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【和風のピアノ曲】日本らしさが心地よいおすすめ作品をピックアップ

ピアノはヨーロッパで生まれた楽器。

そして、クラシック音楽は西洋で発展した音楽スタイル。

クラシック作品を中心に練習していると、どうしてもヨーロッパのエッセンスが盛り込まれた曲に偏りがちで、ピアノを弾きながら「和」を感じることは少ないかもしれませんね。

そこで本記事では「日本らしさを感じられる和風の作品をピアノで弾いてみたい!」という方に向けて、和風のピアノ曲をたっぷりご紹介します。

「和風」といっても、ヨーロッパの作曲家が日本の浮世絵に魅せられて作曲した作品から童謡を題材にした変奏曲まで、曲のルーツや形式はさまざま。

ぜひ、それぞれの作品の「日本らしさ」を聴き比べたり、作曲家によって異なる「和風」の解釈を楽しんだりしながらお聴きください!

【和風のピアノ曲】日本らしさが心地よいおすすめ作品をピックアップ(1〜10)

映像 第2集 第3曲「金色の魚」Claude Debussy

ドビュッシー/映像第2集 金色の魚 演奏:金子一朗
映像 第2集 第3曲「金色の魚」Claude Debussy

印象主義音楽の中心人物ともいわれ、革新的な手法を用いた作品を数多く残したクロード・ドビュッシー。

『映像 第2集』の第3曲『金色の魚』は、1907年に作曲された全13曲からなるピアノ組曲の1曲目に収録されています。

この曲は、ドビュッシーが所有していた日本の漆器に描かれた錦鯉の絵に触発されて書かれたといわれています。

冒頭の静かな音が次第に動きを増し、華麗なアルペジオへと変化していくさまは、まるで川や池で泳ぐ鯉の姿が浮かび上がるよう。

曲全体を通して聴かせる繊細な音色は、まさに「金色」とも称すべき美しさです。

扶桑歌 日本行進曲Charles Leroux

Charles Leroux – “Army Defile March Fusouka” (1886) for piano
扶桑歌 日本行進曲Charles Leroux

シャルル・ルルーは、1851年にフランスで生まれた音楽家、作曲家であり、フランス陸軍の大尉として勲章も受章している人物。

そんな彼が1886年に作曲した『扶桑歌 日本行進曲』は、日本の伝統や精神性を反映した作品で、日本国と天皇への忠誠、永遠の平和と繁栄を願う内容が込められています。

陸軍軍楽隊の技術向上にも寄与し、「軍楽隊規則」を定めるなど、音楽文化へも大いに貢献したルルー。

国民一人ひとりが持つべき忠誠心と奉仕の精神を、雄大なメロディーで表現したこの曲は、式典などで演奏されるにふさわしい1曲です。

日本組曲尾高尚忠

尾高 尚忠 : 日本組曲 1. 朝に Pf.増田達斗:Masuda,Tatsuto
日本組曲尾高尚忠

西洋の伝統と日本の伝統音楽の要素を融合させた独自のスタイルを持つ、日本の現代音楽を代表する作曲家、尾高尚忠さん。

彼の代表作に、1936年に発表された『日本組曲』があります。

日本の伝統的な音楽を西洋の調性言語に翻訳し、日本精神のための新しい表現手段を見出すことを意図して作曲されたこの作品からは、日本の景色や文化を音楽で描き出そうとする作曲家の深い思いが伝わってきます。

日本らしさを感じたい方、あるいは尾高さんの音楽世界に触れてみたい方にぜひオススメしたい作品です。

さくら変奏曲宮城道雄

Michio Miyagi : “Sakura Variations” (1923) for piano
さくら変奏曲宮城道雄

日本の伝統音楽の近代化に大きく貢献した作曲家、宮城道雄さんの代表作には箏と尺八のための『春の海』がありますが、ピアノでもたびたび演奏され親しまれているのが、この『さくら変奏曲』。

1923年に作曲された作品で、日本の古い歌曲『さくらさくら』をベースに、8つの変奏曲で構成されています。

西洋音楽の変奏形式を取り入れたこの楽曲からは、宮城道雄独自の音楽世界が表現されており、日本の春の象徴である桜をテーマに、さまざまな表情が描かれています。

《おぼろ月夜》の主題による幻想曲轟千尋

zen-on piano solo PP-519 轟 千尋:《おぼろ月夜》の主題による幻想曲 全音楽譜出版社
《おぼろ月夜》の主題による幻想曲轟千尋

轟千尋さんは、作曲活動を行う傍ら、セミナー講師やピアノ教材の出版、音楽雑誌への寄稿などを通して、作曲者としての視点から音楽教育を切り開くために精力的に活動されている作曲家。

彼女が作曲した『《おぼろ月夜》の主題による幻想曲』は、おなじみの唱歌『おぼろ月夜』のメロディが、ピアニスティックなアレンジをともなってドラマティックに展開される、スケールの大きなピアノ作品です。

きらびやかで聴き映えするため、コンサートや発表会にもピッタリ!

和風の作品を披露したい方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?