【男性向け】難易度の高い演歌の名曲
改めて説明するまでもなく、演歌を歌うには水準以上の歌唱力や表現力が求められますし、こぶしをきかせるなど演歌特有のテクニックもあって簡単なものではないですよね。
あまり演歌に興味がないという方でも、カラオケなどで演歌を歌いこなしている人は「この人は歌がうまいな」と感じるでしょう。
今回は演歌の中でも歌うのが難しい、ハードル高めの男性歌手による名曲たちをリサーチしてまとめています。
往年の名曲はもちろん、近年の人気曲も含めて歌に自信のある方にぜひカラオケで挑戦してほしい演歌を紹介していますからぜひチェックしてみてください。
ちなみに女性歌手の曲をまとめた他の記事も公開中ですから、そちらも要チェックです!
【男性向け】難易度の高い演歌の名曲(1〜10)
千曲川五木ひろし

日本が誇る歌手にして国民的名曲の数々を歌い上げてきた五木ひろしさん。
数多くの名曲の中でも1975年にリリースされた『千曲川』は、長野県を舞台とする代表作の一つですね。
三拍子のリズムに乗せて伸びやかに歌われるメロディは、Aメロの低音からサビの高音まで幅広い音域を持つ難曲。
五木さん自身も「迂闊には歌えない」と評しているほどです。
低音部分で言葉が濁らないよう注意しながら、豊かな旅情を込めて歌うのがポイントですよ。
望郷じょんから細川たかし

天性の伸びやかな高音と民謡のバックグラウンドに裏打ちされた卓越した歌唱力、表現力で知られる細川たかしさん。
本作は1985年にリリースされた代表曲の一つで、イントロの鮮烈な三味線の音色と民謡的な細川さんの歌唱に圧倒される名曲中の名曲ですね。
素人でもこの曲を歌いこなす難しさは冒頭だけで理解できますが、やはり民謡的なパートが一番の難所と言えるでしょう。
とはいえメインパートも細川さんらしい力強いハイトーンかつロングトーンで魅せる歌唱が多く登場しますし、相当な肺活量を要求されますね。
民謡のパートはリズムを取ることも非常に難しく感じるはずですから、原曲を何度も聴いてリズムとメロディを体に覚え込ませるようにしてみてください。
望郷森進一

昭和演歌の名曲として知られるこちらの曲、森進一さんの深みのある歌声と抜群の表現力が光ります。
生き別れた恋人を想う女性の切ない思いが、情感豊かに歌い上げられていますね。
1970年12月にリリースされて以来、多くの人々の心を掴んで離さない楽曲です。
森さんの18枚目のシングルで、ベストアルバムに必ず収録される代表曲の一つになりました。
演歌独特の表現や繊細な感情を込めた歌唱が求められるため、歌うのは相当難しいでしょう。
でも、故郷を離れて暮らす人や、遠く離れた人を想う方にぜひ聴いてほしい一曲です。
男の港鳥羽一郎

漁師の父と海女の母を持つ鳥羽一郎さんは、まさに「海の男」にふさわしい演歌歌手ですね。
1986年にリリースされたこの楽曲は、NHK紅白歌合戦でも披露された人気曲です。
海や漁師の生活をテーマにした歌詞と力強いメロディが特徴的で、鳥羽さんの歌唱力が存分に発揮されています。
全体的な音程は低めですが、ビブラートを効かせつつ歌詞をはっきりとした発声で聞かせる点が難しいですね。
低音のメロディを安定して歌いこなすには、相当な技術が必要です。
ビブラートが苦手な方は、明瞭な発音で歌詞をしっかりと届けることに重点を置くのもいいでしょう。
海や漁師の世界に思いを馳せたい方におすすめの一曲です。
古城三橋美智也

時を経ても色褪せることのない、哀愁漂う日本の名曲と言えば、この楽曲が真っ先に浮かびます。
叙情的な歌詞と深みのある旋律が見事に調和し、聴く者の心を揺さぶります。
荒廃した城の姿を通して、失われた栄光や過ぎ去った時代への郷愁を歌い上げる、まさに演歌の真髄とも言える一曲です。
1959年のリリース以来、多くの人々に愛され続け、カラオケの定番曲としても親しまれています。
しかし、その歌唱の難しさは折り紙つき。
三橋さんの特徴的な声質と表現力、そして幅広い音域を要する旋律は、歌い手を試すかのようです。
それでも、人生経験を重ねた方々にこそ、ぜひ挑戦してほしい楽曲です。
涙のひとり酒青山新

恋人を亡くした人の心情を切々と描いた本作は、青山新さんの代表曲の一つとなることでしょう。
深い悲しみと孤独感が見事に表現され、聴く人の胸を締め付けるような歌詞と哀愁漂うメロディが心に沁みます。
青山さんの透明感のある歌声が、この切ない世界観を見事に引き立てており、特にサビの部分での情感豊かな歌唱が印象的です。
ビブラートや抑揚の付け方など、演歌特有の歌唱テクニックが要求される難易度の高い楽曲ですが、その分だけ歌い手の感情を存分に表現できる曲でもあります。
カラオケで挑戦する際は、歌詞の情景を思い浮かべながら、力を抜いて歌うことがポイントですね。
北海港節三山ひろし

高知県出身の演歌歌手、三山ひろしさんによるこちらの曲は2023年にリリースされた楽曲で、漁師の生き様を力強く歌い上げています。
三山さんの「ビタミンボイス」と呼ばれる温かみのある声質が、漁師の苦労や覚悟を情感たっぷりに表現。
荒波に立ち向かう男の姿を描き、家族や師匠との絆も織り交ぜた人生賛歌となっています。
ガンガン演歌と呼ばれる激しいテンポと力強い歌唱が特徴で、幅広い音域や激しい音程の上下、豪快な歌い方など、かなりの歌唱力を要する難易度の高い楽曲です。
演歌に慣れた方でも、この曲をマスターするには相当な練習が必要でしょう。
カラオケで歌う際は、まずはリズムをつかみ、パートごとに練習することをおすすめします。