングライターの岬たんです。
冒頭からいきなり、すごく頭が悪そうな質問になってしまうんですけど、みなさんは「どうやったらアコースティックギターで大きな音を出せるのか、知っていますか!?
笑」
くだらない質問をしてしまい、すみません。
音楽やってる人なら普通知ってますよね。
でもね、私は去年の夏まで知りませんでした。
アコースティックギターで大きい音を出すには?
去年の夏、無知の状態からいきなりライブハウスでの弾き語りのお誘いを頂いた時、うれしいと同時にとても焦りました。
「エレキギターをアンプに繋いでライブ」もしくは「アコースティックギターの生音で路上ライブ」という形態でしかライブをしたことがなく、アコースティックギターの生音をライブハウスで聞けるレベルの音量にするにはどうすればいいのか、まったくもって知識がありませんでした。
当時、インターネットや楽器屋で必死に情報を集めたので、その時に分かった事をまとめたいと思います。
普通に楽器をやってる人や音楽をやってる人からしたら超当たり前の事しか書いてないと思うので、そうゆう人は読まないでください!
(笑)
恥ずかしいから!
(笑)
当時の私のように「これから初めてアコースティックギターでライブをしたいけど、右も左も分からない!!
!」という、非常にフレッシュな人達の参考になればうれしいです。
私も機材とか全然詳しくなくて専門用語とかよく分からないので、かなり噛み砕いた言葉で説明していきます!
私自身、楽器屋のHPとか見てても解説が難しすぎて意味が分からなかったから……。
初心者の初心者による初心者のための解説です!
アコースティックギターで大きな音を出してライブをするには、いくつか方法があります。
- エレクトリックアコースティックギター(通称エレアコ)を使う
- アコースティックギターの生音をマイクで拾う
- アコースティックギターにピックアップを取り付ける
順番に説明していきます。
1. エレクトリックアコースティックギター(エレアコ)を使う
これではもはやアコギの話ではありませんね。
エレアコの話になってしまいます。
でも、エレキギターのライブに慣れた人からしたら一番分かりやすくて取っ付きやすい方法かもしれません。
エレクトリックアコースティックギターはエレキギターと同じように、ギターに直接シールドをぶっ挿して使うことができます。
そのままアンプにつないだり、ダイレクトボックス(DI)につないだり、シールドの先は自由です。
ちなみに私は最終的に「3. アコースティックギターにピックアップを取り付ける」という方法を選んだので、いろいろな楽器屋にピックアップを探しに行ったのですが、その時に楽器屋さんにも「むしろ安いエレアコを買っちゃえば?」と言われました。
非常に思い切った方法だけど、ピックアップもそれなりのものを買おうとすれば安くありませんし、取り付ける手間もかかります。
いろいろと考えるのが面倒なら、いっそのことエレアコを1本買っちゃうのもいいんじゃないですか!?
なんか経済回りそうだし!
(笑)。
エレアコはアコギよりもボディも薄くて弾きやすそうだし!
あと、私はマグネチックピックアップというピックアップを取り付けてライブをしているんですが、たまにピックアップがズレて外れてしまうことがあります。
いっそのことエレアコにしちゃえば、その心配も無くなります。
私も1本ぐらいエレアコが欲しいです!
誰か差し入れしてください!
2. アコースティックギターの生音をマイクで拾う
一番簡単なのは、間違いなくこの方法だと思います。
自分では何も準備していく必要がありません。
アコースティックギター本体さえ持って行けばOKです。
あとは「アコギの生音をマイクで拾いたい」という旨をセット図に書くなりライブハウスのPAさんに伝えるなりすれば、手慣れたPAさんがちゃちゃっとマイクを用意してセットしてくれるはずです。
アコギの生音を拾ってそのまま音を大きく出すという、とてもシンプルな方法なので、アコギが本来持っている音に近い音色を出す事ができると言われています。
繊細なアコギの音をそのまま表現したい人はマイクで拾うのがいいと思います。
仲良くさせてもらってる弾き語リスト:工藤ちゃんは、確かこのスタイルでライブをしています。
私の体験談としては、機材の調子が悪くてピックアップの集音でうまく音が出せなかった時があったんですけど、その時はステージ上で急遽この方法に切り替えてもらって対応しました。
ただ、エモくなってステージ上を動き回ったりする人には向いてませんね。
当たり前だけどマイクがギターに付いて回ってくれる訳ではないので、固定されたマイクの定位置で演奏することになります。
3. アコースティックギターにピックアップを取り付ける
悩みに悩んだ私が最終的に選んだ方法です。
エレキギターはもともとピックアップが付いているので音を拾ってくれますが、アコギにはピックアップは付いていません。
それを後から取り付けることによって、アコギでもピックアップで集音することが可能になります。
めっちゃ当然のことを改めて書いてるけど、まじで私も最初は意味が分からなかったから、あえて書いています(笑)。
ピックアップと一口に言ってもいろいろな種類のものがあるので、この方法を選んだ人はピックアップ選びのためにもう一悩みすることになります。
きっとピックアップの世界はとてもとても奥が深いと思うんですが、機械音痴な私には今の段階では到底分かりゃしないので、機材のことがよく分からない私の目線で、ゆる~く説明していこうと思います。
ピックアップって大まかに分けて3種類ぐらいあるみたいです。
- ピエゾ(貼り付け/コンタクト)
- ピエゾ(インブリッジ/アンダーサドル)
- マグネチック
順番に1個ずつ、説明してみます!
