【激しさと美しさの共存】日本のスクリーモ・ポストハードコアバンドまとめ
1990年代、エモやハードコアから派生した音楽ジャンルであると言われているスクリーモ。
叫ぶという意味のスクリームと感情的な物事を指すエモが混ざりあった言葉と言われていますね。
つまり、スクリーモを広く説明すれば、感情的でエモいと表現されるようなメロディにシャウトやグロウルなどの叫び声が加えられた音楽のこと。
しかし現在では、メタルコアやポストハードコアとも密接に関わって混ざり合い、その線引きは難しくなっているのが現状。
この記事では、そうした周辺ジャンルの文脈で語られるバンドも含め、かなり広義でスクリーモに分類されるバンドを紹介していきますね!
激しいシャウトが魅力のバンドや、そうした激しさの中に切なく美しいクリーンボーカルが混ざるバンドなど、それぞれのバンドの魅力をじっくりと味わってください。
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【激しさと美しさの共存】日本のスクリーモ・ポストハードコアバンドまとめ(1〜10)
Worn heels and the hands we holdenvy

1995年の結成以来、メンバーの脱退や再加入などを繰り返しながらも、日本が世界に誇るポスト・ハードコアの最高峰として長きに渡り活動を続けているのがenvyです。
ニューヨーク・ハードコアの伝説、AGNOSTIC FRONTの曲名から取られたBLIND JUSTICEというバンドが前身となって生まれたenvyは、リアルなハードコアを出自としながらも作品をリリースするごとに音楽性を広げ、ポスト・ロック的な空間系のアプローチをも展開。
独自のスタイルを築き上げて、後続のバンドたちに多大なる影響を与え続けている存在なのです。
わかりやすいクリーン・パートのメロディがあるわけではなく、カオティック・ハードコアや激情系とも呼ばれたその音楽性は、決して一般的な意味で聴きやすいというわけではありませんが、その壮絶なまでの美しさに気付きさえすれば、二度と抜け出せなくなるほどの魅力があると断言します。
バンドのターニングポイントとなった、2001年にリリースされた永遠の名盤『君の靴と未来- all the footprints you’ve ever left and the fear expecting ahead』をまずは聴いてみてください!
STILLLIKE A KID

2020年に結成された3ピースオルタナティブバンドのLIKE A KID。
エモーショナルな旋律、そして若手バンドながらに壮大な世界観、聴いてみれば「こんなバンドさがしてた!」と思うはずです!
ポップパンク系の楽曲にも映えるボーカルKentoさんのクリアな歌声が加わることで、バンド全体に美しさが醸し出されます。
さまざまなジャンルの要素が感じられますが、メタルコア好き、叙情系ハードコア好きの人は要チェックですよ!
found & lostSurvive Said The Prophet

サバプロの愛称で親しまれているロックバンド、Survive Said The Prophet。
若いリスナーを中心に、今とんでもない人気を誇っているんですよね!
そんな彼らの楽曲では、ツヤ感のある心地いいクリーンパートを土台に、激しいスクリームが織り交ぜられているんです。
このバランス感覚が非常に優れていて、こういったジャンルの楽曲を初めて聴くという方でも親しみやすいバンドだと言えるでしょう。
伴奏もオルタナティブロック的なアプローチからよりハードなアプローチまで幅広く、リスナーを飽きさせないどころか、聴けば聴くほど彼らのペースに乗せられていくのが実感できるはずです。
【激しさと美しさの共存】日本のスクリーモ・ポストハードコアバンドまとめ(11〜20)
RollinCrystal Lake

海外でも高い人気を誇っているメタルコアバンド、Crystal Lake。
メタルの影響を強く感じさせる楽曲をベースに、ハードコア的なアプローチも取り入れた攻撃的なスタイルが印象的。
感情をむき出しにしてマイクに向かって叫び続けるボーカルのRyoさんの姿には、スクリーモのそれが重なります。
曲によってシャウトやグロウルなどを使い分け、楽曲もバンドサウンドのみのものからエレクトリックサウンドを取り入れたものまで幅広いです。
よりメタル寄りの楽曲が聴きたいときには彼らの楽曲がオススメです。
Music is Musicwaterweed

大阪発のロックバンド、waterweedもこの記事で紹介したバンドの一つ。
メロコアをベースに感じさせる楽曲に、鋭いシャウトを取り入れられているのが特徴的。
聴いていると思わず拳を突き上げたくなるような熱くて感情を揺さぶられるようなメロディの曲や、聴いているだけで爽快な気分になれるような疾走感たっぷりの伴奏の曲、シャウトやメタリックなギターリフが印象的な曲など、さまざまな表情を持つ楽曲で楽しませてくれるのも彼らの魅力。
さまざまなジャンルを飲み込み、静と動を感じさせる彼らの楽曲をぜひ聴いてみてください。
シンデレラ・シンドロームヒステリックパニック

2012年に結成された、ヒスパニの愛称で知られる4人組ロックバンド。
東京にも大阪にも行きやすい名古屋を本拠地として活動しており、全国のフェスや対バンで活躍しているロックバンドです。
ガテラルやグロウルといった主にラウドロックで見られるシャウトボーカルやヘビーなバンドサウンドがトレードマークでありながら、ポップでキャッチーな楽曲と歌詞にちりばめられた言葉遊びがクセになる、ラウドロック好きでなくても楽しめる注目のアーティストです。
909TRIBAL CHAIR

埼玉にて結成され、2012年にその活動に幕を下ろしたポスト・ハードコアバンドTRIBAL CHAIR。
身を乗り出して訴えかけるようなボーカル、攻撃的なギターリフ、突き抜けるほどにたたきつけるようなドラムプレイがラウド好きにはたまりませんね!
感情のままに吐き出すスクリームのパートもしっかり盛り込まれていて、しっかりとこちら側の感情も任せられます。
スクリーモ、ポストハードコアバンドの中でもとにかく速い・激しいバンドを探しているにオススメのバンドです!