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作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤

J・ディラさんやNujabesさんといった伝説的なトラックメイカーたちの影響を受け、ネット発の音楽ジャンルとして今やすっかり定着した感のあるローファイ・ヒップホップ。

当サイトでも「テレワークやおうち時間にも!

Lo-Fi Hip Hopおススメの人気曲」という記事で、まずは聴いてほしい楽曲を多数紹介していますが、今回はアルバムにフォーカスした記事です!

オムニバス・アルバムやサブスクなどで曲を楽しんでいても、意外とアルバムまでは手を伸ばしていないという方も多いのではないでしょうか。

定番の作品から隠れた名盤まで、この機会にぜひチェックしてみてください。

作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤(11〜20)

just friends

just friendspotsu

ポツさんは音楽活動をちょっとした副業として活動されているようです。

とはいえ、彼の作品はアメリカの伝説的ラッパーであるエックス・エックス・エックス・テンタシオンさんにもサンプリングされるなど、高い評価を得ているのも事実。

ご自身のアーティスト名をカタカナで表記するほど日本好きのポツさん。

2018年のアルバム『just friends』の中では、日本の昔のアニメでBGMとして流れてくるような、まったりとしたサウンドを構成しています。

Kingdom In Blue

SerenityKupla

ジブリ映画のような世界観を思わせる『Kingdom in Blue』は、2020年にリリースされたクープラさんによる名作。

ロンドン在住のクープラさんは自らをオタクの夢想家と名乗り、『耳をすませば』のBGMをサンプリングするほか、キーボードや打楽器を演奏してその幻想的な音楽に深みと奥行きを持たせます。

以前は『ChilledCow』という名称であり、現在は『Lofi Girl』の名前で公開中のYouTubeの有名なチャンネルでローファイヒップホップを24時間ライブ配信するなど、意欲的なアーティストです。

Calm Life

Magic SpellBROCKBEATS

自分自身を『Mr.lo-fi chill pop』と称するブロックビーツさんは日本の作曲家です。

木の葉の揺れる音や川のせせらぎといった自然音をあしらったリラックス系のサウンドがその特徴です。

伴奏としての、ラップのためのヒップホップよりは、音楽だけでちゃんと成立するような音作づくりを大切にされています。

2015年からシティポップやヴェイパーウェイブなどの音楽を配信し、あえて王道のローファイヒップホップとは異なる方向性を打ち出してきました。

2017年の『Calm Life』はまさに日本の田園風景のようなオリエンタルな雰囲気がありますが、これは細野晴臣さんの影響だそうです。

Orbiting Rawbits

Machinegun Rap (feat. Awon)Bluntone

ブダペスト出身のブラントワンさんは、2016年リリースの『Orbiting Rawbits』の中でもピート・ロックさんやA Tribe Called Questに通ずる伝統的なヒップホップを表現しています。

そもそも彼は1990年代からヒップホップ界でプロデューサーとして活動していたようで、これまでアメリカやイギリスから多数のラッパーを客演に招いています。

アルバム内でも半分以上の曲がラップをフィーチャーしており、ローファイヒップホップという名称でブームが起こるより以前の雰囲気ですね。

Music For Happiness

Play It AgainJoey Pecoraro

Joey Pecoraro – Play It Again [Audio]
Play It AgainJoey Pecoraro

デトロイト出身のジョーイ・ペコラーロさんは作曲のほかにプロデュースも手がけています。

デトロイトはテクノの聖地でもありますが、2018年の『Music for Happiness』は昔ながらのヒップホップの手法を踏襲しつつ、子供向けの音楽のようなかわいらしいサウンドに彩られています。

同じデトロイトの伝説的アーティストであるJ・ディラさんに多大な影響を受けており、作曲の際にもひとつひとつの音源のルーツをしっかりと吟味するよう心がけているそうです。

Saib.

Bebop LoungeBebop

モロッコの出身のサイビーさんは、2017年のアルバム『Bebop』でアニメ『カウボーイ・ビバップ』をその楽曲とアートワークに取り入れています。

2015年のデビュー時から一貫してボサノバやジャズを主体とした音楽を製作されており、2021年にはロックやジャズ、そしてR&Bなどをリリースする名門アトランティック・レコードからも作品をリリースしました。

サイビーさんはローファイというジャンルを特に意識されているわけではなく、ご自身はフュージョンやAORなど1980年代のジャズがお好きなようです。

『Bebop』の内容も、まさにその時代のようなオシャレなラウンジ向けの音楽ですね。

おわりに

ローファイ・ヒップホップのアーティストたちは必ずしもアルバムというフォーマットにこだわらず、フィジカルとしてリリースされていなかったり、あえてレコードやカセットテープのみでリリースしていたりもしますから、その辺を掘り下げていくのも楽しいはず。

こだわりのアートワークも含めて、アーティストたちの世界観をぜひ深掘りしてみてくださいね!