1. ピエゾ(貼り付け/コンタクト)
まず始めに、「『ピエゾ』て何なんだ!?」って話になりますよね。
ググってもよく分からないし、初心者の私たちは分からなくてもいいと思います!
(笑)。
私も分かりません!
文系だし!
電圧とかよく分かんないし!
とにかく、ギターに貼り付けるタイプのピックアップがあるんです。
そしてそのピックアップは、「コンタクトピエゾ」とか「ピエゾ(貼り付けタイプ)」とかって呼ばれてるみたいです。
シールのように貼り付けるだけなので、ギターを改造する必要がありません。
ギターのボディに貼るのでボディの振動も拾うことができます。
アコギのボディを叩いて演奏するスタイルの玄人ギタリストさんには不可欠なようです。
2. ピエゾ(インブリッジ/アンダーサドル)
またまた「ピエゾ」とか言う謎のワードが出てきて頭が痛くなりそうですが「ピエゾ」というピックアップには1で説明した貼り付けるタイプ以外にも「インブリッジ」とか「アンダーサドル」とか呼ばれてるタイプのものもあるようです。
サイトによって「インブリッジ」と書いてあったり「アンダーサドル」と書いてあったり、まじでいい加減にして欲しいですよね。
分かりにくすぎる……。
カタカナがいっぱいある時点で頭が痛いのに……。
このタイプのピックアップは、取り付けるためにギター本体を加工しないといけないし、一度取り付けたら元に戻せないみたいです。
初心者がお試しで取り付けるにはかなりハードルが高いように思います。
いくら安物とは言え、可愛い可愛いギターちゃんを手術しなければいけないというのは何となく勇気がなく、私はパスしました。
だけどこのタイプのピックアップは、ズレる心配がなく安定していて、ノイズも拾いづらくて、音もダイレクトに拾うことができるという、優等生のような子だそうです。
ギターの加工に踏み切れさえすれば、とても優秀だと思います。
3. マグネチック
悩んだ結果私が採用したのは、マグネチックタイプのピックアップです。
マグネチックピックアップは、ドライバーさえあれば簡単に取り付けが可能で、ギター本体を改造する必要はありません!
使わない時は取り外すこともできます。
見た目がエレキギターのピックアップと似ていますが、まさにその見た目通り集音の原理はエレキギターと同じです。
ハウりにくくて、大音量が得られるのも良い点です!
私は今は一人での弾き語りしかしてないけど、バックバンドを付けて演奏する事もある人はマグネチック一択なんじゃないかな、と思います。
マグネチックじゃないと、別の楽器の音に負けてしまうんじゃないかと思います。
デメリットとしてよく言われているのが、「音がエレキっぽくなってしまう!」という事です。
これは、アコギの生音が大好きな人からしたら致命的なデメリットかもしれませんが、私にとってはむしろご褒美です。
何でかって、この際ハッキリ言うけど、私アコギのアコギらしすぎる音があんまり好きじゃないんです(笑)。
「じゃあ何でアコギで弾き語りしてんだよ!」って突っ込みが聞こえてきそうですけど、まぁそれは置いといてください(笑)。
アコギの音が嫌いって訳じゃないんですけど、アコギ感たっぷりの繊細な演奏に対しては、特に惹かれないんです。
何よりも、私が埃を被っていたアコギに再び手を伸ばしたキッカケは、大森靖子さんです。
大森靖子さんはマグネチックピックアップを使用していて、迫力のある音を演出することが出来ています。
超かっこいいです。
「繊細な音」よりも「アコギなのにド迫力!」って事の方が、私は憧れるんです。
だから、付けたり外したりが簡単!
ハウりにくい!
大音量!
ってところで、メリットの方が圧勝したのでマグネチックにしました。
ちなみに私は2種類のマグネチックピックアップで迷いまくりました。
ひとつめは王道のL.R.Baggs M-1 Active
そしてもうひとつは、SKYSONIC T-902
迷った結果、私は2つめのSKYSONIC T-902を選びました!
2つのピックアップの違いや、SKYSONIC T-902を選んだ理由についてはまた次回ブログに書きます!
いかがでしょうか。
専門用語の分からない私が分かる範囲の言葉でゆる~く説明したので、同じく専門用語の分からない人たちの参考になっていればうれしいです……。
結局は自分が「どんなプレイスタイルに憧れていて、どんな音を出したいのか」というのが大切なんじゃないかと思います。
私の場合は「大森靖子さんみたいな迫力が欲しい!!
!」ってゆうのが頭の中に一番にあったので、その思いがピックアップ選びのポイントになりました。
どのピックアップにもメリット・デメリットがあって難しいけど、憧れてるアーティストと同じやつを選ぶのが一番手っ取り早く好みの音に出会える気がします。
エレキギターを選ぶ時にも同じような事を誰かに言われた気がするけど、憧れてるアーティストと同じ形のやつを選んだら、そこまで大きくハズれることはなさそうですよね……!
無知な私が偉そうにいろいろ説明してしまってすいません。
こうゆう記事を書いてる人って、だいたいギターの玄人みたいな人が多くて、言葉が難しいサイトばっかりだったから無知にしか書けない文章があるんじゃないかな、と思って書いてみました。
楽器屋のお兄ちゃんに相談するのが一番ですよ。
まずは、中央快速にでも乗って御茶ノ水に行ってみることをおすすめします。
最後まで読んでくれてありがとう。