1994年に大ヒットした邦楽。平成J-POPの名曲まとめ
1994年の邦楽シーンは、J-POPという言葉が定着し始めた時代であり、音楽性の多様化が一気に加速した記念すべき年でもありました。
ドラマ主題歌が次々とヒットチャートを賑わせ、切ないラブソングからノリの良いダンスナンバーまで、幅広いジャンルの名曲が生まれましたね。
カラオケ文化が全盛期を迎えていたこともあって、誰もが口ずさめるキャッチーなメロディの楽曲が続々とリリースされました。
本稿では、1994年にリリースされたヒット曲をたっぷりとお届けします!
当時リアルタイムで聴いていた方には懐かしく、若い世代の方には新鮮に響く珠玉の楽曲ばかりですので、ぜひ聴いてみてくださいね。
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1994年に大ヒットした邦楽。平成J-POPの名曲まとめ(1〜10)
空と君のあいだに中島みゆき

1970年代から2000年代の4つの年代においてシングルチャート1位を獲得するという大記録を持ったシンガーソングライター、中島みゆきさん。
『ファイト!』との両A面でリリースされた31作目のシングル曲は、安達祐実さん主演で社会現象になるほどの話題を集めたテレビドラマ『家なき子』の主題歌として1994年5月に発売されました。
ドラマに登場する犬の視点で書かれたセンチメンタルなストーリーは、同情ではなく寄り添うことの意味を問いかけてきます。
トレードマークであるパワフルルな歌声で紡がれるナンバーは、聴いているだけでドラマ作品のシーンがオーバーラップしますよね。
カラオケで歌えば注目されることまちがいなしの、エモーショナルなナンバーです。
あなただけ見つめてる大黒摩季

1993年12月にリリースされたこの楽曲は、テレビ朝日系アニメ『SLAM DUNK』の初代エンディングテーマとして、大黒摩季さんのキャリアに大きな転機をもたらしました。
恋人に合わせるあまり自分を見失ってしまう女性の姿を描いた歌詞は、友人の実体験をもとに綴られており、明るいメロディとは裏腹に切ない心情が込められています。
Being系王道のサウンドに乗せた力強い歌声は、アニメファンだけでなく幅広い層の心を掴み、発売から約3か月でミリオンを達成。
オリコン年間チャートでは8位にランクインし、累計約123.6万枚という圧巻のセールスを記録しました。
恋愛で自分らしさを見失いそうになった経験がある方には、共感とともに前を向く勇気をもらえる一曲です。
Hello, my friend松任谷由実

1994年の夏を彩った本作は、月9ドラマ『君といた夏』の主題歌としてリリースされ、オリコンチャート1位を獲得したミリオンセラーです。
松任谷由実さんの作品のなかでも際立って切ない名曲で、かつて恋した相手を想い続けながらも、友達という関係で心に留めていたいという複雑な心情が描かれています。
別れの寂しさを抱えつつ、前向きに生きようとする主人公の姿勢には、誰もが共感せずにはいられないでしょう。
シンセサイザーを多用した都会的なアレンジと、どこか懐かしさを感じさせるメロディーラインが絶妙に融合しており、カラオケでも歌いやすい一曲です。
過去の恋愛を振り返りながら、大切な人への想いを胸に秘めている方にぜひ聴いていただきたいですね。
1994年に大ヒットした邦楽。平成J-POPの名曲まとめ(11〜20)
恋しさと せつなさと 心強さと篠原涼子 with t.komuro

1994年7月にアニメーション映画『ストリートファイターII MOVIE』のタイアップソングとしてリリースされた本作は、小室哲哉さんによる作詞・作曲・編曲で、篠原涼子 with t.komuroの名義で世に送り出されたダブルミリオンのヒット曲です。
恋しさ、せつなさ、心強さという三つの感情を織り交ぜた歌詞は、困難に立ち向かう相手を信じて見守る主人公の強い絆を表現しています。
シンセサイザー主体のイントロから始まり、サビへと感情が高まっていく構成は、TKサウンドならではの魅力です。
篠原さんの透明感と芯の強さを併せ持つ歌声が、切なくも前向きなメッセージを力強く届けます。
カラオケ全盛期を象徴する、キャッチーなメロディーが心に残る一曲です。
夏が来る大黒摩季

1992~1995年辺りはまさにビーイング全盛期という時代ですが、等身大のリリックとソウルフルで圧倒的な歌唱力を武器に2020年代の現在も活躍している大黒摩季さんの大ヒット曲の一つとして挙げられるのが、1994年4月にリリースされた『夏が来る』でしょう。
ラテン音楽を大胆に取り入れた音作りで、周囲から普通の幸せを押し付けられるような風潮に対して、正直な愚痴をちょっとした自虐的なユーモアをまじえつつ力強く歌い上げる姿にすかっとした方もきっと多いはず。
今でもカラオケで大人気の定番曲、98万枚というセールスを記録しました。
survival dAnce~no no cry more~TRF

1990年代の音楽シーンを牽引した小室哲哉プロデュースによる、TRFの記念碑的な楽曲です。
本作はグループ初のオリコン週間シングルチャート1位を獲得し、累計売上は約137.6万枚を記録しました。
ゆったりとしたAメロから一気にエネルギッシュなサビへと展開する構成は、聴く者の心を躍らせる魅力にあふれています。
YU-KIさんの力強い歌声とキャッチーなメロディーラインは、カラオケでみんなが一体となって盛り上がれる要素が詰まっていますよね。
富士テレビ系ドラマ『17才-at seventeen-』の主題歌としても話題を集め、ドライブやパーティーシーンにぴったりのダンスナンバーです。
ただ泣きたくなるの中山美穂

1994年2月に発売された、ミポリンの愛称で知られる中山美穂さんの28作目のシングル曲です。
TBS系ドラマ『もしも願いが叶うなら』の主題歌として書き下ろされ、オリコン週間チャート1位を獲得。
累計売上は約104.8万枚に達し、彼女にとって単独名義では初めてのミリオンセラーとなりました。
次々に結婚していく友人たちを見つめながら、自分自身の人生に向き合う主人公の揺れる心情をつづった歌詞が、多くの共感を呼びました。
ピアノとストリングスを基調とした落ち着いたアレンジ、語りかけるように始まるAメロから一気に感情があふれ出すサビへと展開する構成が秀逸で、90年代J-POPバラードの王道を行く名曲です。





