現代でもさまざまな創作に登場することで人気の剣豪、宮本武蔵の名言
江戸時代初期の剣術家として実在し、演現代でも劇、小説、漫画、映画といった創作において取り上げられることも多い兵法家、宮本武蔵氏。
老若男女誰もが一度は耳にしたことがあるであろう偉人なのではないでしょうか。
また、芸術家としての顔も持っており、水墨画や木刀などの工芸品が現在でも各地の美術館に存在しています。
今回は、そんな宮本武蔵氏が遺した名言にスポットを当ててみました。
多才だった偉人による名言は、きっと人生を照らしてくれますよ。
現代でもさまざまな創作に登場することで人気の剣豪、宮本武蔵の名言(1〜10)
千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす。宮本武蔵

あなたはダイエットをしたことがありますか?
「痩せるぞ!」と思って始めてみるものの、なかなか続かないのが現実なのでは?
。
ダイエットだけでなく、勉強、筋トレ、日記なども同じく、どうして続かないのか?
不思議なくらいです。
宮本武蔵さんのこの言葉に出会い「鍛錬」の言葉の重さを感じたのは私だけではないでしょう。
武蔵さんにしてみれば何かを続けること、鍛錬は練習ではなくもう「修業」の域なんですよね。
決して届くことのない理想を掲げ、その理想に近づけるように鍛錬する。
一途に頑張っている人にこそ響く言葉でしょう。
我、事において後悔せず。宮本武蔵

小さなもの、大きなものの差はあるにせよ、大なり小なり「後悔の連続で人生は成り立っている」と勝手に思っています。
不毛な時間になることの方が多いのですが「あのとき右を選んでいれば」「あのときすぐに動き出していれば」ととりとめもなく後悔することもまた人生なのだと。
でも、本当は誰もが武蔵さんのようにまっすぐ前だけを向いて進んで生きたいんですよね。
「後悔はあるが後悔はしない」そんな雄々しさ、見習いたいものです!
一生の間、欲心を思わず。宮本武蔵

人はよく欲望に支配されますよね。
欲望まみれの一生を送る人もきっといるでしょう。
そんな中で宮本武蔵は欲を持たないと言い切っています。
欲を持つと自分がダメになるのをよくわかっていたのかもしれません。
ストイックな人ですよね。
そして少しならいいだろうと思って欲を持つとそれに引っ張られ、自分が究めようとしていた道がだめになる、だから持たないという決心の現れのような名言でもあります。
みなさんも欲望に支配されそうになった時はこのセリフを思い出してください。
現代でもさまざまな創作に登場することで人気の剣豪、宮本武蔵の名言(11〜20)
何れの道にも、別れを悲しまず。宮本武蔵

今年から一人暮らしを始めた方、進学を機に上京した方、就職して故郷を離れた方、そんな中にいろいろな別れもあったことでしょう。
慣れ親しんだ場所を離れるのは寂しいことであり、いくばくかの不安もあり、もちろん両親や友達と離れてしまうことも同じく……。
今ほど交通機関が発達していなかった宮本武蔵さんの時代、「別れ」といえば死別に似た響きもあったかもしれません。
そんな別れにさえ心を悩ますことなく武蔵さんは生きたのだなあと。
空を道とし、道を空とみる。宮本武蔵

マンガ『北斗の拳』に登場する人物で意外に人気があるのが雲のジュウザ。
その自由奔放な性格が愛されキャラとなったのでしょう。
毎日、学校、会社に通っているとすべてがイヤになる日もあると思います。
「誰かの敷いたレールなんて!」としゃく子定規な生き方を止めたくなることもあるでしょう。
そんなときはぜひこの武蔵さんの言葉を思い出してください。
心が羽ばたき、自由に道を進めるような気持ちになれるので。
「自分の生き方を決めるのは自分だよ」そんなことさえ諭されているようにも思えます。
身を浅く思ひ、世を深く思ふ。宮本武蔵

この言葉はいくつかの解釈ができると思いますが、自分のことはそこまで重要視せず、世の中のことを深く考えろということととる訳が多いようです。
もしくは、自分中心の考えをやめ、客観的に広く世界を見ろという意味もあるかもしれません。
自分を粗末にするのは間違っていますが、間違った自分を大切にする方法もまた違いますよね。
自分を見失いそうになったとき、ぜひ自分の立ち位置について。
そして自分にフォーカスしすぎていないか考えてみてください。
道においては死をいとわず思う。宮本武蔵

宮本武蔵は剣の道を究めた達人ともいえますが、彼の名言の中にこちらの言葉があります。
自分の道を追求するためには死をも恐れないといった意味です。
これを読んでいる皆さんも、こんなに大きい道ではなくてもなにかの道や信念を貫こうとしたことがあるのではないでしょうか。
そんな時に必死の思いでそれをやり遂げたり究めたりすることが大切だと武蔵は言っています。
そのことが人を成長させたり、その道をより崇高なものにしていったりするのではないでしょうか。