【大分むぎ焼酎二階堂】郷愁を誘う歴代CMまとめ
大分県で作られているむぎ100%の焼酎二階堂。
二階堂のCMは1987年から放送されており、毎年新しいCMが放送されるんですよね。
商品の紹介や飲むシーンはほとんど登場せず、各地の自然や町並み、身の回りの風景などを印象的に切り取った芸術的な映像が特徴なんですよね。
さらに「二階堂のCMと言えば」というほどに印象的なのが、独特の空気感を持った語り。
郷愁を誘い、心の奥にグッと語りかけてくるようなこれまでCMは、放送スタート以来根強いファンを獲得しているんですよね。
この記事では二階堂のCMを網羅し、独特の世界観を紹介していきますね。
【大分むぎ焼酎二階堂】郷愁を誘う歴代CMまとめ(1〜10)
二階堂酒造 大分むぎ焼酎 二階堂「一人の時間・旅」篇

この「一人の時間・旅」篇も渋い映像と秀逸なキャッチコピーが特徴で、ある程度経験値を積んだ大人にのみ刺さる内容に仕上がっているんですよね。
電車に乗って飲みながら移動して、知らない街を歩いたり、昔ながらの食堂で食事をしたり……派手さはありませんが日常から離れた自由な一人旅は見ている者の旅情、哀愁をこれでもかと喚起するはず。
大人にのみ許されたたしなみの豊かさを感じながら見てください。
二階堂酒造 大分むぎ焼酎 二階堂「旅する言葉」篇

距離や時間をこえて遠くへと届く言葉、手紙に注目した温かい雰囲気のCMです。
手紙として書かれた言葉が残り続ける様子が、旅をしてきた壮大な自然の風景とあわせて描かれています。
紙に言葉を書いているときのペンの音も印象的なポイントですね。
大分むぎ焼酎二階堂は最後に読み上げられるだけではありますが、それまでの映像の雰囲気から積み重ねてきた歴史や自然を支える思いがイメージされますね。
二階堂酒造 大分むぎ焼酎 二階堂「夜の向こうへ」篇

夜の町を優しく照らしてくれる月の姿に思いをはせる様子を、映像と言葉で伝えるCMです。
海や空などの自然の風景だけでなく、家庭や舞台セットとも合わせて月が描かれることで、人々と月との密接なかかわりが伝わってきます。
軽やかなリズムのBGM『南蛮プラネッタ(遊星)』も印象的で、月の優しい光や夜のゆっくりと過ぎていく時間がイメージされますね。
最後に「大分むぎ焼酎 二階堂」の商品名がアピールされることで、日常に気楽に取り入れてほしいという思いも伝えているような内容です。
【大分むぎ焼酎二階堂】郷愁を誘う歴代CMまとめ(11〜20)
二階堂酒造 大分むぎ焼酎 二階堂「本を読む人々」

2019年に公開された「本を読む人々」篇。
二階堂のCMといえばノスタルジーなものが多いですが、こちらは音楽も映像の雰囲気も明るいですね。
近代はネット社会になり、SNSでの個人的な発言すらニュースに取り上げられてしまう時代。
そんな中ひとりで、ただただ静かに本の世界にひたり胸を躍らせる時間というのは案外貴重なのかもしれませんね。
映像には福岡県の門司区港町、旧大阪商船、須崎公園などが使用されています。
二階堂酒造 大分むぎ焼酎 二階堂「旅人の車窓」篇

1999年の大分むぎ焼酎二階堂CM「旅人の車窓」篇です。
数十秒間ですが、木製床の昔懐かしい古い電車で旅ができるすてきなCMです。
深い緑をかき分けて走る電車の車窓は見渡す限りの緑。
そして、ラストシーンには白い服を着た男女が、枕木が取り外され廃線となった道を歩いていく。
断片的な映像ながら、とてもロマンチックな仕上がりです。
二階堂酒造 大分むぎ焼酎 二階堂「黄昏の想い出」篇

何も知らなかったころの自分を愛おしく感じつつ、今まで歩んできた人生を背に進む……大分むぎ焼酎二階堂のCMはどれも本当に、ノスタルジーな気分にさせられますね。
『黄昏の想い出』篇は2011年に放送されたもの。
古い日記を1ページ1ページめくるような映像に、見たことない景色なはずなのに「懐かしい」と思ってしまいます。
あなたなら、過去の自分に出会ったとき、どんな言葉をかけるでしょうか。
いろいろな想像がふくらむCMですね。
二階堂酒造 大分むぎ焼酎 二階堂「森のオルガン」篇

1991年に公開された「森のオルガン」篇。
映像では、森の中にオルガンと学校で使う机とイスが並べられていますね。
こちらは大分県の大分郡湯布院町にある山下湖近くで撮影されているそうです。
自然豊かな映像と、そんな中で私たちは育つという語りの内容には、時間に追われ忙しなく過ごしている日々を少しだけ重ねてしまいそうになります。
本当は何者にもとらわれず自由に生きたい。
そんな本能を刺激されるようなCMです。