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作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤

J・ディラさんやNujabesさんといった伝説的なトラックメイカーたちの影響を受け、ネット発の音楽ジャンルとして今やすっかり定着した感のあるローファイ・ヒップホップ。

当サイトでも「テレワークやおうち時間にも!

Lo-Fi Hip Hopおススメの人気曲」という記事で、まずは聴いてほしい楽曲を多数紹介していますが、今回はアルバムにフォーカスした記事です!

オムニバス・アルバムやサブスクなどで曲を楽しんでいても、意外とアルバムまでは手を伸ばしていないという方も多いのではないでしょうか。

定番の作品から隠れた名盤まで、この機会にぜひチェックしてみてください。

作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤(11〜20)

just friends

just friendspotsu

ポツさんは音楽活動をちょっとした副業として活動されているようです。

とはいえ、彼の作品はアメリカの伝説的ラッパーであるエックス・エックス・エックス・テンタシオンさんにもサンプリングされるなど、高い評価を得ているのも事実。

ご自身のアーティスト名をカタカナで表記するほど日本好きのポツさん。

2018年のアルバム『just friends』の中では、日本の昔のアニメでBGMとして流れてくるような、まったりとしたサウンドを構成しています。

Music For Happiness

Play It AgainJoey Pecoraro

Joey Pecoraro – Play It Again [Audio]
Play It AgainJoey Pecoraro

デトロイト出身のジョーイ・ペコラーロさんは作曲のほかにプロデュースも手がけています。

デトロイトはテクノの聖地でもありますが、2018年の『Music for Happiness』は昔ながらのヒップホップの手法を踏襲しつつ、子供向けの音楽のようなかわいらしいサウンドに彩られています。

同じデトロイトの伝説的アーティストであるJ・ディラさんに多大な影響を受けており、作曲の際にもひとつひとつの音源のルーツをしっかりと吟味するよう心がけているそうです。

I can’t tell you how much it hurts

Honey (I can’t tell you how much it hurts)Moow

Moow – Honey (I can’t tell you how much it hurts)
Honey (I can't tell you how much it hurts)Moow

全体的に優しくて温かみのある音が広がるムーウさんの『I can’t tell you how much it hurts』は、ロックバンドTrespassers Williamのボーカルであるロッテ・ケストナーさんを客演に迎えたり、1960年代の伝説的バンドThe Velvet Undergroundの楽曲をサンプリングしていたりと、柔らかな歌声とメランコリックで退廃的な雰囲気に彩られています。

YouTubeでは睡眠用のミックスやプレイリストに多数使用されていることからも、癒しのあるサウンドがリスナーの心を包み込んでいるようです。

Calm Life

Magic SpellBROCKBEATS

自分自身を『Mr.lo-fi chill pop』と称するブロックビーツさんは日本の作曲家です。

木の葉の揺れる音や川のせせらぎといった自然音をあしらったリラックス系のサウンドがその特徴です。

伴奏としての、ラップのためのヒップホップよりは、音楽だけでちゃんと成立するような音作づくりを大切にされています。

2015年からシティポップやヴェイパーウェイブなどの音楽を配信し、あえて王道のローファイヒップホップとは異なる方向性を打ち出してきました。

2017年の『Calm Life』はまさに日本の田園風景のようなオリエンタルな雰囲気がありますが、これは細野晴臣さんの影響だそうです。

Saib.

Bebop LoungeBebop

モロッコの出身のサイビーさんは、2017年のアルバム『Bebop』でアニメ『カウボーイ・ビバップ』をその楽曲とアートワークに取り入れています。

2015年のデビュー時から一貫してボサノバやジャズを主体とした音楽を製作されており、2021年にはロックやジャズ、そしてR&Bなどをリリースする名門アトランティック・レコードからも作品をリリースしました。

サイビーさんはローファイというジャンルを特に意識されているわけではなく、ご自身はフュージョンやAORなど1980年代のジャズがお好きなようです。

『Bebop』の内容も、まさにその時代のようなオシャレなラウンジ向けの音楽ですね。

Esuna

Falling Down (ft. shiloh)nohidea

ノーアイデアさんはロサンゼルスを拠点として、ネット配信からその存在を世界中に知らしめました。

2017年リリースのアルバム『Esuna』の冒頭を飾る1曲『falling down』は、なんとSpotifyで7150万回以上再生されています!

アルバム全体を通して響く柔らかい音色の優しいビートに、どこか哀愁が漂っているのが特徴ですね。

落ち込んでいる日にしっとりと聴き込みたいような作品ではないでしょうか。

今後の活躍に期待したいアーティストです。

おわりに

ローファイ・ヒップホップのアーティストたちは必ずしもアルバムというフォーマットにこだわらず、フィジカルとしてリリースされていなかったり、あえてレコードやカセットテープのみでリリースしていたりもしますから、その辺を掘り下げていくのも楽しいはず。

こだわりのアートワークも含めて、アーティストたちの世界観をぜひ深掘りしてみてくださいね!