【難易度低め】フランツ・リストのおすすめのピアノ曲【中級】
フランツ・リストといえば19世紀における代表的なピアニスト兼作曲家の1人であり、ニコロ・パガニーニに影響を受けたという超絶技巧でも知られていますよね。
パガニーニのヴァイオリン協奏曲を主題として編曲した『ラ・カンパネラ』や『ハンガリー狂詩曲 第2番』といった代表的な作品は高度なテクニックが要求され、比較的易しいとされる有名な『愛の夢 第3番』も実際に弾くとなると上級レベルです。
それでもリストの曲をどうにか弾いてみたいという中級者レベルの方に向けて、今回の記事ではマイナーな作品も含めてリサーチ、リストの作品としては難易度が低めな楽曲を集めてみました。
ピアニストとしてレベルを上げたい方も要チェックです!
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もくじ
- 【難易度低め】フランツ・リストのおすすめのピアノ曲【中級】
- Franz Liszt:愛の夢 第3番Franz Liszt
- 献呈Schumann=Liszt
- ハンガリー狂詩曲 第5番「悲しい英雄物語」 S.244/5 ホ短調Franz Liszt
- 子守歌 S.174 R.57Franz Liszt
- コンソレーション 第5番Franz Liszt
- 愛の夢 第2番『私は死んだ』Franz Liszt
- コンソレーション 第3番Franz Liszt
- 巡礼の年 第3年 第1曲『アンジェラス!守護天使への祈り』Franz Liszt
- リヒャルト・ワーグナーの墓にFranz Liszt
- 巡礼の年 第3年 第3曲『葬送行進曲』Franz Liszt
- ロマンス S.169Franz Liszt
- コンソレーション 第2番Franz Liszt
- 暗い雲 S.199 R.78Franz Liszt
- 詩的で宗教的な調べ 第5曲『主の祈り』Franz Liszt
- 忘れられたワルツ 第1番Franz Liszt
- コンソレーション 第4番Franz Liszt
- 詩的で宗教的な調べ 第6曲『眠りから覚めた御子への賛歌』Franz Liszt
- 無調のバガテルFranz Liszt
- コンソレーション 第1番Franz Liszt
- 巡礼の年 第2年 第2曲『物思いに沈む人』Franz Liszt
【難易度低め】フランツ・リストのおすすめのピアノ曲【中級】
愛の夢 第2番『私は死んだ』Franz Liszt

フランツ・リストの『愛の夢』といえば、フェルディナント・フライリヒラートの詩『おお、愛しうる限り愛せ』に曲をつけた第3番が有名ですが、ドイツの詩人ルートヴィヒ・ウーラントの詩に曲をつけた第2番『私は死んだ』も、非常に美しい隠れた名曲です。
流れが美しい第3番と異なり、切々と思いをかみしめるように進んでいくのが、第2番の特徴的な部分。
音1つ1つの響きを意識しながら弾いていく必要があるため、音を追うことは比較的簡単ですが、ごまかしが効かない難しさがあります。
コンソレーション 第3番Franz Liszt

「慰め」を意味するタイトルが付けられた、フランツ・リスト作曲のピアノ作品集『コンソレーション』の6曲中で、もっともポピュラーな作品といわれている第3番。
聴いているうちに心が浄化されていくような感覚に陥る、どこまでも穏やかに流れていくメロディーが非常に美しい楽曲です。
リストの作品の中でも比較的取り組みやすく、楽譜を見て「これなら弾けそう!」と感じる方の多い曲でもありますが、ただ音を並べるだけではこの曲の良さは表現できません。
キラキラした音で演奏できるよう、音の質や響きにとことんこだわってみてくださいね!
巡礼の年 第3年 第1曲『アンジェラス!守護天使への祈り』Franz Liszt

フランツ・リストの晩年の作品をご紹介します。
リストは1811年生まれのハンガリー出身で、ピアノの超絶技巧で知られる傑出した音楽家でした。
本作は、1877年に作曲が開始された宗教的な印象の曲です。
静謐な雰囲気の中に、リストの内面的な探求が感じられる一曲となっています。
調性が曖昧で、不思議な雰囲気を醸し出す冒頭部分が印象的です。
リストの孫娘に献呈されたこの作品は、宗教的な平和への憧れを表現しています。
ピアノ技術を向上させたい方や、リストの精神性が豊かな作品に触れたい方におすすめの一曲です。
リヒャルト・ワーグナーの墓にFranz Liszt

19世紀の巨匠フランツ・リストが、親友リヒャルト・ワーグナーの死を悼んで作曲した珠玉の小品です。
1883年に書かれたこの作品は、演奏時間約2分30秒の短い曲ながら、深い友情と尊敬の念が込められています。
ピアノ独奏のために書かれた本作は、リストならではの感情的な深みと繊細な表現力が光ります。
ワーグナーへの想いが込められた静謐な旋律は、聴く人の心に染み入るでしょう。
ピアノ学習者の方はもちろん、クラシック音楽に親しみたい方にもおすすめの一曲です。
巡礼の年 第3年 第3曲『葬送行進曲』Franz Liszt

ピアノ中級者にとって比較的取り組みがしやすい一曲をご紹介します。
1867年に作曲された本作は、メキシコ皇帝マクシミリアン1世の悲劇的な運命に触発されて生まれました。
リストの深い感情表現と歴史的背景が織り込まれた本作は、悲しみと哀悼の念を静かに、しかし力強く描き出しています。
ピアノ演奏技術の向上を目指す方はもちろん、歴史や音楽史に興味のある方にもおすすめの一曲です。
リストの音楽的旅路と精神的探求を感じられる、感動的な作品となっています。