作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤
J・ディラさんやNujabesさんといった伝説的なトラックメイカーたちの影響を受け、ネット発の音楽ジャンルとして今やすっかり定着した感のあるローファイ・ヒップホップ。
当サイトでも「テレワークやおうち時間にも!
Lo-Fi Hip Hopおススメの人気曲」という記事で、まずは聴いてほしい楽曲を多数紹介していますが、今回はアルバムにフォーカスした記事です!
オムニバス・アルバムやサブスクなどで曲を楽しんでいても、意外とアルバムまでは手を伸ばしていないという方も多いのではないでしょうか。
定番の作品から隠れた名盤まで、この機会にぜひチェックしてみてください。
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作業用BGMにも最適!Lo-Fi Hip Hopオススメの名盤(11〜20)
Magic SpellBROCKBEATS

自分自身を『Mr.lo-fi chill pop』と称するブロックビーツさんは日本の作曲家です。
木の葉の揺れる音や川のせせらぎといった自然音をあしらったリラックス系のサウンドがその特徴です。
伴奏としての、ラップのためのヒップホップよりは、音楽だけでちゃんと成立するような音作づくりを大切にされています。
2015年からシティポップやヴェイパーウェイブなどの音楽を配信し、あえて王道のローファイヒップホップとは異なる方向性を打ち出してきました。
2017年の『Calm Life』はまさに日本の田園風景のようなオリエンタルな雰囲気がありますが、これは細野晴臣さんの影響だそうです。
Machinegun Rap (feat. Awon)Bluntone

ブダペスト出身のブラントワンさんは、2016年リリースの『Orbiting Rawbits』の中でもピート・ロックさんやA Tribe Called Questに通ずる伝統的なヒップホップを表現しています。
そもそも彼は1990年代からヒップホップ界でプロデューサーとして活動していたようで、これまでアメリカやイギリスから多数のラッパーを客演に招いています。
アルバム内でも半分以上の曲がラップをフィーチャーしており、ローファイヒップホップという名称でブームが起こるより以前の雰囲気ですね。
Honey (I can’t tell you how much it hurts)Moow

全体的に優しくて温かみのある音が広がるムーウさんの『I can’t tell you how much it hurts』は、ロックバンドTrespassers Williamのボーカルであるロッテ・ケストナーさんを客演に迎えたり、1960年代の伝説的バンドThe Velvet Undergroundの楽曲をサンプリングしていたりと、柔らかな歌声とメランコリックで退廃的な雰囲気に彩られています。
YouTubeでは睡眠用のミックスやプレイリストに多数使用されていることからも、癒しのあるサウンドがリスナーの心を包み込んでいるようです。
Nobody Like You (feat. Ben Hughes)NINJOI.

ニューヨーク出身で現在はロサンゼルスを拠点にしているニンジョイさん。
アルバム名は正夢を表し、アーティスト名は忍者とenjoyという2つの単語をつなげた造語だそうです。
古いジャズのレコードから抽出した音を優しいビートに乗せるのはいかにもローファイヒップホップの王道といった感じですが、ご本人はアニメ『サムライチャンプルー』を通してNujabesさんを知ったことからこの音楽を形づくったとのことです。
20代という若い年齢でありながら、伝統的なジャジーヒップホップの王道を踏襲したサウンドはとても渋いですね。
just friendspotsu

ポツさんは音楽活動をちょっとした副業として活動されているようです。
とはいえ、彼の作品はアメリカの伝説的ラッパーであるエックス・エックス・エックス・テンタシオンさんにもサンプリングされるなど、高い評価を得ているのも事実。
ご自身のアーティスト名をカタカナで表記するほど日本好きのポツさん。
2018年のアルバム『just friends』の中では、日本の昔のアニメでBGMとして流れてくるような、まったりとしたサウンドを構成しています。
Bebop LoungeBebop

モロッコの出身のサイビーさんは、2017年のアルバム『Bebop』でアニメ『カウボーイ・ビバップ』をその楽曲とアートワークに取り入れています。
2015年のデビュー時から一貫してボサノバやジャズを主体とした音楽を製作されており、2021年にはロックやジャズ、そしてR&Bなどをリリースする名門アトランティック・レコードからも作品をリリースしました。
サイビーさんはローファイというジャンルを特に意識されているわけではなく、ご自身はフュージョンやAORなど1980年代のジャズがお好きなようです。
『Bebop』の内容も、まさにその時代のようなオシャレなラウンジ向けの音楽ですね。
おわりに
ローファイ・ヒップホップのアーティストたちは必ずしもアルバムというフォーマットにこだわらず、フィジカルとしてリリースされていなかったり、あえてレコードやカセットテープのみでリリースしていたりもしますから、その辺を掘り下げていくのも楽しいはず。
こだわりのアートワークも含めて、アーティストたちの世界観をぜひ深掘りしてみてくださいね!





