長い歴史を持つロック。
その中でもアメリカのロックは劇的な変化をとげていきました。
現在はアメリカン・ロックといえば、パワーコードを多く用いた力強いサウンドをイメージする方が多いと思います。
もちろん、そういった特徴はしっかりとあるのですが、そこにいたるまでの変化にも魅力があります。
今回はそんなアメリカン・ロックを語る上で外せないロックバンドをピックアップしました。
それぞれのバンドにオリジナリティーや魅力があるので、ぜひ最後までご覧ください。
偉大なアメリカのロックバンド【All Time Best】(1〜20)
CrazyAerosmith

代表曲『Crazy』などで知られる、アメリカンロックの生ける伝説、エアロスミス。
彼らの一番の魅力はロックを貴重にしながらも、『Dream On』などのクラシカルなバラードや『Just Push Play』などのファンキーなアッパーチューンまで作り出せる幅広い音楽性です。
また、ボーカルのスティーブン・タイラーさんのホイッスルボイスとシャウトを混ぜたような独特の高音が、それらの楽曲をより魅力的にしています。
1970年代初頭からいくつもの名曲を生み出してきた彼らは令和の時代になってもその力は健在です!
これからの活やくにますます期待したいですね。
Black SummerRed Hot Chili Peppers

アメリカのロックシーンは1970年代頃に人気に火がつきました。
その長い歴史の中でも比較的新しいスタイルのロックを開拓したのがレッド・ホット・チリ・ペッパーズです。
ヒップホップやファンクの要素をロックに積極的に取り込んだ彼らの楽曲は2000年代の新たなロックシーンを引っ張ってきました。
特に単音カッティングなどを得意とするギターのジョン・フルシアンテさんは「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」に2003年、2011年の2回で選ばれ、ギタリストとしての評価も非常に高いことで知られています。
彼らの楽曲はギターに注目して聴いてみるのもオススメですよ!
Sweet Child O’ MineGuns N’ Roses

どこかノルタルジーな雰囲気が魅力の『Sweet Child O’ Mine』や、アメリカらしいセクシーさ前面に押し出した『Welcome to the Jungle』などの名曲で知られるガンズ・アンド・ローゼズ。
特徴的な声質のアクセル・ローズさんのボーカルや、ペンタックスケールというシンプルな音階を多用したスラッシュさんのギターは聴いていてクセになってきます。
2007年に『Use Your Illusion』以来17年ぶりとなるスタジオアルバム、『Chinese Democracy』をリリースした彼ら。
今後の新たな活動にも注目したいところですね!
Separate Ways (Worlds Apart)Journey

ジャーニーは1973年にサンフランシスコで結成されたアメリカンロックバンドです。
彼らの音楽はジャズロックやプログレッシブロックの影響から始まり、アリーナロックと呼ばれるスタイルへと進化しました。
ニール・ショーンさんの卓越したギターワークとスティーブ・ペリーさんの感動的なボーカルは、感情豊かなバラードからパワフルなロックナンバーを創り出してきました。
『Infinity』『Escape』『Frontiers』といったアルバムは、数多くのヒットを生んでいます。
特に『Don’t Stop Believin’』は、今も多くのファンに親しまれる永遠の名曲です。
売上1億枚を超えるという圧倒的な記録と、ロックの殿堂入りを達成したジャーニーは、アメリカンロックの歴史にその名を刻んでいます。
Smells Like Teen SpiritNirvana

アメリカ、ワシントン州出身のニルヴァーナ。
彼らは、「薄汚い」という意味をもつ、グランジというジャンルのパイオニアとしても歴史に名を残しました。
ボーカル・ギターのカート・コバーンさんの静と動のコントラストが美しいギターとダウナーなボーカル、クリス・ノヴォセリックさんのストレートなベース、デイヴ・グロールさんの抜けのよいドラムスが一体となって気持ち良いサウンドを聴かせてくれます。
彼らは代表曲『Smells Like Teen Spirit』でよく知られていますが、荒削りな『Breed』、退廃的な世界観が美しい『Heart-Shaped Box』もオススメなのでよかったら聴いてみてくださいね!