【2025】歌うのが難しい演歌~男性歌手編
演歌と言えば、歌のうまい歌手でないと歌いこなせない……そんなイメージがありますよね。
もちろん比較的歌いやすい曲は存在しますし、演歌はカラオケでも大人気のジャンルです。
今回はある程度演歌を歌い慣れている方に向けて、歌うのが難しい演歌の名曲たちをまとめてみました。
ビブラートやこぶしを効かせた歌いまわしなど演歌特有の特徴的な歌い方はもちろん、音域の幅の広さなども踏まえて高い表現力が必要とされる高難易度の楽曲がずらりと並びました。
本稿では男性の演歌歌手による名曲を紹介していますが、女性歌手による歌うのが難しい演歌の名曲も他の記事で紹介していますからそちらもチェックしてみてください。
【2025】歌うのが難しい演歌~男性歌手編(6〜10)
母きずなエドアルド

ブラジルはサンパウロ生まれ、演歌界初のブラジル人歌手として活躍するエドアルドさん。
かつて「演歌界の黒船」と呼ばれたジェロさんのように、完ぺきな日本語で演歌の心を受け継いだエドアルドさんの素晴らしい歌唱を初めて聴いて驚かれたという方も多いでしょう。
そんなエドアルドさんによる『母きずな』は、2015年にリリースされた記念すべきデビュー曲。
エドアルドさんと義理の母の人生を反映させた歌詞と素晴らしい歌声がリスナーの心に響き、ロングセラーを記録した名曲です。
渋く聞かせる低音からパワフルな高音まで難なくこなすエドアルドさんの歌唱力が光るメロディは簡単なものではなく、ある程度演歌に慣れている方にはぜひ挑戦してみてほしいですね。
特にサビラストのロングトーンは万感の思いを込めて、ビブラートを効かせつつも音程やリズムがずれないように意識して歌うといいですよ!
どんこ坂三山ひろし

いつの時代も歌い継がれる演歌や歌謡曲の魅力は、令和の時代になっても変わらないですよね。
2000年代後半以降の演歌界を代表する歌手の一人、三山ひろしさんによるこちらの『どんこ坂』は2023年にリリースされた楽曲で、令和に生まれた新たな演歌の名曲です。
三山さんの持つ「ビタミンボイス」がリスナーの心に優しく寄り添いながら、夫婦もしくは恋人同士の歩みを見守ってくれるような人生賛歌で泣かせてくれますね。
幅広い音域や音程の上下もそれなりに激しく、当然ながら高い歌唱力を求められるタイプの楽曲ですが、王道の演歌ということで演歌に慣れている方であればそこまで手こずるようなこともないでしょう。
全体的に音程は低めのため、低すぎると感じる方はキーを調整することをおすすめします。
薩摩の女北島三郎

『薩摩の女』と書いて「さつまのひと」と読ませる、サブちゃんこと北島三郎さんの「女シリーズ」に含まれる1968年リリースの名曲ですね。
ご自身の伝説的なキャリアはもちろん、演歌界の大御所として多くの才能ある若い演歌歌手を世に送り出し作詞・作曲家としても名高い北島三郎さんの楽曲はカラオケでも人気の曲ばかりですが、その圧倒的な歌唱力と巧みな表現力も相まって実際に歌うには難しい曲も多いです。
こちらの『薩摩の女』は王道の昭和の演歌といった趣ですが民謡的な雰囲気もあり、サビの部分の伸びやかな高音のロングトーンから落ち着いた低音へと行き来するメロディなどかなり難しい部類に入りそうです。
リズムも取りづらいタイプの曲ですから、まずは楽曲のリズムをつかみつつパートごとに練習してみるといいですよ。
命かれても森進一

イントロのムーディーかつ哀愁を帯びたサックスの音色もたまらない、森進一さんによる大ヒット曲です!
1967年にリリースされたこちらの『命かれても』は、森さんにとって初のミリオンセラーを記録した曲と言われており、1968年には歌謡映画として同曲をテーマとした映画が梅宮辰夫さんを主演に迎えて公開、多くの歌手にもカバーされ続けている演歌の歴史に残る名曲ですね。
当然ながらカラオケ人気も高い『命かれても』はさらりと歌いこなしているようにも聞こえますが、森さんらしい哀愁と色気が混ざり合う天性のハスキーボイス、卓越した歌唱力ならびに表現力であってこそですから実際に歌ってみるとなかなか難しいです。
ビブラートなど演歌らしい基本的なテクニックは確実に押さえつつ、幅広い音域を持つメロディをリズムにとらわれすぎずに、かつリズムがずれないように歌いこなせるようにしっかり練習してみましょう。
余談ですが女性でこの曲をカラオケで歌ってみたいという方は、藤圭子さんや八代亜紀さんによるカバーバージョンを選曲するのもおすすめですよ。
きよしのズンドコ節氷川きよし

この曲を耳にしてしまうと思わず体が動いて盆踊り……そんな方はきっと多いはず。
令和の今も盆踊りの定番曲として老若男女を問わず大人気の名曲『きよしのズンドコ節』は、「演歌界のプリンス」こと氷川きよしさんが2002年にリリースして大ヒットを記録した2000年代演歌の代表的な楽曲。
カラオケで歌うという方も多いとは思いますが、実は実際に歌ってみると音程も取りづらく幅広い音域も相まって高難易度の曲なのですね。
リズム自体は日本人にとってはなじみのあるものですし、何よりもまずは深い事は考えずに、昭和の時代から伝わる「ズンドコ節」の特徴な歌いまわしとリズムに乗って思い切り楽しく歌ってみることをおすすめします!