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【和風のピアノ曲】日本らしさが心地よいおすすめ作品をピックアップ

ピアノはヨーロッパで生まれた楽器。

そして、クラシック音楽は西洋で発展した音楽スタイル。

クラシック作品を中心に練習していると、どうしてもヨーロッパのエッセンスが盛り込まれた曲に偏りがちで、ピアノを弾きながら「和」を感じることは少ないかもしれませんね。

そこで本記事では「日本らしさを感じられる和風の作品をピアノで弾いてみたい!」という方に向けて、和風のピアノ曲をたっぷりご紹介します。

「和風」といっても、ヨーロッパの作曲家が日本の浮世絵に魅せられて作曲した作品から童謡を題材にした変奏曲まで、曲のルーツや形式はさまざま。

ぜひ、それぞれの作品の「日本らしさ」を聴き比べたり、作曲家によって異なる「和風」の解釈を楽しんだりしながらお聴きください!

【和風のピアノ曲】日本らしさが心地よいおすすめ作品をピックアップ(11〜20)

《おぼろ月夜》の主題による幻想曲轟千尋

zen-on piano solo PP-519 轟 千尋:《おぼろ月夜》の主題による幻想曲 全音楽譜出版社
《おぼろ月夜》の主題による幻想曲轟千尋

轟千尋さんは、作曲活動を行う傍ら、セミナー講師やピアノ教材の出版、音楽雑誌への寄稿などを通して、作曲者としての視点から音楽教育を切り開くために精力的に活動されている作曲家。

彼女が作曲した『《おぼろ月夜》の主題による幻想曲』は、おなじみの唱歌『おぼろ月夜』のメロディが、ピアニスティックなアレンジをともなってドラマティックに展開される、スケールの大きなピアノ作品です。

きらびやかで聴き映えするため、コンサートや発表会にもピッタリ!

和風の作品を披露したい方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

「赤とんぼ」変奏曲三宅榛名

2008入賞者記念 片岡 愛/三宅 榛名:「赤とんぼ」変奏曲
「赤とんぼ」変奏曲三宅榛名

『赤とんぼ変奏曲』は、1942年東京生まれの作曲家兼ピアニストの三宅榛名さんによる作品です。

1981年にカワイ出版から発表された『赤とんぼ変奏曲』は、山田耕筰さんの童謡『赤とんぼ』をテーマに、三宅さんが中学生時代にアメリカ西海岸で作曲した思い出の1曲。

懐かしい日本を思うような5つの美しい変奏曲からなり、流麗な装飾や鋭い響き、変化に富んだリズムが全編を彩ります。

テーマの単純なメロディをいかに多彩に表現できるかに挑戦し、ピアノの響きを堪能できる作品に仕上がっています。

音楽経験豊富な方はもちろん、なじみのある曲に新鮮な驚きを感じたい方にもオススメです。

君が代変奏曲成田為三

Tamezō Narita – Variations on the theme of Kimigayo (1942)
君が代変奏曲成田為三

日本の作曲家、成田為三さんが1943年に作曲したピアノ曲『君が代変奏曲』。

14の変奏から成るこの楽曲は、国歌『君が代』のメロディをテーマに、さまざまな速度や感情を巧みに表現しています。

この曲には作曲当時の時代背景が色濃く反映されており、戦時下において純粋な音楽美を追求するという成田さんの音楽家としての信念が感じられます。

西洋の作曲技法をしっかりと習得し『君が代』という日本の素材を題材としたこの曲は、成田さんの音楽的才能と芸術への情熱を如実に表した作品といえるでしょう。

カゴメ変奏曲 テーマと8つの変奏曲小山清茂

小山 清茂:かごめ変奏曲、テーマと8つの変奏曲  pf. 杉浦 菜々子:Sugiura, Nanako
カゴメ変奏曲 テーマと8つの変奏曲小山清茂

日本の作曲家、小山清茂さんによる『カゴメ変奏曲 テーマと8つの変奏曲』は、童謡『かごめかごめ』を基にしたピアノ独奏のための作品です。

小山さんは管弦楽曲や吹奏楽曲、オペラなど、さまざまなジャンルの作品を手掛けており、日本の伝統的な音楽と西洋音楽の融合を図った独自のスタイルが特徴。

本作では、シンプルな主題に続いて、前奏曲風、箏曲風、舞踏曲風など、多彩なキャラクターの変奏曲が展開されています。

原曲の雰囲気を大切にしながらも、ピアノという楽器の魅力を余すところなく引き出したアレンジは秀逸の一言。

ピアノ愛好家はもちろん、コンサートのプログラムに取り入れることで、聴衆を新鮮な驚きで包み込むことができるでしょう。

ソナチネ Op.13尾高尚忠

Hisatada Otaka – Sonatine pour Piano, Op. 13 (Yuguchi) (1940)
ソナチネ Op.13尾高尚忠

フランス留学を経て、西洋の伝統と日本の伝統音楽の要素を融合させた独自の音楽スタイルを確立した尾高尚忠さん。

『ソナチネ Op.13』は、1940年に作曲された彼の代表的なピアノ作品の一つで、西洋の音楽様式と日本的な音楽観が絶妙に融合され、伝統的な調性の中にも斬新な感性が息づく作品です。

この曲を通して、日本のクラシック音楽の発展に多大な貢献をした尾高さんの、音楽に対する情熱と独創性を感じ取ってみてはいかがでしょうか?