【ハープの名曲】高貴で繊細な音色が際立つ名作を厳選
そよ風を連想させる透明感あふれる音色が魅力のハープ。
癒やしの音色もさることながら、弦をそっとなでるように演奏するハーピストの優雅な姿も印象的ですよね。
今回は、そんなハープのために作曲されたクラシックを中心に、その音色を存分に味わえる美しい名曲をご紹介します。
気持ちを落ち着かせたい夜や、爽やかな目覚めとともに1日をスタートさせたい朝、ハープの名曲を流しながら心穏やかに過ごしてみてはいかがでしょうか?
【ハープの名曲】高貴で繊細な音色が際立つ名作を厳選(21〜30)
ハープ協奏曲 変ホ長調 Op.74Reinhold Glière

ロシアのロマンティシズムを代表する作曲家、レインゴリト・グリエールが1938年に作曲した本作。
ハープの魅力を存分に引き出した約25分間の3楽章構成で、ウィーン古典派の影響とロシアの民族色豊かな要素が見事に融合しています。
ハープ奏者クセニア・エルデリの技術的アドバイスを受けて制作され、彼女による編集を経て公開されました。
夢見るようなメロディーと、ハープとオーケストラの絶妙な調和が印象的。
心穏やかに過ごしたい夜や、爽やかな朝に聴くのがおすすめです。
クラシック音楽の魅力を再発見したい方にぴったりの一曲といえるでしょう。
ソナタ ハ短調Johann Ladislaus Dussek

ボヘミアが誇る才能あふれる作曲家、ヨハン・ラディスラウス・ドゥシェックのピアノソナタ。
18世紀後半から19世紀初頭にかけてヨーロッパ各地で活躍した彼の作品は、クラシカルな美しさとロマン派への橋渡しとなる情熱的な要素が絶妙に調和しています。
全4楽章からなるこの曲は、ドゥシェックの卓越したピアノ技術と豊かな音楽性が存分に発揮されており、華やかなフィギュレーションと心地よいメロディーの対比が聴く者を魅了します。
ピアノ愛好家の皆さんはもちろん、クラシック音楽の歴史に興味がある方にもおすすめの一曲です。
ハープ協奏曲François-Adrien Boieldieu

フランソワ=アドリアン・ボワルデューは、フランスが誇るオペラ作曲家。
1801年に作曲されたハープのための協奏曲は、約21分20秒の演奏時間を持つロマン派の名作です。
繊細なメロディーと軽やかなオーケストレーションが特徴的で、「パリジャンのエレガンス」と評される優雅さが溢れています。
ハープの魅力を存分に引き出した本作は、聴く人の心を癒やし、優美な世界へと誘ってくれることでしょう。
爽やかな朝や穏やかな夜に聴くのがオススメ。
ハープの音色に包まれて、心豊かなひとときを過ごしてみませんか?
ハープ協奏曲 イ長調 第3楽章Carl Ditters von Dittersdorf

ハープの魅惑的な音色を存分に堪能できる名曲が、カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフの手によって生み出されました。
18世紀後半に活躍したこの作曲家は、ハイドンやモーツァルトとも親交があり、多彩な音楽キャリアを歩んだことで知られています。
本作は、もともとチェンバロ協奏曲として1779年に作曲されたものをハープ用に編曲した作品。
軽快で愉快なムードを持つ第3楽章は、ハープの優雅で天使のような響きが際立ちます。
イタロ=オーストリアの旋律美を強調した繊細な音色は、リラックスしたい時や夢見るような気分の時にぴったり。
クラシック音楽の愛好家はもちろん、癒やしを求める全ての人におすすめの1曲です。
ハープ協奏曲 第6番 ヘ長調 Op.9Jean-Baptiste Krumpholz

クラシック時代を代表するハープ奏者であり作曲家でもあったジャン=バティスト・クランポルツ。
彼が残した『ハープ協奏曲 第6番 ヘ長調 Op.9』は、ハープの魅力を存分に引き出した傑作です。
エレガントで歌心あふれるメロディと技巧的なパッセージが絶妙に組み合わされた本作は、ハープ音楽の発展に大きく貢献しました。
1742年生まれのクランポルツは、52のソナタや6つの協奏曲など数多くの作品を残しています。
ハープの構造改良にも尽力した彼の功績は、今日のハープ音楽の基礎を築いたといえるでしょう。
癒やしを求める方にぴったりの一曲です。
ハープ協奏曲 第1楽章Johann Georg Albrechtsberger

優美な旋律が心に染み入るヨハン・ゲオルク・アルブレヒツベルガーの名曲。
1773年に作曲されたこの作品は、バロックから古典派への過渡期を代表する傑作といえます。
透明感あふれるハープの音色が、オーケストラと見事に調和し、優雅な雰囲気を醸し出しています。
ベートーヴェンの師としても知られるアルブレヒツベルガーの力量が存分に発揮された本作は、繊細な感性と洗練された技巧の融合が魅力です。
心が落ち着かないときや、静かな朝のひとときに聴くのがおすすめ。
癒やしを求める方にぴったりの1曲です。
ハープ協奏曲イ長調 第2楽章Carl Ditters von Dittersdorf

カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ作曲『ハープ協奏曲イ長調 第2楽章「ラルゲット」』。
もとはカール・ディッタースと称していましたが、33歳の時にマリア・テレジアから貴族に列せられたことによって、フォン・ディッタースドルフという家名が付け加えられました。