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【難易度低め】フランツ・リストのおすすめのピアノ曲【中級】

フランツ・リストといえば19世紀における代表的なピアニスト兼作曲家の1人であり、ニコロ・パガニーニに影響を受けたという超絶技巧でも知られていますよね。

パガニーニのヴァイオリン協奏曲を主題として編曲した『ラ・カンパネラ』や『ハンガリー狂詩曲 第2番』といった代表的な作品は高度なテクニックが要求され、比較的易しいとされる有名な『愛の夢 第3番』も実際に弾くとなると上級レベルです。

それでもリストの曲をどうにか弾いてみたいという中級者レベルの方に向けて、今回の記事ではマイナーな作品も含めてリサーチ、リストの作品としては難易度が低めな楽曲を集めてみました。

ピアニストとしてレベルを上げたい方も要チェックです!

【難易度低め】フランツ・リストのおすすめのピアノ曲【中級】(1〜10)

愛の夢 第2番『私は死んだ』Franz Liszt

リスト: 愛の夢-3つのノクターン,S.541,R.211 2. 第2番「私は死んだ」 Pf.ミハイル・カンディンスキー:MikhailKandinsky
愛の夢 第2番『私は死んだ』Franz Liszt

フランツ・リストの『愛の夢』といえば、フェルディナント・フライリヒラートの詩『おお、愛しうる限り愛せ』に曲をつけた第3番が有名ですが、ドイツの詩人ルートヴィヒ・ウーラントの詩に曲をつけた第2番『私は死んだ』も、非常に美しい隠れた名曲です。

流れが美しい第3番と異なり、切々と思いをかみしめるように進んでいくのが、第2番の特徴的な部分。

音1つ1つの響きを意識しながら弾いていく必要があるため、音を追うことは比較的簡単ですが、ごまかしが効かない難しさがあります。

コンソレーション 第3番Franz Liszt

コンソレーション(慰め) 第3番(リスト)Consolation No.3 – Liszt
コンソレーション 第3番Franz Liszt

「慰め」を意味するタイトルが付けられた、フランツ・リスト作曲のピアノ作品集『コンソレーション』の6曲中で、もっともポピュラーな作品といわれている第3番。

聴いているうちに心が浄化されていくような感覚に陥る、どこまでも穏やかに流れていくメロディーが非常に美しい楽曲です。

リストの作品の中でも比較的取り組みやすく、楽譜を見て「これなら弾けそう!」と感じる方の多い曲でもありますが、ただ音を並べるだけではこの曲の良さは表現できません。

キラキラした音で演奏できるよう、音の質や響きにとことんこだわってみてくださいね!

コンソレーション 第5番Franz Liszt

Franz Liszt – Consolation No. 5 (audio + sheet music)
コンソレーション 第5番Franz Liszt

高度なテクニックを要する『超絶技巧練習曲』などとは異なり、比較的やさしいレベルの楽曲で構成されているピアノ曲集『コンソレーション』。

第5曲は、左手の穏やかな伴奏の上に希望の光を感じさせるような明るくやさしいメロディーが重なった、とても美しい作品です。

譜読みしやすくテクニック的にもそれほど難易度は高くありませんが、トップのメロディーラインが伴奏やハーモニーを作り出す他の音にかき消されてしまいがち。

メロディーがどこにあるのかしっかり把握し、よく響かせながら演奏してみてくださいね。

ハンガリー狂詩曲 第5番「悲しい英雄物語」 S.244/5 ホ短調Franz Liszt

F. リスト ハンガリー狂詩曲 第5番/F. Liszt Hungarian Rhapsodies No. 5
ハンガリー狂詩曲 第5番「悲しい英雄物語」 S.244/5 ホ短調Franz Liszt

『ハンガリー狂詩曲 第5番「悲しい英雄物語」S.244/5 ホ短調』は1847年にフランツ・リストによって生み出されました。

この曲はハンガリーの民族音楽やロマの音楽から影響を受けています。

哀愁が漂う旋律が特徴的な本作は、悲劇的な英雄の物語を想起させる構成となっています。

悲しみと希望が交錯する3つのセクションで構成され、深い感情表現が求められる一方で、技術的な難易度は比較的低めです。

ピアノ演奏の表現力を高めたい方や、リストの作品に挑戦してみたい方にぴったりの曲といえるでしょう。

コンソレーション 第2番Franz Liszt

リスト - コンソレーション 第2番 ホ長調 S.172-2 R.12-2  ホロヴィッツ
コンソレーション 第2番Franz Liszt

穏やかで伸びやかな曲調の楽曲でまとめられたピアノ曲集『コンソレーション』の第2番は、テーマが形を変えて次々と現れる、変化がありながらも統一感や洗練された雰囲気を感じさせる作品です。

右手がメロディー、左手が伴奏の形から、左右でメロディーを受け渡しながら進んでいく形へと変わり、最後はコラール風の和音の連続で静かに終わりを迎えます。

音数のそれほど多くなく、親しみやすいメロディーのため、フランツ・リストの作品にはじめてチャレンジする方でも、取り組みやすいといえるのではないでしょうか?