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作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤

作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤
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作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤

J・ディラさんやNujabesさんといった伝説的なトラックメイカーたちの影響を受け、ネット発の音楽ジャンルとして今やすっかり定着した感のあるローファイ・ヒップホップ。

当サイトでも「テレワークやおうち時間にも!

Lo-Fi Hip Hopおススメの人気曲」という記事で、まずは聴いてほしい楽曲を多数紹介していますが、今回はアルバムにフォーカスした記事です!

オムニバス・アルバムやサブスクなどで曲を楽しんでいても、意外とアルバムまでは手を伸ばしていないという方も多いのではないでしょうか。

定番の作品から隠れた名盤まで、この機会にぜひチェックしてみてください。

作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤

Playtime&Plethoria

SoulfulL’indecis

ローファイ・ヒップホップと呼ばれるジャンルにおいて、ブームの火付け役とも言われているのがオランダを拠点とするレーベル「Chillhop Records」に所属するフランス出身のプロデューサー、ランデシさんです。

ウィル・スミスさんが自身のインスタグラムのBGMとしてランデシさんの代表曲『Soulful』を取り上げた、というニュースでその存在を知ったという方もいることでしょう。

そんなランデシさんの音楽をこれから聴こうとしている方にもオススメしたいのが、2018年にリリースされた作品と2017年にリリースされた作品をカップリングした編集盤『Playtime&Plethoria』です。

2019年の3月にここ日本において世界初のCD化が実現、入門編としても最適な1枚となっていますよ。

押し付けがましくない程度の哀愁を帯びたギターのアルペジオ、心地良いビートが日本人好みのノスタルジックなメロウネスを生み出しており、カフェ・タイムや作業用BGMとしても最高の時間を提供してくれることでしょう。

Growth

Another PerspectiveIdealism

一口にローファイ・ヒップホップといっても、典型的な方法論は存在するにせよ、アーティストによってそのアプローチはさまざまです。

フィンランド出身、Spotify上における「ローファイ・ヒップホップ」系のアーティストとして最も人気の高い存在の1人であるアイディアリズムさんは、ローファイ・ヒップホップ的なビートを用いながらもフィールドレコ―ディングを取り入れて、エレクトロニカやアンビエント、ダウンテンポ的な世界観に近い音世界が特徴的です。

2017年のデビュー・アルバム『Growth』はドイツを拠点として新世代のエレクトロニカやビート系の作品をリリースしている人気レーベル、Vinyl Digitalからリリースされていることからも、彼のトラックメイカーとしての立ち位置が分かるというものでしょう。

ジャケットのアートワークや『Ikigai』や『Ukiyo』といった楽曲のタイトルに見られる日本的な要素は、日本のカルチャーを愛する本人の趣味が出ているようですね。

今からレコードで本作を探すとなるとかなり困難ではありますから、フィジカルへの思い入れがなければデジタル音源で楽しみましょう。

Life.

GenesisJinsang

アメリカからSoundCloudなどネット配信を主戦場として活躍するジンサンさんの名作アルバムです。

2016年にアルバム『life.』がリリースされた時には、作曲をただの趣味だと言っていたジンサンさんですが、今でも素晴らしい作品を世に出し続けています。

ヒップホップよりはアニメなどから影響を受けていると公言している通り、いわゆるストリート系というよりは部屋の中で聴くような音楽ですね。

映画のサウンドトラックや古いジャズからサンプリングして独自のリラックス空間を演出するジンサンさん。

このアルバムでは過去の音楽作品だけでなく、人々の話し声や日常的な生活音も取り入れています。

また残響が遠くに響くようにそれぞれの音を加工しており、カラオケボックスの様にではなく、屋外の様な世界観が表現されている点に注目。

近所の公園を散歩しているような気持ちになり、レコードノイズが雨や風の音の様にも聴こえてきますね。

Harbor LP

Monday LoopTomppabeats

アメリカの著名なシンガー兼女優、ドリス・デイさんの歌うポピュラーソング『Again』をサンプリングした『Monday Loop』といった楽曲で知られるトンパビーツさんは、フィンランドはヘルシンキ出身のプロデューサーです。

『Monday Loop』は2015年の時点で公開されていますから、ローファイ・ヒップホップとされるアーティストたちの中ではかなり早い段階で活動を開始した存在なのですね。

彼の楽曲は日本においてローファイ・ヒップホップのコンピレーション作品などにも大抵収録されていますし、ローファイ・ヒップホップを語る上では欠かせない代表的なアーティストの1人であると言えましょう。

そんなトンパビーツさんの記念すべきデビュー・アルバムが、2016年にリリースされた『Harbor LP』です。

1分程度の楽曲で占められた計38曲という内容で、古いジャズはもちろん日本のアニメやクラシック映画などの音をサンプリング、日常のBGMとしてさりげなく流すにはぴったりの作品となっています。

残念ながらフィジカルでのリリースは超貴重なレコードとカセットのみ、手軽に楽しみたい方はデジタル音源をチェックしましょう。

Neon Impasse

Ji-Eun’s SunsetCity Girl

アニメのBGMのようなかわいらしいサウンドが特徴的なシティ・ガールさんの『Neon Impasse』は、ちょっとしたくつろぎの時間にぴったりです。

カリフォルニア出身ながら、2017年のデビューからこれまでの間リリースした作品全てに日本の漫画やアニメを模したようなイラストをジャケットに使用していたりと、日本のポップカルチャーへの意識が強いようです。

自らの音楽を「猫好きのためのソフトな音楽」と称するほど、かわいさにこだわっています。

都会的でクールな音楽は夜の雰囲気にマッチしそうですね。

Penthouse

Againwun two

このジャンルではかなり初期から活躍しているワン・トゥーさん。

2014年の名盤『Penthouse』のリリース時にも、特にローファイというジャンルを意識していなかったとのこと。

そもそも2003年からこうした音楽を意欲的に制作していたワン・トゥーさんとしては、1990年代からA Tribe Called QuestやWu-Tang Clanなどのジャズを取り入れたヒップホップはずっと存在していたのに、近年特に注目されるようになったことが不思議に感じるそうです。

ざらついた音色で構成されたノスタルジックな音楽も、ただ使用した機材の性能が悪いためにそのようなサウンドになってしまっただけなのだとか。

このジャンルの礎となったワン・トゥーさんは特に気負うことなく、運転中や屋外でリラックスして聴ける音楽を届けてくれます。

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